ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】ドント・ウォーリー・ダーリン…医者に養われながらヒモとして暮らした方が幸せなんじゃないか?問題

2023-08-19 19:35:07 | 映画・DVD
本日は、2023年8月19日(土曜日)です。
孫娘👶の風邪・発熱症状は治ってきたよ言うですが、妻と娘が調子崩して寝込んでいる状況です

私は、家にいてダラダラ…
「Netflix」「モンキー・キング」🐵
「Disney+」で「マンダロリアン(Chapter18 マンダロアの鉱山)」を観ました。



以下は、映画鑑賞記録です



「ドント・ウォーリー・ダーリン」☕️🍳
監督 :オリヴィア・ワイルド
出演 :フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、オリヴィア・ワイルド
制作年:2022年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Don't Worry Darling



2023年8月14日(月曜日・夏季休暇中)の昼間17:00頃までにかけ「Netflix」日本語吹替版で鑑賞しました。
この日、たまたま観た映画は、ジェームズ・フランコ監督「フューチャーワールド」に引き続き、たまたま俳優が監督をおこなったものでしたね。軍配はオリヴィア・ワイルドです。



概要
1950年代頃のアメリカ カリフォルニア州のビクトリーという町に住む、アリス・チェンバーズ(フローレンス・ピュー)と、ジャック・チェンバーズ(ハリー・スタイルズ)の夫婦。町は“ビクトリー計画”という計画を行うビクトリー社の所有地で、夫達はその社員であり、妻達は家事を終えた後は、美しい服を着てショッピングにいき、夫の仕事が終わった後は夫婦揃ってのパーティ参加、近隣の友人バニー(オリヴィア・ワイルド)らとの交流もあり、、平和で悠々自適と見える毎日を送っていた。しかし妻達は夫の仕事を知らされず、町から出てはいけないというルールを課せられていた。
ある日、ビクトリー社CEOのフランク(クリス・パイン)とその妻シェリー(ジェンマ・チャン)宅のパーティーに招かれた町の住人達だったが、そこでアリスの隣人であるマーガレット(キキ・レイン)が突然、妻達に対し、騙されているといった趣旨で叫び出す。その後アリスにも違和感が芽生える。
後日、バスに乗っていたアリスは、窓から墜落する飛行機を目撃、飛行機が墜落した方向に助けに行くよう、バスの運転手に促すも、運転手は拒否、しかたなくアリスだけが立ち入りが禁止された区画に向かう。





感想
(ネタバレ注意)←気が向いた時しか書きませんが
「ワンダヴィジョン」の最初の方のエピソードで観たような、それこそシットコムで描かれるような時代のアメリカの上流寄り中流階層()に暮らす主人公達。
しかし、それは…見た目通り…違和感=虚偽の社会だったというお話。
違和感は最初からあるので、どういう虚偽なんだろう…というのが、観客の興味。

夫は本物なのか
ビクトリー計画とはなんぞや
主人公アリスは、本当はどうなっているのか
等々…陰謀、宇宙人、夢…色々あるはずで…
ビジュアル的には、精神疾患系が濃厚かな…とか思いつつ…
ダンスと、瞳孔が重なるような映像とか
…その他ダンスとか
…朝食のリピート描写とか🍳
…鏡とか、ラップとか
そういうのは、綺麗だけどこっちがおかしくなりそうな雰囲気だったしね…
ここにもっとビックリするような、今まで観たことない展開があれば良いな…と期待しつつ鑑賞を進めました。

まぁ結局、フルダイブ型()の仮想現実空間に、夫のエゴでむりやり押し込められている妻の話でした。
SF設定は、そこまで練り込まれておらず“不親切もしくはアラ”が目立ちますが、基本「マトリックス」と同じタイプの世界観。
美術が面白いタイプの「マトリックス」ですね。

“不親切もしくはアラ”って言った部分は、
…赤い服の人たち、あえて違和感のある存在にする必要性がわからない
…歩いてもたどり着ける場所に、現実に戻れる()場所を設定するセキュリティの甘さ💦
…世界の虚偽に気づいたキキ・レイン演じる黒人の女性が、その後、飛行機やら鏡の向こうからやらで、介入できた()理由・技術も不明
…地震や殻だけの卵🥚のことも中途半端かなぁ
等々、他にも観直せばありそうです。

話自体も
ジェンマ・チャン演じる社長の妻が、クリス・パイン演じる社長を殺す意味も正確に語られず
フローレンス・ピュー演じるアリスがラストシーン以降どうなったのかも結局不明(語れば蛇足だろうね)
等々(多分)意図的に詰めを甘くしている感もあります。

SF好き、きっちりかっちり終わる方がスッキリしがちな私にとっては、若干の違和感もあるのですが、
まぁまぁこの映画はそこじゃなくて、映像や雰囲気を味わえば良いんじゃないかな…と納得


で、わかっている事は…
ハリー・スタイルズ演じるジャックが、
妻が忙しい医師、自分が無職…妻との時間も少ない…に耐えられず、仮想世界に手を出したって部分。

私なら…医者に養われながらヒモとして暮らした方が幸せなんじゃないかなんて、思ってしまったのですが…それだと捨てられちゃうんかな💦

いずれにせよ…
自分は昼間に現実世界に戻って妻の体を世話しないといけないという、煩わしさや現実に立ち戻らされる状況は残ったまま…
(そういえば休みの日の設定はないんかな…その間女性の世話どうするんだ問題も解決してないね)
「男が働いて妻は家庭に入るのが幸せだ」なんていう、それこそ数十年前の男尊女卑価値観にプライドやエゴの充填が引き合いになるんかなぁとも思いますし、このあたりが、女性目線で男性目線を批判したつもりの女性監督オリヴィア・ワイルドの勘違いな気もしないでもないです

まぁ気になる部分の話ばかりしてしまい、何度も補正して恐縮ですが、映像も、ぼんやり話を追っかける範疇で観ていれば、普通以上に面白い映画です


点数は4点強(5点満点中)です。



蛇足
あとね、この映画では、仮想現実に入るのに本物の女性が、妻役で必要って事でしたが、
あの記憶の改竄や、精密な世界構築が可能な技術があるなら、妻役などいらない仮想現実に、金をもらって男性を招待した方が、すごい金儲けになりそうな気もするんだけど…そんな指摘せずとも、それは既にやっている的なバックグラウンドでもあるのかな
(そんな部分を描いた映画は、擦られすぎて多分面白くないから観なくて良いけどね)



では、このあたりで



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