ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

写真館を「No.483 寝台特急あけぼの(EF64 1032)」に更新しました!

2011-08-28 21:19:07 | まいぺーじ写真館
 ちぴらの夏休みの終わりの週末、東京でヤボ用のついでにもういっぺん山にでも登ろうと思った。夜の中央高速を走って信州へ、朝一番でアルプスの雲上散歩なんてステキじゃん。しかし、そんな時に限って秋雨前線が南下してるし、「こうなったらいっそ前線の北へ行ってやる~!」と。都会の駅のみどりの窓口で「今夜のあけぼので青森まで、大人1枚、子供1枚下さい!」とカウンターのお姉さんに言うと、「今夜のですか?」と半信半疑のの様子、「ついでに明日のはやぶさも新青森から東京まで!」って、「ホンマかいな?」状態のお姉さん。だって、ウチの近所でキップ買えないのよね、サンライズの時もそうだったけどインターネットで寝台列車の予約できないし、東京に来てから当日券で対応するしかないのよ。「満席だったらどうするの?」と心配してるちぴら、そんなら夕方の新幹線で青森まで行っちゃうとか、高速バスとか、陸続きならどうにかなるってことよ・・・

 さて、どうして目的地がいきなり青森になったのか、ぴらにあの気まぐれだけじゃなくてちゃんと理由もある。以前からちぴらを八甲田山に連れて行ってやろうと思っていた。1,902年(明治35年)1月に青森の歩兵第5連隊が八甲田山で雪中行軍訓練中に遭難したという有名な事件がある、高倉健さんの主演で映画にもなっているやつ。当時、職業軍人だったぴらにあの曾祖父は、その青森第5連隊に赴任していたという。ぴらにあが小学生の頃、「オマエのひいじいちゃんはな、八甲田山で遭難した兵隊さんの仲間だったんだぞ。じいちゃんは留守番の係だったんだけど、もしかしたら死んでいたかもしれないんだぞ」と父親からよく聞かされた。どの程度の階級だったのか、遭難事件とどんな関わりを持っていたのか、ぴらにあの父親もよく知らなかったみたいだけど、青函連絡船に乗った時に「八甲田丸だけはイヤだ~!」とゴネていたので(実際に来た船が八甲田丸だった)、自分も幼少時に父親から聞かされて何らかのトラウマはあったのかもしれない・・・

 そしてぴらにあが20代の頃、車の免許を取って東北へ一人旅に行った時、その話を思い出して八甲田山遭難事件の資料館に寄ってみた。何気なく展示してあった連隊の記録を見ていたら、「○○(ぴらにあの曾祖父の実名)大尉、△中隊の指揮を執って八甲田山中を捜索する。」という記述が。えぇ~!、ぴらにあのひいじいちゃんってそんなに偉かったのか、どうりで山形の某所に石碑が建っている訳だ・・・と。そんな話を、いつかちぴらにしてやりたいと思っていたのさ・・・


【せかっくならシングルデラックス(A寝台個室)に乗りたかったけど満室、「ソロ(B寝台個室)なら空いてますけど」と発券係のお姉さん、「昔からの2段ベッドがいい~!」というヤツの意見でフツーのB寝台にキマリ。ゴロンとシート車両は寝具はないけれど乗車券+特急券で乗れるという・・・】


【「絶対に上段で寝る!」とヤツ、そりゃいいけど落っこちないでよね。いや、ぴらにあも小学生の時に「落ちるから下で寝ろ!」と父親に言われてスネたっけ・・・】


【あけぼのは車内販売も自販機も無いのでご注意、食料品は上野で買って乗らないと手に入りません。まぁ、2分停車くらいなら時々あるので置いてきぼり覚悟ならホームの売店で買えないことも・・・】


【「そんな所にイスがあるのか!」と驚いてるちぴら、こっちのベッドサイドにはテーブルも出ちゃうんですけど。「ハシゴが開く~!」とか「センヌキがある~!」とか、平成の小学生はイチイチうるさいんだよな・・・】


【キップは青森までだけど、レンタカーを借りるために新青森で下りちゃう。夜中に鶴岡で乗ってきたおじいさんが話し好きで、青森ネタについて色々教えてくれた。おじいさんの情報によると、青函トンネルをキタキツネが歩いて青森に来てるらしい・・・】


【やっぱり座席じゃなくてベッドだと楽チンだったなぁ。新青森駅前の健康ランドで朝風呂&お着替え、サッパリして青森駅へ向かう・・・】


【3年前にも訪れた駅前の食堂でランチ、イクラ丼、マグロ丼、姫竹とニシンの煮物、アジの三五八付け(焼き魚)で1,600円なり、どうしても食べたかったミズ(山菜)は品切れ。ボロボロだったノレンは新品になっていた・・・】


【とりあえず八甲田山に向かって走る、酸ヶ湯温泉に入りたかったけどちぴらが爆睡中でパス。八甲田山の主峰大岳(1,584m)はいっぺん登ってみたい・・・】


【ブナ林を抜けて十和田湖方面へ、蔦温泉まで来てもヤツは全く目が覚める気配が無く、たたき起こしたら泣いてるし。この温泉も独身時代に入りに来た思い出があるけど、当時はもっと山奥だったような。湯船の下からポコポコとお湯が沸いてるのは昔と同じだったけど・・・】


【あんまり時間がないので、蔦温泉から青森に戻るか、このまま十和田湖へ向かうか悩んだ末、「一目だけでも十和田湖を見たい!」というヤツの意見で突き進む・・・】


【それほどムチャクチャな残り時間じゃないけれど、帰りのルートがどこかで通行止めとかになっていたら予約のはやぶさに間に合わない。でもさ、乗り遅れたら泊まっちゃえばいいのよ。と思えるのが島ラーの気楽さかな。奥入瀬渓谷の始まりにて・・・】


【八甲田山で仮死状態のまま捜索隊への目印として立っていたという後藤伍長の像、この場所の茶店にあった資料館(たぶん)で20年前にひいじいちゃんの名前を見つけた・・・】


【はやぶさの出発1時間前に新青森に到着、レンタカー7時間で走行距離144Kmは少ない方かな。E5系はノーズが長すぎてフレームに入れづらい・・・】


【奥入瀬ではやぶさ色のJRバスとすれ違う。いや~、ニューセレガの路線バスなんて初めて見たけど、運転してみたいなぁ・・・】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イカ焼き犬… | トップ | ちぴ子セレクション… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿