シイの木の防風林の中でガサゴソと音がする。いつものようにリスかなと見ていると、茶色い物体が2匹飛び出してきた。やっぱり・・・と思ったら、リスよりちょっとでかい(40cmくらい)じゃん。シッポもリスみたいにフワフワしてないし、こいつらイタチか?。オコジョの写真みたいにチョコンと立ってこっちを見つめる2匹、ぴらにあを見つけて慌てて林へ逃げ込む(リスはすぐに木に登るけど、イタチは地面を逃げる)。島じゃイタチもたまに出てくるけど、カップルで遊んでるのは珍しいな・・・
ぴらにあが小学生~中学生の頃、『ガンバの冒険』というアニメが放映されていて好きだったなぁ。南の島に住んでいるネズミたちがイタチに襲われて、都会のネズミに助けを求めに来るというストーリーだった。荒海を貨物船で渡った7匹のネズミ(原作の本では15匹)がイタチと対決する、後で考えてみれば黒澤明の『七人の侍』とほぼ同じ展開だけど。でもキャラクターデザインは可愛いし、ストーリーもハラハラドキドキで面白かった。ネズミがイタチと戦う島は、確か八丈島がモデルだったと思う。実際にイタチがネズミ退治を目的として、本州から伊豆諸島に連れてこられていたんだとか。今日のイタチもガンバの敵の末裔なのかもしれないな・・・
八丈島や三宅島など伊豆諸島のイタチはネズミ退治用に本州から連れてきたものですが、大島のイタチだけは元々いたという説が強いようです。
ガンバの冒険の島は八丈島で、八丈小島を目指して泳いでいきましたね。途中でイタチに追いつかれた上に黒潮の流れが復活して、絶体絶命の危機になったところでオオミズナギドリに助けられる!伊豆諸島の香りがすばらしいです!
イタチはちゃんとネズミを狩ったんですかね?
ハブ駆除のマングースみたいな結果にはならなかったのかな。
八丈島、三宅島のイタチは昭和の初めにネズミ駆除を目的に、本州から連れてこられたみたいです。
伊豆大島のイタチはそれより前、江戸時代の文献に記録があると大島町史の本に書いてありました。
昨日見たイタチ×2は、ノロイの子孫では無いようですね。
その成果があったのかどうか、三宅島や八丈島にはマムシが少ない(元々いない?)ようです。
ただし、イタチが連れてこられた島は生態系が狂って、固有種の鳥や小動物が絶滅の危機に瀕してるみたいです。
伊豆大島のキョンやリス(これも連れてこられた動物)も、現在は害獣として鉄砲のマトになってます・・・