とりあえず 記録として残しておこう。
彼女とは娘の口利きで付き合いはじめたのだ。(当時彼女が45歳ころか?)年上のお姉さんに憧れがあったのもあり了解した。
還暦を数年過ぎて がんに罹患し手術を受けた後、すっかり引きこもりになってしまって
この一年 呼びかけても ずっと部屋に篭りっきりでまったく外に出てこなくなってしまった。
そんななか先月20日(夜)家族が部屋をのぞいたら眠りながらそのままだったそう。
訃報を聞き自分は親類でもないし単純に色欲だけで繋がっていたものだからどうも居心地が悪い。
しかし縁者ではある。
長い付き合いだし片隅にでも葬儀に参加したいと娘に連絡したところ”きていいよ”とのこと
葬儀当日 棺に花を入れて(小顔美人である)お別れをする。
火葬が終わるまでの時間ぞろぞろ娘の家族を引き連れファミレスで時間をつぶす。
食事が進んだ頃、店員がやってきて何かと思ったら「トッピング素材を間違えたので正しいトッピング素材を今一度提供させていただきます。」とのこと
故人が天国から自分の皿に天ぷらを追加で奢ってくれたと思いありがたくいただくことにした。
牡蠣天のトッピングをおごるぐらいが 今できるあのひとの精一杯だったのだろう。ありがたいと感じた。
生きてる間に キミのお骨まで拾うよ と冗談で話していたがこうして現実になってしまった。
今頃は今世の生き様に見合った階層世界にいると思う。 もう病気も借金も貧乏も無知も、、、何にも関係ないから、、、そこはうらやましい
隣に座った残された娘の喪服仕様をながめて 相変わらず「推し」は綺麗やな そば食いながら そんなことをぼんやりと考えた。