ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

アジアの棚田とホイアンと、またもやハノイ先輩に会いに行く旅!(2日目)

2017-04-15 23:09:13 | おでかけ(海外)
*インターネットで予約した評価9.1のホテルはどこにあるんでしょうか・・・の巻!

 アコガレのサパの情報はホントに手に入らなかった。ネットにも日本人の書いたと思われる情報は皆無、頼みの綱のガイドブック(○球の歩き方)にもほんの数ページで町の地図は小っちゃいのがひとつ。ラオカイから中国の昆明の方に抜けるバス旅の情報はいくつか見つけたんですけど、そもそも日本人が山奥の田んぼなんか興味が無いってコトなんだよな。まぁ、目的地がマイナーなほど余計に行きたくなっちゃうへそ曲がりは毎度のこと・・・

 いくら行き当たりばったりだって、ホテルは日本からインターネットで予約しておこうと。しかし、サパには予想以上に宿が多くてビックリ。ネットのレビューは英語の書き込みがたくさんあって、よほど欧米では人気のある所らしい。星の数ほどあるホテルの中でよさそうだったのが中心地の教会近くにあるPVホテル、ネット評価では9.1(10点満点)だって。料金はデラックスルーム(山側)で60USD、スーペリアルーム(町側)で45USDだそうな。サパの相場はだいたい2千円~3千円(一部屋)みたいだから、割と豪華なホテルってことなのかな。どちらの部屋も広さと設備は同じだったので、眺望の違いで15USDなら安い方でいいか。どうせ、山はホテルから一歩出ればいくらでも見られると思いまして。で、一番の決め手になったのがホテルの正面から撮ったPVホテルの外観がキレイだったのよね。白壁のお城みたいで、「こんな山のホテルに泊まってみたい!」の見本みたいな・・・

 でも、やっぱ、ネット情報は鵜呑みにしちゃダメだってば。「伊勢エビの活き作りと、絶景露天風呂はイメージです!」みたいな、日本のパンフレットにもよくあるでしょう。朝食付き2人分で5千円以下なんですよ、定宿の東○インより安いんですよ。結局、白亜のお城ホテルは夢と消えました。予約したPVホテルと同じ名前のホテルは、ちゃんと地図の場所にありましたけど・・・


【寝台列車は定刻の5:30にラオカイ駅に到着、ホームに溢れる客引きのおじさん(タクシーやバイク)にもみくちゃにされながらやっと駅舎の外に出る。出たら出たでまた客引きのおじさんが群がってくる、中にはスーツケースを引ったくろうとする猛者もいて・・・】


【「アイ キャント スピーク ジャパニーズ!」と客引きのおじさんを振り払って、やっとサパ行きの路線バスを発見。寝台列車で一緒に来た欧米の皆さんは全てツアーだったらしく、迎えの専用車に吸い込まれていく。結局、列車からこのバスに乗り換えたのは我々2名だけでした・・・】


【運ちゃんか車掌さんかわからないおじさんは「早く乗れ!」と言うけれど、いったい何時に出るんでしょう。「6時だって外の看板に書いてあるじゃん!」と中学生に教えられ・・・】


【出発直前に「お金払って!」と車掌のおじさんがやって来た。ぴらにあが6万ドン(2人分)を渡すと、おじさんの持っている札束から2千ドン。「ン?、4千ドンでしょ!」とぴらにあの顔に出ると、「悪ぃ、間違えちまったよ!」って感じで笑いながらもう2千ドン(10円)くれました。誤魔化そうとしなきゃお釣りはチップで出したんだけどなぁ・・・】


【バスの出発時に乗っていたお客は我々を含めてたった4人、ガラッガラのまんまで真っ直ぐサパに向かうのかと思っていたら、中国国境の方に走っていく。途中でどんどんお客さんが増えて満席に、観光用というより常連の通勤の皆さん(サパで働いている人?)が使ってるのね・・・】


【7:30にサパに到着、バスは濃霧の中でトレーラーをムリに追い越して対向のバイクと正面衝突しそうになって眠気が吹っ飛ぶ。若旦那はウトウトしていて窓ガラスに頭を強打、記憶は全くないらしい。さて、白亜の城じゃ無かったPVホテルのフロントのお兄さんは、玄関を入るなり「○○さん、お待ちしてました~!」とすぐに部屋に通してくれました。「アーリーチェックインでも早すぎじゃん!」と若旦那、見た目はともかく親切だなPVホテル・・・】


【「帰りのバスのチケットは持ってる?」とか、「フルーツもお水も無料だから遠慮無く!」とか、PVホテル(さすが9.1)の皆さん優しいのね。シャワーを浴びている間に霧が晴れましたので、さっそく探検に出掛けましょう~!】


【まぁ、白亜って感じもしなくもないけど。でも、何度見てもネットのトップの写真は全く別のホテルと思われ。いや、PVホテルのスタッフの皆さんのサービスは満点なんですよ、サパに来たら是非また泊まりたいです・・・】


【タクシーでファンシーパン山のケーブルカー乗り場までは10万ドン(500円)程度。ハノイのタクシーは初乗り6千ドン~1万ドンなのに、サパのタクシーは初乗り1万7千ドン(初乗りの距離がハノイより長い)なので、初めボッタクリなのかと思いました・・・】


【ケーブルカーのみ往復60万ドン(3千円)、ケーブルカー+フニクラーの往復だと70万ドン(3千5百円)だって料金表に書いてありますけど。そのフニクラーとは何でしょう?、ガイドブックには載ってないんですけど・・・】


【うわ~、ケーブルが消えていく~!、2,500m辺りで霧の中へ。あっという間に15分で標高3,000mの山頂駅に到着、降りると空気が薄くていきなりふらつく。「大丈夫じゃん!」とか言ってた若旦那も、階段を駆け上がって「やっぱりクラクラする~!」だって・・・】


【フニクラーは新しく作ったケーブルカーのコトなんですね、あと標高差100mの山頂までひとっ走り。そうか、「フニクリフニクラ」って山の歌じゃなくて、登山電車の歌だったのか。「鬼のパンツはいいパンツ~、強いぞ~♪」ですな・・・】


【ほぼ歩かないでファンシーパン山(ヒマラヤの末端)3,143mに到着~!。たぶんハイヒールでも来られちゃう手軽さにビックリ、ロープウェイが完成するまでサパから2泊3日だったそうで。ベトナムの国旗(10本くらいある)はご自由にお使いください・・・】


【ホント、5m先も見えない濃霧&吹っ飛ばされそうな強風、時々空が青くなったりしてたけど結局晴れず。しかし、横殴りの雨が降ろうがメッチャ寒かろうが、欧米の皆さんってどうしてどこでも半袖半ズボンなんでしょう、きっと気合いが違うんだな・・・】


【それにしても美しい棚田、サパからもっと山奥に行かないと見られないと思ってました。ランチを食ったら一番近いカットカット村(黒モン族)に行ってみよう・・・】


【いや、ベトナムの皆さん根性ありますねぇ。「大きなカブ」みたいにもの凄い坂を10人くらいでコンクリートミキサーを担ぎ上げてますけど、ロープが切れたらどうするんだろう・・・】


【カットカット村(サパから2Kmくらいらしい)に行く途中のレストランでランチ、フォーの焼きそばと、鶏肉のレモングラス焼き(ちょっと辛い)が絶品でした。しかし、お会計の時に少し高いなと思って確認したら、焼きそばが2皿分になってました。トラブル情報によりますと、レストランで多く付けられていることがよくあるそうなので、注文していないときは「食ってね~よ!」と日本語で言いましょう・・・】


【レストランから30分ほど山道をガンガン下っていくと(標高差200mくらい?)カットカット村の入り口に到着。チケット売り場で5万ドンを支払うと、村の中の小道(入り口に強面のお兄ちゃんが立ってる)に入れてもらえる・・・】


【石畳の両側は民芸品を売るオミヤゲ屋とか、古い家の中を見られる資料館とか、水牛とか鶏の親子とか。とにかく、膝が笑ってしまうほどガンガン下る・・・】


【「少数民族の村はツアーで行った方がよい」と、「体力が無い人は止めた方がいい」とガイドブックに書いてあったアドバイスに納得。ちゃんと所々にステキな休憩所がありますけど・・・】


【家の前で黒豚ちゃんがダンゴになって寝ております・・・】


【その横をモン族のばぁちゃんが赤ちゃんを抱っこして元気に上っていく。民族衣装は観光客に見せるために着てるのかと思ってたけど、普段着で今でも着ているようです。フツーに民族衣装でバスにも乗ってきます・・・】


【たぶん村の入り口からさらに200mくらい下って(小一時間)、やっと村の一番奥に到着。もし夏だったら途中で挫折していたと思う・・・】


【巨大な水車は揚水と精米に使われていたようです。さて、これからサパの町まで戻るんですけど、アラフィフが歩いて上がるのはもうムリっす・・・】


【村の出口の橋で「ダンナ、バイクタクシーですよ、楽チンですよ!」とお兄ちゃんに囲まれる。客引きのタクシーには絶対に乗らないと決めているけど、今回限りの特別ルールにて片道5万ドンで交渉成立。「ヒャッホー、楽しい~!」って若旦那は喜んでますけど、ぴらにあは運ちゃんのギヤ操作が雑なので結構怖いんです。規定料金はサパ~カットカット村の片道4万ドンだったみたい・・・】


【PVホテルの下の道(メインストリート)は週末になるとホコ天になって市が立つらしい・・・】


【PVホテルで一休みして(今度はウエルカムドリンクのスイカジュースを持ってきてくれた)、もういっぺん町の探検に行く。ランドマークの教会の周辺は公園になっております・・・】


【タクシーで町外れの市場へオミヤゲを買いに行く。モン族の民族衣装風のワンピ(ちぴ子用)を値切って45万ドン(2千円ちょっと)、若旦那の抱えているビニール袋は刺繍のポーチ(スマホが入りそう)を30個大人買い・・・】


【雲南国境に近いのでお茶をいっぱい売っているけど、ぴらにあの好きなプーアル茶みたいなのより、薬草茶とか滋養強壮的なヤツが多い。霊芝にヒトデに人参に謎の根っこにトカゲの干物のセットってスゴイな・・・】


【明日、ハノイまで乗るバス(PVホテルのお兄さんが予約してくれた)も市場の前から出ます・・・】


【広場でブレスレットみたいな小物を消極的に売ってたモン族の少女・・・】


【なんかね、ちぴらにつかず離れず、どうやら気に入ってしまった様子。ベトナムのお姉さんは若旦那の見てくれがお好みらしく(色白好き?)、ここだけじゃなくてだいぶモテてました・・・】


【ホテル前の坂道は串焼きロードとして地元民に有名らしい。1本1万ドン~1.5万ドン(セルフでトレイに取ると焼いてくれる)で、お姉さんがちゃんとメモ帳につけて明朗会計でした。キノコのバラ肉巻きが美味かったッス・・・】


【夕方の散歩でカットカット村をもう一度上から見に行く。いや~、色々なことがありすぎてまだ2日目とは思えません・・・】


【だいぶ疲れたのでPVホテルのフッカフカのベッドで寝ましょう。欧米人対応のラージサイズはいいんですけど、足元のベッドの角が出っ張って何度もスネをぶつけてちょっと血が出ました・・・】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする