退院

入院して、丸２ヶ月と３分の１
７３日目　
義父が本日　退院した。

長くいたので、病室を立ち去る寂しささえ感じた。
いろんな思いが、胸の中で交錯する。
今日の担当の看護師さんは、一番気さくで頼りになる感じの人でよかった。
昨晩、考えながら、あの人には挨拶したいな・・と思っていた人だ。
同居はしていない嫁だけど、事情をおわかりなので、
ストマの交換の仕方を教えてもらう。

退院直前に、何度かまた熱を出し、退院が延びるかと思った。
本当は、明日のはずだったが、
たかが、そんなことで・・と詳しくは書けないが
家庭の事情で、今日になった。
退院後の、介護生活の大変さに比べたらたいしたことのない問題で今日になった。

そして、いよいよ退院しますと言った２時が迫る直前に雲行きがあやしくなり
５分ほど早めようとしたら、肝心な義母と弟もその場にいなかった。

そのまま、リハビリの先生と今日の担当看護師さん、看護師長さんに
玄関先駐車場まで見送っていただき、仕事を早退した夫の車に乗った。
義父が笑顔だったので、看護師さんが「こんな笑顔初めて見た」と言われた。
私は、何度か見ていたけど、看護師さんには、いい顔してなかったのね。。
仕方ないけど。
いよいよ、車で出発するときも、義母は現れず。。。
後で、大降りになったけれど、幸いまだましなうちに帰れた。


今、心も身体も　倦怠感がある。

義父が、笑顔で、家に帰る元気そうなことだけが救いだ。
でも、これから、どうなるんだろう。
いろんな人に「無理よ・・・」と言われた。

明日もあさっても、午前中、少し見に行く予定。
訪問入浴の説明も受けなければならない。
夫のいない平日は、私が対外的な話を引き受ける。

詳しい事情を知らない人に、メールで
「退院おめでとう」と言われ、複雑な気分。

もちろん、父本人にとっては、おめでとう　です。
よく痛さに耐え、がんばった。
えらいよ。お父さん。