釜石最後の芸者さん 偲ぶ会

　釜石最後の芸者と言われた先生が、１月６日。８９歳でお亡くなりになられました。

藤間千雅乃（ふじま　ちかの）先生。

　先生とのご縁は、津波の教訓を歌ったスタコラ音頭のご縁です。
スタコラ音頭をＣＤにする際に、釜石出身である私が歌わせていただくことになりご縁をいただきました。
　
釜石市長さんへＣＤ５００枚を寄贈したときの写真。　写真中央が藤間先生。
　　
♪スタコラ音頭　ＣＤ（非売品）　　

ハァ　スタコラサッサ　
地震だ　強いぞ　津波が来るぞ
ハァ　スタコラサッサ
悔しいけれど　津波にゃ勝てぬ
それ　お逃げんせ　命があっての物種よ
ハァ　スタコラサッサと逃げましょう　～


先生ご自身はなんと、４度の津波を経験され、東日本大震災でも家を流され、仮設住宅で暮らしながらも、三味線を弾き、歌い、踊り・・・
精力的に活動をされていらっしゃいました。

津波の恐ろしさ、教訓を伝えなければ・・・と、スタコラ音頭にも振りを付けて、盆踊りに踊ったり・・・と。

大切な三味線はガレキの中から、お孫さんが見つけてくれたんだそうです。


２０１４．５月。　東京で開催された「釜石はまゆり会の集い」より。　♪浜歌　を歌う藤間千雅乃先生。


♪　スタコラ音頭　　ステージ一番左、観音めぐみ。　右端、藤間千雅乃先生。


７０年のキャリア素晴らしさは、、、言葉でとても言い表すことは出来ませんね
たった一度の最初で最後のご一緒のステージ、私にとっても宝物です。

釜石浜歌　　とても素敵なステージを拝見させていただきました。


ほんの短いご縁でございましたが、ご縁をいただきましたこと有難く、感謝しております。

先日、先生を偲ぶ会が釜石の幸楼にて開催されまして、私も出席して参りました。

　　　　

改めて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。。。