いつもできないこと・・・

　夜船で戻ってきた昨日（日曜日）の午後は、ぴら奥さんとハイキングに行く。前から泉津～大島公園（キョンちゃんの動物園や椿園のある所）まで続く海岸遊歩道を歩いてみたいと思っていたけど、ちぴら連れだとちと辛い。いくら若旦那がだいぶ歩いてくれるようになったとはいえ、すぐに「つかれた～、こわい～、だっこい～！」のノンストップ＆エンドレス攻撃で、たぶんオチオチ歩いていられない・・・

　大島公園まではぴら奥さんの運転、駐車場に車を止めておやつ（椿せんべい）を持って歩いていく。公園の敷地から海岸の方へ歩いていくと、すぐにジャングルの間の道になる。と、目の前が大きく開けて海岸のガケの上に出た。そのままガケづたいに続いている遊歩道は、そんなに歩きにくい道じゃないけれど、上ったり下りたり狭かったり暗かったり、大きな女郎蜘蛛の巣（ぴら奥さん超苦手）があったり・・・。「もしかしたら三原山みたいな舗装道路かな？」と甘い考えだったけど、溶岩ゴロゴロな断崖絶壁も所々あって思ったよりキツイ・・・。でも景色はなかなか、さすが『美しい日本の歩きたくなる道・５００選』に選ばれただけの遊歩道だ。椿の林を抜けると松の木が美しい海岸線に出て、ちょっとだけ雪をかぶった富士山もきれい。１時間半ほどで泉津の椿トンネルまで来たから、帰りはバスに乗って大島公園に戻る。バス停もない場所で大島バスに手を上げると、「ホントにここから乗るの？」という感じの運転手さん。行きはずいぶん遠かったけど、帰りはたった５分で１９０円なり・・・

　帰りもぴら奥さんの運転で家へ戻る。結局、ぴらにあは助手席独占のまま大島を一周（←初体験！）してしまった。もし、いつものようにちぴらも一緒のドライブだったら、「パパうんてんしてね、ママは（ちぴらと）いっしょにすわるの！」となるところだけど・・・。家に帰ってからは、夕飯をぴら奥さんが作っている間、笑点を見ながらうたた寝もする。いつもできないことがいっぱいの日曜日・・・

写真館を「カボチャ大王ｉｎお台場」に更新しました！

　夜船が出るまでの一時は、ゆりかもめに乗ってお台場へ遊びに行く。スヌーピーショップでちぴらのスプーン＆フォークセットを買い、ソニープラザでぴら奥さんのオミヤゲ（ハロウィンのマシュマロ）を買い、輸入食材店で沖縄名物ゴーヤカルピスを衝動買いして。Ｅｄｙの残額を使い切る前に、さっさと竹芝桟橋へ戻った方がよさそう・・・

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おいてけ堀ｉｎ東京・・・

　ぴらにあ一人夜船（昨夜のはだいぶ揺れた）に乗って帰ってきた。ちぴらは東京に居残り、別に置き去りにしてきたんじゃない・・・。来週の半ばにまたママが東京に行く、その時までじじ＆ばばと実家で遊んでいるか、お父ちゃんと一緒に大島に帰るかちぴらに聞いたら、「じじとばばとあそんでまってる！」と言う。別れ際にママに伝言を頼まれた。「どんなに遅くなっても、必ず東京に着いた日の夜のうちに迎えに来て欲しい」という内容だ。あんまりしっかりしているから気味が悪い・・・

　せっかくだから、こっちからもちぴらに注文を出した。「あのね、お菓子やアイスを食べ過ぎたらおなか壊しちゃうからね、にゃんこのお耳のハンバーガー（マックのこと）は１回だけだよ。アイスもね、毎日食べちゃダメだよ。ちゃんとじじにも言っておいてね！」と、ちぴらとじじが並んで座っている前で伝える。「ふ～ん・・・」という感じで生返事のちぴら、「ちゃんと聞いてるの？、じじにもちゃんと言っておいてね！」と念を押すと、じじの方をチラリと見てニンマリ笑う。「あのね、あとでいっとく！」って、やっぱりなんか密約してんのか？・・・

あの人が笑ってる…

お台場で見つけたヨ○様ドリンク180円、なんで脱いでるんだろう…

エレクトーンの先生の話・・・

　ぴらにあは小さい頃、エレクトーンとピアノを習っていた。ある日、いきなりでかいエレクトーンが狭いぴら家に運ばれてきたのはビックリしたけど、どうやら流行モノ大好きの父親（現じじ）が、どこぞて買ってきてしまったらしい。「アンタが習うって言ったから買った！」という両親の証言と、「買ったんだから習え！」と言われたというぴらにあの記憶と、どっちが正しいのかは今となっては藪の中・・・

　事の始まりはさておき、５才から中学校を卒業するまでダラダラやっていたから、いい加減に習っていた割には、それなりに弾けるようになった。先生も不真面目な生徒によくつきあってくれたと感謝しているけど、その先生が面白い人だった。年は自分の母親（現ばば）と同じくらいだと思うけど、「これが自分の母親と同じ日本人の女性なんだろうか？」と思うくらい雰囲気が違う。（ばばさん、誤解のないように。他意はありませんから・・・）

　先生はかなりのお嬢様の出で、自宅でお坊ちゃんお嬢ちゃん相手にピアノ教室を開いていた。家の中なのにいつもパーティーに行くようなドレスを着て、ヘアーもお化粧もバッチリ決めて、大きな宝石のついたアクセサリーを飾って、見た目はまるでテレビに出てくるような歌手か大女優さんか・・・。それがケバケバしくなくて自然だから、子供ながらに不思議だった。先生にはぴらにあと同年代の息子さんが２人もいるのに、全然『おばちゃん』じゃなかった。家の中はホコリ一つ落ちて無くて、ホントに外国映画のセットのようだったし・・・。エレクトーンの練習は正直言って嫌いだったけど、先生がどんな美しい姿で現れるのかに興味があって、毎週通っていたような気がする。一度、どうしても先生の素顔？を見てみたいと思って、朝早く（７時頃）に訪ねていった事があるけれど、いつもの通りバッチリと決めた先生が玄関に現れて、見事に先生のスッピン作戦は失敗に終わった・・・

　そんな先生の顔を久しぶりに見たくなって、ちぴらと２人で先生の家に遊びに行く。あれから○十年、どんなに婆さんぽくなったかと思っていると、やっぱり前のまんまの美しい先生が出てきた。家の中も家具から置物から当時のままでピカピカに光って、いったいどうやって掃除やお化粧をしてるんだろう。そうだ、隠しカメラを持ってくればよかった・・・

謎の交代制・・・

　昨日、ぴら奥さんがいるかブンで大島へ戻ってきたばかりだけど、今日はちぴらと２人でおはなブンに乗って東京に来た。大島空港で出会った知り合いの人（一緒に飛行機で東京へ）に、「ママと交代ですか？」って。いったい何の交代だと思ったんだろう？・・・

　ちぴらは夜の１００円ショップで盛り上がってます。東京の夜は明るくて長い・・・

続、ぶかき・・・

　保育園にちぴらを迎えに行ったら、唐突に「Ｄくん（年長さん）のママは、びじんなんだよ！」と教えてくれた。どうやら、Ｄくんのママはちぴらのお気に入りらしい。「じゃぁ、ちぴらのママは美人なの？」と聞いてみた。答えは当然、「ぶかき！」・・・（当然ってどういう意味よ！←ぴら奥さんの叫び）

難しい臨時便の話・・・

　思ったより早く通りすぎてしまった台風２０号、昨夜発の大型船と午前中のジェットフォイルは欠航になったけど、朝のおはなブン（ダッシュ８）は元気に大島空港へ飛んできた。だんだん風も弱まっているし、この分なら午後のいるかブン（Ｂ７３７）も問題なく着陸できると思うけど、ちょっとした不安が・・・

　午後の東京行きのいるかブンは、ご存じの通り１０月から羽田～八丈島～大島～羽田と飛んでいる経由便（たぶん全国で唯一）だ。でも、天気予報を見ていると八丈島の天気が悪いらしい。ニュースでは「八丈島行きの午前便は、全便欠航になりました」と言っていたし・・・。って事はもしかして、今日みたいに八丈島にいるかブンがたどり着けなかったら、午後の大島～羽田便もそのまま欠航になるって事？。う～ん、今回は台風だからやむを得ないと思いつつも、何らかの事情で八丈島と大島のどっちかが×の場合、それに影響されて両方とも×になるなんてアリか？・・・

　なんて心配していたら、いつもと同じ時間（八丈島～大島便が到着する時間）にいるかブンが降りてきた。「いったいこの飛行機はどこから来たのよ？」と思ってインターネットの運行情報を見てみると、『ＡＮＡ１３０１便』って見たことのない便名が表示されている。どうやら、無人のフェリー便（飛行機を移動するための運行）を大島に飛ばすのが勿体なかったあおブンが、臨時で羽田～大島便を出したらしい。いったい何人が乗ったのかは不明だけど・・・。それにしても、八丈島が欠航になったおかげで今日だけ１便増えてしまった羽田～大島便、これをラッキーと言うんだろうか。なんかビミョ～な気持ち・・・

絶望ちぴら・・・

　明日はぴら奥さんが出張する予定だけど、またもや台風２０号が真っ直ぐ伊豆諸島へ近づいているし、果たして東京に行けるんだろうか。既に今日も午後のジェットフォイルは欠航だし、明日の大型船もかなりマズイとみた。昼頃ぴら奥さんの職場に電話してみると、「今日の大型船で出島しちゃおうか、悩んでるんだけど・・・」って。今さら悩んでないで、さっさと大型船に乗っちゃえよ・・・

　という訳で、予定より一日早くぴら奥さんは東京に行った。元々、大島でお留守番のつもりだったちぴら（本人も自覚している）に、「台風来てるから、ママは今日のお船で東京に行ったよ」と伝えると、ガックリ肩を落として「パパ、きらい・・・」と泣きそうな声で言う。この前、「キライって言ったら外へ出す」と約束したけど、ママに会えなくて絶望しているちぴらを前にして、さすがにそれは言えなかった・・・

　無言のまま２人でスーパーへ行く。「何か欲しいか？」と聞くとデザートのところにトコトコ歩いていって、「これがいい！」とドラえもんのプリンを選んだから買ってきた。夕飯（白菜入りきつねうどん＋ちくわ）を食べると、すかさず「でじゃーとまだ？」って。お気に入りのプリンを食べながら、少しだけいつもの調子が戻ってきたらしい・・・

『ぶかき』なヘアースタイル・・・

　ちぴらが「ぶかき、ぶかき！」と言っている。何が語源なのかわからないけれど、やたら言っているところをみると、ずいぶん気に入っているみたいだ。ぴらにあが「ぶかきってなに？」と聞いても教えてくれないけど、ヘンな場所に停まっている駐車車両（伊豆大島名物）をみて「ぶかき！」と言ったり、お手伝いを頼んだ時に「ぶかきだからイヤ！」と言ってみたりもするから、どうもネガティブな意味らしい・・・

　日曜日にぴら奥さんが切ってくれたぴらにあのヘアースタイルを、ちぴらに「どう？」と聞いてみた。答えは静かに「ぶかき・・・」・・・