手足口病で都会に足止めになっていた頃、な~んでかちぴ子は暴れていた。ぴら奥さんに抱っこされていても「ウギャ~!」と泣いてばかり、夜も泣いて泣いて泣いてそれでも眠れず、よほど熱が辛いのかと思ったけど、平熱に下がっても「ウギャピ~!」のままじゃん・・・
どうやら、「ここはどこなのよ~!」とばかりに東京の家が落ち着かないみたい。で、島に帰ってきて海を見たとたんに驚くほど静かになったちぴ子。近所の港でボーッと波を眺めて、「ワタシが欲しかったのはこれなのよ~」という感じでマッタリしてる。10日ほどご無沙汰だった保育園も、ママと離れる時だけちょっと泣いたけど、あとはすんなり遊んでたそうな。3週間ぶりに学童保育へ行った若旦那の方も、「今日は疲れたから早く寝る!」って静かに布団に潜り込んでるし。青い海と白い雲と緑の山と、3拍子揃ってないと落ち着かない田舎モンの兄妹らしい。あぁ、ヤツらは都会の暮らしに耐えられるんだろうか・・・