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【映画】ガタカ…観逃していた名作、あの元夫婦も調整済みだったら良かった件

2020-07-11 10:58:08 | 映画・DVD
本日、2020年7月11日(土曜日)も特に予定なく、家にいます。



以下は映画鑑賞記録です



「ガタカ」🥈
監督 :アンドリュー・ニコル
出演 :イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ
制作年:1997年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Gattaca

2020年5月30日(土曜日)にBS12で19:00から放送されたものを録画。
2020年6月27日(土曜日)の夜に半分、2020年6月28日(日曜日)の午前中に残り半分と、分けて鑑賞しました。



概要
遺伝子操作により優れた知能と体力と外見を持った子供が生まれるのが当たり前の時代、遺伝子操作され生まれたものは“適正者”と呼ばれ、一方、自然妊娠で生まれたものは“不適正者”と呼ばれ、両者の間では社会的に格差が生まれていた。自然妊娠で生まれたヴィンセント・アントン・フリーマン(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になる夢があったが不適正者が、ガタカ航空宇宙局に入れるわけもなかった。しかしDNAブローカー(トニー・シャルーブ)の仲介により、適正者で元水泳選手、そして事故で歩けなくなったジジェローム・ユージーン・モロー(ジュード・ロウ)から遺伝子情報となる血液や尿の提供を受け、彼に成りすまし、ガタカ航空宇宙局に入所、土星の衛星タイタンへ向かう探査船の宇宙飛行士に選ばれるまでになり、また同じガタカ航空宇宙局局員のアイリーン・カッシーニ(ユマ・サーマン)と出会うが、上司が何者かに殺され、現場近くでヴィンセント自身のDNAが検出されたことから窮地に追い込まれていく。



感想
面白かった
好みのSFストーリー
科学の発達の先にありそうな、ちゃんとしたSFで、古典SFの雰囲気にも作ってあるもの。

おそらくは“名作”のカテゴリーに含まれるべき映画です
今までノーマークだったのが惜しまれます
(テレビ放送とはいえ、おそらくノーカットだったのはラッキー

主人公は、潔癖症のように自分の体から垢やら毛を剃り落として自分の痕跡を消して、他人の遺伝子情報を元にその人になりすましている…というのが話の根幹。

タイトルと働いている航空宇宙局の名称「Gattaca」を成り立てているアルファベットも、DNAの塩基配列を構成するguanine、adenine、thymine、cytosineとのこと(wiki調べ)。
でエンドクレジットの人の名前は、この4文字だけ色分け強調されていたりもしました。
4文字を含まない人もたまにいましたが、海外の人の名前には大抵入るのね…
E“t”h“a”n H“a”wke
Um“a” “T”hurm“a”n
Jude L“a”w
ちなみに私の本名に、この4文字は含みません💦

で、この世界では遺伝子情報で人が判断されちゃって(その方が効率的なんでしょう)、調整されていない自然に生まれた人は、世の中に不適正で、掃除夫とかしているみたいな話。
「PSYCHO-PASS サイコパス」とかと同じような考え方の世界観かな…こっち(ガタカ)の方が芸術寄りですが。
ちなみに掃除夫の先輩は、アーネスト・ボーグナインでした。

遺伝子で人を判別する仕組みが確立しちゃっているから、イーサン・ホークジュード・ロウほどの顔の違いがあっても見分けがつけられない😅…賢くて優秀なやつばっかりの社会じゃないのかよ…という映画です。
科学や社会が、都合の良いところだけしか発達していないって部分にツッコミ入れるの無粋なのでしょう。
古典SFの雰囲気なのですから。

冒頭の毛や赤を削ぎ落としている部分から。やや引き込まれます

世界の種明かしは早々に行われ、回想から現代に🏊‍♂️🏊‍♂️
主人公の置かれた立場には、息苦しさみたいなものを感じます…夢は有りましょうが、掃除夫していた方が楽なんじゃないか…とか思うのが正解だと思われます。

淡々と派手さの少ない展開が続きますが…
(アクションといえば交通量の多い道を渡る程度😅)
イーサン・ホーク演じる主人公の不安定な状況や、悩みを追っかけつつ、最後まで退屈しないまま観れました
…最後に、おそらくはイーサン・ホークに本当に人生を譲ろうと、悲壮感もなく自分で死んじゃう🔥ジュード・ロウ演じる本物のユージーンだけが、やや納得いきませんでしたが

まぁ、遺伝子なんか関係ない…と主人公が自分を取り戻す…みたいなお利口な展開でなかったのは良かった点ですね。

主人公を捜査していた刑事が弟だったのは…
「観客も俳優の顔なんか観てないだろ」
という意地悪かな
それとも、少し若い頃は別の俳優だったんでしょうか(イーサン・ホークも)
この辺りは、ぼーっと観ていたし、録画も消しちゃったので見返すこともできず💦、よくわかっていませんが…
捜査官は、まずアラン・アーキンの方に目が行ったし💦
ローレン・ディーンなんて俳優は(映画の公開から20年経った今でも)知らんし💦💦、顔を気がつかなくするキャスティングがされているんだと私は思ったのだけど、どうなのでしょう

あとは…
この(土星に行けたとて、銀メダリストが何かを達成した感に至ったかとて、)本質的な救いがなさそうな話の中で、遺伝子検査する医者💉だけが「なまっちょろいとも思えるヒューマニズム」を急に発揮…まぁ、彼は前から気がついていた風だったので、この世界の数少ない救いなのでしょうか
彼だけが、遺伝子情報だけではなくて、顔もチンコの持ち手もつぶさに観察している、本当に優秀な人間…ってことなんかな。


キャスティングですが…

イーサン・ホークは、当然だけど若い
シワを刻んでいない顔は他の俳優にも見えます。
現在のニコラス・ホルトとかに似ているかな。

ジュード・ロウは、まぁ若いけど、あんまり変わらないです。
ややマッチョなナルシスト系な役柄は合っていました

ユマ・サーマンも若いし、この映画ではビジュアル面で頑張っています
イーサン・ホークが、この時点のユマ・サーマンを基準にして彼女と結婚し、
仮にその後ユマ・サーマンが微妙に悪い方向にビジュアル変化していったり💦
仮に環境保護テロリスト🐋を支持しだしたりすれば
そのうち、旦那が浮気して離婚とかなるでしょうね😅
…当時、顔ではなくて、遺伝子で判断できる仕組みがあればよかったのです💦💦…お互いに💦


ということで点数は5点(5点満点中)です。
同じ古典SF風味映画では「月に囚われた男」と比較してチョイ下ぐらいの評価です



では、このあたりで


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