うるしブログ

漆原良成のブログです

怪しい3人

2005-11-17 20:46:37 | Weblog
誰?この人たち?
と思われるだろう。

実は、「高齢者疑似体験プログラム」 の真最中なのだ。

商工会議所青年部の例会で、この街は
高齢者に優しいか実際に体験してみよう、
そしてこれからの街づくりのヒントにしていこう
と企画された。

講師の先生がおっしゃるには、学校とか
福祉の勉強にはよく呼ばれるが
街づくりのために体験してみようと言うのは
初めてだそうだ。

テレビなどでは見かけたことはあったが
実際に体験してみるとここまで不便なのか
と驚いてしまう。

身にまとったセットをご紹介しよう。

靴型サポーター・・・関節を固定
ひざサポーター・・・ひざを固定
ひじサポーター・・・ひじを固定
手袋、手サポーター・・指先の自由を奪う
めがね・・・白内障時の色
耳栓・・・難聴
チョッキ・・・おもりを入れる
手首と足首・・・おもりを巻く

以上、推定80歳の高齢者の出来上がり。
あくまで体験なので、安全のため片方だけ。

それでも結構きつい。階段の上り下り、
自動販売機でジュースなど買おうものなら
小銭が取りづらく、
何でこんな下のほうから取らなきゃいけないんだ
と腹が立ってくる。

世の中の多くが高齢者のためには
作られていない実態がよーーく判った。
地場産の前でやったので、はとバスから降りてきた
観光客の人たちがびっくりしていた。

誰が見ても怪しそうでした。

私も仕事で補聴器を扱っているので
もっと高齢者の立場になって
対応しなければとつくづく感じた。

明日から高齢者にやさしく接しよう。