本日二度目の投稿(前のは寝る前の夜中ですが)
ひとつ前の「サロゲート」の記事で、古いHDDレコーダーの故障に伴って、ブルーレイ&HDDレコーダーと、プラズマTV(42インチ)を買った事は書きましたが、最近の我が家の散在はそれに止まりません
実はひと月ほど前に台所の蛇口が壊れました
私も嫁さんも忙しくて、元栓を閉めたり開いたりしながら凌いでいたのですが、流石に修理しないとね…と先週、業者に連絡…で見てもらったところ…壊れていた部分は食器洗い機へ水道を供給する分岐部分。
これの部品交換か、もしくは蛇口部分全部を新品にするのかの選択肢がある訳ですが…これがどちらにせよお高い。確か以前同じ蛇口の分岐水洗を交換した時も結構なお値段を支払った記憶があるのですが…たかが水道蛇口などと思っているとショックを受ける金額です。…HDDレコーダーとそんなに変わらない金額という感じ
この見積もりがサギまがいのものだったら嫌なので、一応見積もりをもらった業者さん以外でも金額を確認したのですが、そのお高いのは順当な金額なようです
…と、こちらも予定外な出費
先ほど交換修理が完了。支払いも終えました。
まぁ上等な蛇口で、業者曰くこの商品なら長持ちもするようです
来年は娘が受験だったりして、色々とお金がかかると思うので、ちと家計が心配になってきました(だったらプラズマTVは買うなよ…って話なんですけどね)。
さて、以下は映画観賞記録です。
「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」
(監督:ウェイン・クラマー、出演:ハリソン・フォード、レイ・リオッタ、アシュレイ・ジャッド、2009年アメリカ)
TSUTAYA DISCASさんで「サロゲート」と一緒にレンタル。
2010年6月27日(日曜日)の夜9:00頃~鑑賞しました。
ストーリー
移民局I.C.E.の捜査官マックス(ハリソン・フォード)。海外からの不法就労者取り締まりが任務の彼だが、取り締まるべき対象に同情的で、つい気を遣ってしまう。メキシコに強制送還される女性がアメリカに息子を残したままだとその女性から聞かされたマックスは、彼女の息子を探し出しメキシコに送り届けるが…。
詳しくは…http://seiginoyukue.jp/
ピロEK的感想&点数
映画「ファン・ボーイズ」によれば…
「6デイズ・7ナイツ」以外では出演作に一本のハズレ映画も無い名優ハリソン・フォードの最新作です(※ハズレが無い云々は1998年時点での「ファン・ボーイズ」評価。私の意見じゃないので注意)。
…つっても主演ハリソン・フォードというよりは、移民に関わる色々な人を描いた群像劇ってな感じでしょうか
ハリウッド映画でいつも感心に思うのは、こういう社会派作品がちゃんと面白く鑑賞できるように作られていること
ここでは関係ない自国の映画を馬鹿にする必要もないのですが、こういうテーマで邦画だったらどうでしょう…退屈な啓発作品しか出来上がらないんじゃないかな。この「正義のゆくえ…」のように、銃撃戦、殺人事件、セックス…等の純粋娯楽映画寄りな要素を織り込みつつ、かつ破綻しないように、かつ訴えるべき事がある程度分かる作りの邦画なんて、私は観た事が無いですねぇ
そんな邦画批判はさておき、この「正義のゆくえ…」の感想。
全体的には「クラッシュ」に似た雰囲気の作品ですかね。その「クラッシュ」と比較して面白いかというと…そこまでには至らないかな(※「クラッシュ」の方が面白いという事ですね)。
この「正義のゆくえ…」も前述したように、社会派作品にも関わらず面白く鑑賞できる映画とはなっていますが、描きたいテーマの独自性は別として、面白さという点では「クラッシュ」に限定する事も無く、他に面白いモノもたくさんあるよなぁ…という感じ。朝鮮半島からの移民の青年(少年?)が同じ民族のギャングに巻き込まれていくあたりも、同じような題材なら「グラン・トリノ」の方が秀でているし、メキシコ国境関係関連なら比較する作品は多々
宗教関係者としてアメリカの市民権を得ようとするミュージシャン志望の男性とか、オーストラリアから女優になるためにグリーンカードを得ようとする女性のエピソードは比較する映画を観た事が無いですが、この二つは根っこが命に関わっていない分、そこまで深いエピソードでは無いしねぇ(オーストラリア女性の方は嫌な話ですけどねぇ…ただ、自分があの男性の立場だったら、魔が差すかもなぁ…ただ魔が差しても、後で自分の行為に嫌気がさすでしょうねぇ、この男性と同じように)。
と、他の(似たテーマの)映画と比較して、ドラマチックさが少なく、かつオチへ向かっても(良くも悪くも)淡々…という感じの映画ですかね。
まぁそんな中でも、イスラム教徒な少女の話は考えさせられる度が高いエピソード(他のは…結局個人の問題が大きい気が…)。
以下は個人的な意見ですが…
映画ではアメリカが過敏すぎる故に、あのイスラム圏少女が“不当”に家族と別れさせられ強制送還させられた描写でしたが…あの娘の思想は普通に危険だと思うんだよね
テロリストの立場とか気持ちとか…そういうのがあるのは当然で、そんな事をわざわざ考慮してたら…ねぇ
その意見を(若気の至りとはいえ)公の場で自分の意見として発表
それにアレルギーを感じたアメリカ人が反論・批判すると(若気の至りとはいえ)誤解を解くことよりも意見を通すことを優先しエキサイト。
こういう人が若気の至りでテロに加担しないとは限らないですよね
言論の自由と、国家の安全保障を天秤に欠けた場合、(もちろんバランス感覚は必要ですが…)後者側が優先されるのは当然なんじゃないかなぁ…国の判断として。
反対に危険因子と思われる人物に対して過敏に反応せず、いざテロが起こって、犯人がこの映画の少女のような層から生まれていて…ということが分かったら、私が普通の一般的なアメリカ国民なら対応の遅れに対して怒るね
アラブ人だったら、その全員をテロリスト視して差別してるってアメリカ人も、もちろんいるのでしょうが、この描写はそういうのとは違うんじゃないかなぁ
…なんかガラに無く真面目な感じになっちゃいましたね
ここ(ブログ)で思想を晒す気は無い私ですが、まぁ一般論の範疇だよね上記は
あと、映画サイトのあらすじ等によれば、物語の中心っぽく思える殺人事件は割と薄めなエピソードですかね(と私は思いました)
点数ですが4点(5点満点中)
最近は点数甘めなのでまぁ4点相当ぐらい。
(※最初の方で比較した「クラッシュ」も4点ですが、当時と今では基準がちょい違うということで、ご了承ください)
群像劇ですが、各エピソード、キャラクターの接点は薄め。相互にリンクというほどでも無いかな。
ハリソン・フォードの演じる人物も…主役と考えるとこれまた薄い感じかな。
これら各種薄さゆえなのか…
社会派作品なのに気軽に観ても問題ない塩梅の映画でした
補足・蛇足
ここまで書いててナンなのですが、
途中のイスラム少女についての見解部分への(強めな)反論はご容赦ください
逆に、変に右がかった賛同もご遠慮ください
多分、それらにまともに対応できるほどの私では無いので。
「貴重なご意見ありがとうございました」
とか言うのが関の山です
では、今日はこのあたりで
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ひとつ前の「サロゲート」の記事で、古いHDDレコーダーの故障に伴って、ブルーレイ&HDDレコーダーと、プラズマTV(42インチ)を買った事は書きましたが、最近の我が家の散在はそれに止まりません
実はひと月ほど前に台所の蛇口が壊れました
私も嫁さんも忙しくて、元栓を閉めたり開いたりしながら凌いでいたのですが、流石に修理しないとね…と先週、業者に連絡…で見てもらったところ…壊れていた部分は食器洗い機へ水道を供給する分岐部分。
これの部品交換か、もしくは蛇口部分全部を新品にするのかの選択肢がある訳ですが…これがどちらにせよお高い。確か以前同じ蛇口の分岐水洗を交換した時も結構なお値段を支払った記憶があるのですが…たかが水道蛇口などと思っているとショックを受ける金額です。…HDDレコーダーとそんなに変わらない金額という感じ
この見積もりがサギまがいのものだったら嫌なので、一応見積もりをもらった業者さん以外でも金額を確認したのですが、そのお高いのは順当な金額なようです
…と、こちらも予定外な出費
先ほど交換修理が完了。支払いも終えました。
まぁ上等な蛇口で、業者曰くこの商品なら長持ちもするようです
来年は娘が受験だったりして、色々とお金がかかると思うので、ちと家計が心配になってきました(だったらプラズマTVは買うなよ…って話なんですけどね)。
さて、以下は映画観賞記録です。
「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」
(監督:ウェイン・クラマー、出演:ハリソン・フォード、レイ・リオッタ、アシュレイ・ジャッド、2009年アメリカ)
TSUTAYA DISCASさんで「サロゲート」と一緒にレンタル。
2010年6月27日(日曜日)の夜9:00頃~鑑賞しました。
ストーリー
移民局I.C.E.の捜査官マックス(ハリソン・フォード)。海外からの不法就労者取り締まりが任務の彼だが、取り締まるべき対象に同情的で、つい気を遣ってしまう。メキシコに強制送還される女性がアメリカに息子を残したままだとその女性から聞かされたマックスは、彼女の息子を探し出しメキシコに送り届けるが…。
詳しくは…http://seiginoyukue.jp/
ピロEK的感想&点数
映画「ファン・ボーイズ」によれば…
「6デイズ・7ナイツ」以外では出演作に一本のハズレ映画も無い名優ハリソン・フォードの最新作です(※ハズレが無い云々は1998年時点での「ファン・ボーイズ」評価。私の意見じゃないので注意)。
…つっても主演ハリソン・フォードというよりは、移民に関わる色々な人を描いた群像劇ってな感じでしょうか
ハリウッド映画でいつも感心に思うのは、こういう社会派作品がちゃんと面白く鑑賞できるように作られていること
ここでは関係ない自国の映画を馬鹿にする必要もないのですが、こういうテーマで邦画だったらどうでしょう…退屈な啓発作品しか出来上がらないんじゃないかな。この「正義のゆくえ…」のように、銃撃戦、殺人事件、セックス…等の純粋娯楽映画寄りな要素を織り込みつつ、かつ破綻しないように、かつ訴えるべき事がある程度分かる作りの邦画なんて、私は観た事が無いですねぇ
そんな邦画批判はさておき、この「正義のゆくえ…」の感想。
全体的には「クラッシュ」に似た雰囲気の作品ですかね。その「クラッシュ」と比較して面白いかというと…そこまでには至らないかな(※「クラッシュ」の方が面白いという事ですね)。
この「正義のゆくえ…」も前述したように、社会派作品にも関わらず面白く鑑賞できる映画とはなっていますが、描きたいテーマの独自性は別として、面白さという点では「クラッシュ」に限定する事も無く、他に面白いモノもたくさんあるよなぁ…という感じ。朝鮮半島からの移民の青年(少年?)が同じ民族のギャングに巻き込まれていくあたりも、同じような題材なら「グラン・トリノ」の方が秀でているし、メキシコ国境関係関連なら比較する作品は多々
宗教関係者としてアメリカの市民権を得ようとするミュージシャン志望の男性とか、オーストラリアから女優になるためにグリーンカードを得ようとする女性のエピソードは比較する映画を観た事が無いですが、この二つは根っこが命に関わっていない分、そこまで深いエピソードでは無いしねぇ(オーストラリア女性の方は嫌な話ですけどねぇ…ただ、自分があの男性の立場だったら、魔が差すかもなぁ…ただ魔が差しても、後で自分の行為に嫌気がさすでしょうねぇ、この男性と同じように)。
と、他の(似たテーマの)映画と比較して、ドラマチックさが少なく、かつオチへ向かっても(良くも悪くも)淡々…という感じの映画ですかね。
まぁそんな中でも、イスラム教徒な少女の話は考えさせられる度が高いエピソード(他のは…結局個人の問題が大きい気が…)。
以下は個人的な意見ですが…
映画ではアメリカが過敏すぎる故に、あのイスラム圏少女が“不当”に家族と別れさせられ強制送還させられた描写でしたが…あの娘の思想は普通に危険だと思うんだよね
テロリストの立場とか気持ちとか…そういうのがあるのは当然で、そんな事をわざわざ考慮してたら…ねぇ
その意見を(若気の至りとはいえ)公の場で自分の意見として発表
それにアレルギーを感じたアメリカ人が反論・批判すると(若気の至りとはいえ)誤解を解くことよりも意見を通すことを優先しエキサイト。
こういう人が若気の至りでテロに加担しないとは限らないですよね
言論の自由と、国家の安全保障を天秤に欠けた場合、(もちろんバランス感覚は必要ですが…)後者側が優先されるのは当然なんじゃないかなぁ…国の判断として。
反対に危険因子と思われる人物に対して過敏に反応せず、いざテロが起こって、犯人がこの映画の少女のような層から生まれていて…ということが分かったら、私が普通の一般的なアメリカ国民なら対応の遅れに対して怒るね
アラブ人だったら、その全員をテロリスト視して差別してるってアメリカ人も、もちろんいるのでしょうが、この描写はそういうのとは違うんじゃないかなぁ
…なんかガラに無く真面目な感じになっちゃいましたね
ここ(ブログ)で思想を晒す気は無い私ですが、まぁ一般論の範疇だよね上記は
あと、映画サイトのあらすじ等によれば、物語の中心っぽく思える殺人事件は割と薄めなエピソードですかね(と私は思いました)
点数ですが4点(5点満点中)
最近は点数甘めなのでまぁ4点相当ぐらい。
(※最初の方で比較した「クラッシュ」も4点ですが、当時と今では基準がちょい違うということで、ご了承ください)
群像劇ですが、各エピソード、キャラクターの接点は薄め。相互にリンクというほどでも無いかな。
ハリソン・フォードの演じる人物も…主役と考えるとこれまた薄い感じかな。
これら各種薄さゆえなのか…
社会派作品なのに気軽に観ても問題ない塩梅の映画でした
補足・蛇足
ここまで書いててナンなのですが、
途中のイスラム少女についての見解部分への(強めな)反論はご容赦ください
逆に、変に右がかった賛同もご遠慮ください
多分、それらにまともに対応できるほどの私では無いので。
「貴重なご意見ありがとうございました」
とか言うのが関の山です
では、今日はこのあたりで
いつもコメントありがとうございます
>宣伝のミスリード
私はこの映画の予告やCFをたまたま観たことが無かった(多分)のでミスリードされることはありませんでしたが、やっぱりハリソン・フォードが活躍するサスペンスものを期待してた部分も確かにありました。
普通にそういうのを期待しちゃうところに、予告までミスリードしてるとなると…ちと問題ですね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
もう少し焦点を絞って、移民局の不正を暴くクライム・サスペンスかと、、。
ハリソン・フォードネーム・バリューに頼る宣伝手法は判らなくもないですが、ミスリードは評価を下げます。
私はイスラム系の扱いよりもメキシコ移民の話が気になりました。
アリシー・ブラガ(ブラジル出身)は、「アイ・アム・レジェンド」「レポゼッション・メン」でも見ましたが、濃い眉が魅力的です。
いつもコメントありがとうございます
>移民を取り扱って、なかなかの秀作ではありましたが、ちょうど同じころに「扉を叩く人」というのを見ました、そっちがあまりに秀作だったもんで、こっちの評価が下がってしまいました。
社会派作品(?)ってのは、観ようと思うときのテンションが整わないといかんので、なかなか観るのが難しいのですが…
「扉を叩く人」ですね。確か予告編だけは観た記憶があります。今度整ったら挑戦してみます。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
どんなテーマで映画を撮るのかは、お国柄ですが、それぞれの得意分野がありますから、日本映画がこういった切り口ではない映画が得手なんでしょうね、きっと。
移民を取り扱って、なかなかの秀作ではありましたが、ちょうど同じころに「扉を叩く人」というのを見ました、そっちがあまりに秀作だったもんで、こっちの評価が下がってしまいました。
ぜひ、扉を!!!