株式会社プランシードのブログ

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その138.多田浩造帰還しました。

2014-04-21 07:43:48 | 制作会社社長の憂い漫遊記
四国ツアー最終週の道中は雨。また雨やんか。
とほほ…それでも西条についたら雨はどうにかこうにか止んだが、
ど~も雲息が怪しい。
3週連続で週末が崩れているが、雨女か雨男がいるのか?
断っておくが私ではない。断じて私ではない。


  なんで雨なん…

現場に到着すると、前日に設営はほぼ完了していた。
さすがに3回目ともなると設営は段取りよく進んでおり、微修正のみ。
午後からのイメージトレーニングも快調。
15時には皆さん帰り支度、
我々もホテルに向かえるほどだった。
これで明日の本番2回もバッチグーか!?
かといって心配がないわけではない。
キャストの重要どころは2名だが
ここにきて1名が変更になっていることを今日知る。
この2名の腕次第で商品がよく見えたり、見えなかったりと、
重要な役どころなのだが…
そこは今回も美のカリスマMC・藤本典穂さんだから
心配はないか?
今夜は西条名物・鉄板ナポリタンを一緒に食って
明日に備えることにする。


  美のカリスマ・藤本さん。
  今日も移動中はずっと寝てた。
  本人曰「睡眠学習」

そして翌日。雨こそ降ってはいないが強風。寒い。
ストーブに、温かい飲み物がほしい。なんて贅沢はさておきいざ出陣。
開始は俗に言う松山タイムで10分遅れ、
しかしお客さまは予定の1.5倍。クゥ~、クゥ~、クゥ~。
藤本さんのいつものご挨拶でショーはスタート。

スポンサーから協力いただく助手さんは昨年入社の新人さんだが、
昨年12月の松山でのショーでいい動きを見せた青年が
今回もついてくれ、私とのイキもピッタリ。
まさにイク時は一緒よ!
事あるごとに彼のような助手さんをバックアップにつけてほしいと
スポンサーの部長さんには懇願してきたが、今回は願いがかなった。
彼は昨年の新入社員で今は仕事を覚えるため雑事全般の担当だが、
キレのいい動きを見ていると、
来年はきっとセールススタッフに昇格しているだろうから
今回が最後の助手となるだろう。

断言できるが、仕事はメインスタッフでシマルのではない。
力量のある助手がいるか、いないかでシマルかシマラナイかが決まる。

映画でいえば、たいてい腕のあるカメラマンほど、
機転の利く能力のある撮影助手を囲っている。
だから仕事もシマり、カメラマンの評価も上がる。
しかし自分にとっていい助手だから離したくない。
そうなると、いい助手ほどカメラマンに昇格できない。
私がまだペイペイのころついた劇映画は
日本を代表する豪華スタッフ陣が勢揃いの作品だったが、
カメラマンは小栗康平監督と「泥の川」を撮った安藤庄平さんで
撮影助手は喜久村徳章さんだった。
喜久村さんはすでにこの時、カメラマンの技量を持っていたが、
安藤さんが離さず、ご本人も「安藤さんに命捧げます」状態だった。
その後、遅咲きながらカメラマンになり、
サイコスリラーの名作で役所広司さん主役の「キュア」(黒沢清監督)や
スッチーバラエティーの「ハッピーフライト」(矢口史靖監督)を
撮影するなど、今では引っ張りだこだ。

いい助手がつくと現場はシマル。
助手は便宜上、助手と呼ぶが、
実は助手という役職の責任あるポジションなのだ。
助手を助手と呼んで蔑んだり、八つ当たりする奴はイマイチの人種である。
そんな人種はいずれ自爆するのでほっておけばよい。
スタッフを大事にできない監督は結局現場がまとめられない。
何度もそういう方を見てきたから間違いない。



  帰路となる徳島道、曇り空の隙間からの陽の光で
  両サイドの山肌は若葉萌ゆ。

さて四国ツアー最終日は危惧したこともなく
午前・午後の計2回のショーも、
MC藤本さんの睡眠学習?が効いてバッチリ!
「とってもいいんじゃない」ということで本日終了。
好評につき来年もバージョンアップした新メニューとして
四国を奮わすにちげぇねぇ。
お疲れ様でした~っ。

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