ローマ法王葬儀 (産経新聞) - goo ニュース
わたしは『法王』という書き方に違和感があります。ローマカトリックの長の地位は『皇』の字を当てるのが歴史的な実情に合致するとおもうからです。ですから、バチカンは『法王』とは表記せず『教皇』と表記します。「2ちゃん」の名無しさんの書き込みによれば、当初バチカンが日本国外務省に『法王』の字で登録申請しそれが受け付けられたあと、バチカンが『王』は『皇』の下だと気付き、修正を申請したところ、日本国外務省は一旦登録されたものは政変などで政体が変わる等の事情がない限り修正には応じられないとし、現在に至っているそうです。本当なら、日本国外務省は相当の石頭ですな。結局、日本のマスコミは外務省の正式表記通り『法王』と表記していますが、学術会では『教皇』と表記するというねじれ状態がずっと続いているそうです。そういえば昔、世界史の教科書に『教皇』と書いてあった記憶があります。わたしは『法王』ではなく『教皇』と表記することにしています。
それはそうと、我が日本国は教皇の葬儀に川口順子首相補佐官(閣僚級)・前外相を派遣するとか。教皇が亡くなられたとき派遣されるのが川口だったりしてね、と冗談で友人と話していましたが、まさか本当に川口とは。政府の正気を疑いますね。アラファトの葬儀のときも川口でしたから、政府見解としては教皇とアラファトは同格ということなんでしょう。形式的にいえばアラファトもパレスティナ暫定政府の元首格なのだから教皇と同格と言えなくもないですが、いかにもそれは非常識でしょう。特に冷戦が終り多国間外交の重要性が増している現在、また、常任理事国入りが微妙なこの時期に、こういう先例主義的選択をするとは、なんたるちあサンタルチア。呆れてものが言えません。まだ間に合うので、政府は川口以外の人物を追加派遣してくれ。小泉首相が一番適任ではあるけれど、現実的選択肢としては宮沢喜一元首相あたりが妥当かとおもいます。
余談ですが、教皇選挙(コンクラーベ)には日本人が二人参加します。浜尾枢機卿(バチカン移住・移動者司牧評議会議長(閣僚級)・前横浜教区司教)と白柳枢機卿(元東京教区大司教)です。浜尾枢機卿は昭和天皇の侍従(長?)だった浜尾実氏の実弟です。そういう出ですから、浜尾枢機卿はバチカンにとって日本の上層部への布教のてこ入れにもってこいの人物と映ったのかもしれません。あれよあれよという間に出世しましたから。もっともヨハネ=パウロ二世が浜尾枢機卿の働きに非常に満足していたからバチカンに呼ばれたという噂もあります。この浜尾枢機卿が横浜の司教だった時わたしはお会いしたことがあります。当時は浜尾実氏の実弟だということは知らなかったのですが、他の機会にお会いした別の司教と異なり、気さくな中にも威風堂々とした雰囲気を漂わせてていたことが強烈な印象として残りました。後になって出自などを知り、あれが出自というか遺伝子から来るオーラなのかなとおもったことを憶えています。
わたしは『法王』という書き方に違和感があります。ローマカトリックの長の地位は『皇』の字を当てるのが歴史的な実情に合致するとおもうからです。ですから、バチカンは『法王』とは表記せず『教皇』と表記します。「2ちゃん」の名無しさんの書き込みによれば、当初バチカンが日本国外務省に『法王』の字で登録申請しそれが受け付けられたあと、バチカンが『王』は『皇』の下だと気付き、修正を申請したところ、日本国外務省は一旦登録されたものは政変などで政体が変わる等の事情がない限り修正には応じられないとし、現在に至っているそうです。本当なら、日本国外務省は相当の石頭ですな。結局、日本のマスコミは外務省の正式表記通り『法王』と表記していますが、学術会では『教皇』と表記するというねじれ状態がずっと続いているそうです。そういえば昔、世界史の教科書に『教皇』と書いてあった記憶があります。わたしは『法王』ではなく『教皇』と表記することにしています。
それはそうと、我が日本国は教皇の葬儀に川口順子首相補佐官(閣僚級)・前外相を派遣するとか。教皇が亡くなられたとき派遣されるのが川口だったりしてね、と冗談で友人と話していましたが、まさか本当に川口とは。政府の正気を疑いますね。アラファトの葬儀のときも川口でしたから、政府見解としては教皇とアラファトは同格ということなんでしょう。形式的にいえばアラファトもパレスティナ暫定政府の元首格なのだから教皇と同格と言えなくもないですが、いかにもそれは非常識でしょう。特に冷戦が終り多国間外交の重要性が増している現在、また、常任理事国入りが微妙なこの時期に、こういう先例主義的選択をするとは、なんたるちあサンタルチア。呆れてものが言えません。まだ間に合うので、政府は川口以外の人物を追加派遣してくれ。小泉首相が一番適任ではあるけれど、現実的選択肢としては宮沢喜一元首相あたりが妥当かとおもいます。
余談ですが、教皇選挙(コンクラーベ)には日本人が二人参加します。浜尾枢機卿(バチカン移住・移動者司牧評議会議長(閣僚級)・前横浜教区司教)と白柳枢機卿(元東京教区大司教)です。浜尾枢機卿は昭和天皇の侍従(長?)だった浜尾実氏の実弟です。そういう出ですから、浜尾枢機卿はバチカンにとって日本の上層部への布教のてこ入れにもってこいの人物と映ったのかもしれません。あれよあれよという間に出世しましたから。もっともヨハネ=パウロ二世が浜尾枢機卿の働きに非常に満足していたからバチカンに呼ばれたという噂もあります。この浜尾枢機卿が横浜の司教だった時わたしはお会いしたことがあります。当時は浜尾実氏の実弟だということは知らなかったのですが、他の機会にお会いした別の司教と異なり、気さくな中にも威風堂々とした雰囲気を漂わせてていたことが強烈な印象として残りました。後になって出自などを知り、あれが出自というか遺伝子から来るオーラなのかなとおもったことを憶えています。
今の天皇が百済あたりから来たとしても、まあいいじゃないですか。少なくとも1500~1600年は日本にいるんですから。ただ、古代の日本と半島との関係からすれば、せいぜい当時の天皇家と百済王室との間に縁戚関係のようなものがあったくらいではないかとおもいますが。なんにしても渡来人のもってきた文化を含めて日本民族が成り立っているのですから、天皇家がその昔半島からやってきた者の子孫だとしても個人的にはどっちでもいいです。