うるしブログ

漆原良成のブログです

屋台組立-パート2

2005-11-28 23:27:24 | Weblog
これから屋台に取り付けられる彫り物の数々。

まずは蔵から出して、全部並べてはたきを掛けたり
ふいたりして出番を待っている。

彫り物はもちろんすごいものなのだが
そのほかの漆塗りや彫金にも目を見張るものがある。

また、これらをしまっておく箱のふたの
裏側には作った時期、当時の町内の人の名前だとか
墨書で記録されている。

江戸時代の年号が軒並み登場して歴史の古さを実感するのだ。

これらを運ぶときは慎重に運ばなければいけない。
素手で触ると、手の油がつき、そこから悪くなる
と言われ、絶対手袋着用だ。

また、これらを万が一またごうものなら
町内の長老に
「またぐなー!おめーの替わりはいくらでもいるけど、
彫り物はこれしかねえんだー、ばかやろー」
とすぐさま一喝される。

これらが全部取り付けできて
完成するのは午後3時くらい
しかも今年は屋台芝居の張り出し舞台
も組み立ててみると言う。
寒くなり始める。

私は仕事がどうしてもあるので
途中で帰らしていただいた。

12月3日の夜祭本番まであと5日。