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東京六大学選抜VS東京ヤクルトスワローズ。

2006-11-05 19:02:07 | 野球観戦記
東京六大学にとっては一大イベントです。六大ヤクルト。
haluの好きな六大の選手も何人か選抜チームに入っているので、
彼らの力がどれだけプロの選手に通用するのか、非常に楽しみです
…あと、haluはプロ野球を全く見ないので、ヤクルトの選手をまったく知りません
なので、トンチンカンなこと書いてたらスイマセン
おかしな点があったら、どうぞご指摘くださいませ。

先発は、ヤクルト・藤井、六大・宮本くん。
早稲田OBと現役早稲田の対決です。

1回表。
大谷くん、緊張なのか力みなのか、立ち上がりの制球が若干乱れています
先頭打者・青木に四球を与え、無死1塁。
続く2番・田中浩はライトフライに打ち取ったものの、
3番・野口の打席で青木が2盗し、1死2塁。
野口の内野ゴロの間に3塁へ。2死3塁。
4番・畠山のライト前タイムリーで青木が生還し、ヤクルト、1点先制です。
宮本くんは、球速は普段のリーグ戦と同じくらい(130㎞後半~140㎞前半)出ていたし、
制球の乱れはやや見られたものの、そんなに悪い出来ではなかったと思います。
でも、普段のリーグ戦では見逃してもらえる多少甘い球でもプロの選手はキッチリ当ててくるので、
そういった面でかなり苦労していたんじゃないかなあ?という印象です。

1回裏、1点を追う六大学の攻撃です。
1番は我らが六大学のスター大引くん。
このビッキーが、打席で粘りまくります。
見送り・見送り・ボール・ボール・ファウル・ボール・ファウル・ファウルと来た9球目。
フラフラとレフト方向へ上がった打球は、決して力強い打球ではありませんでしたが、
そのままスーッと六大学応援団が声援を送るスタンドへ…!!
写真は、このホームランの瞬間です。
こういう華やかな舞台でキッチリ仕事が出来るビッキーってステキだなあ
ビッキーの先頭打者ホームランで、六大、早くも同点に追いつきます

六大は宮本くん→相澤くん→久米くんという豪華な投手リレーで
ヤクルトの反撃を絶ちます。
相澤くんも久米くんも、1イニングだけのマウンドでしたが良かったなあ。
haluが贔屓にしている相澤くんは、
1番・青木にツーベース&3盗を決められ1死3塁というピンチを迎えてしまいましたが、
ライトの金森くんの好守備にも助けられ、無失点に抑えました。
しそて、間違えた、そして久米くん。
ヒットのランナーを出しながらも、セカンドの田沼くんの好守備に守られ、
最後の打者の7番・牧谷を三振に斬って取った時に出たガッツポーズ!!
久米くんって、いつもひょうひょうと投げているカンジなんですけど、
あんなに感情を爆発させることもあるんですね。
また、相澤くんも久米くんも、自身と同じチームの野手に助けられるのが
チームメイトとしての絆を感じさせてくれて、haluとしては結構良かったです

4回裏の六大の攻撃中、我らが東京大学のエース重信くんが
3塁ベンチ前で投球練習を開始しました。
3塁側内野席に座っている六大ファンの方々がざわめきます。
「重信が投げんの?」
「試合ぶち壊しちゃうんじゃん?」
六大ファンのみなさん!!お気持ちは重々承知していますが、
でも、重信くんは、調子の良い時はホントに良いんです
何球か投げさせれば、その日の重信くんの出来が分かります
だからそんな、諦めムードにならないで…
厳しそうだったらすぐに次のピッチャーを…あ、もうブルペンで小松くんが投げてる

そんなhaluの気持ちを知ってか知らずか(←知るわけありませんね
5回表から、重信くんがマウンドへ。
重信くん、この回の先頭打者、8番・城石に1-1からの高目の球を左中間に運ばれます。
いきなり無死2塁。重信くんピンチ!!
続く9番・米野にも左中間を破られ、たったの8球で1失点…
うう、もう見ていられないよう早く交代してくれい
1番・青木が緩い球を引っ掛け1塁ゴロ。1死3塁。
ここで重信くんから小松くんにスイッチ。
ベンチに引き上げる重信くんに対して、3塁内野席から拍手が…
この拍手にはどんな意味があったんでしょうね?
同情?ねぎらい?冷やかし?
東大ファンのhaluとしては、
「東大の選手がプロ相手にアウトひとつ取った」
ということに対するねぎらいの意味だと思いたいなあ。
重信くんの後を継いでマウンドに上がったのは、小松くん
この小松くん、元々球が速いのですが、
重信くんの130㎞前半~半ばの球を見た後だと、余計に速く感じます。
しかも球がすっごく重そう!!
岡崎くんのミットに納まる時の音が「ドスン!!」ってカンジでした。
小松くんは後続を断ち、続く6回も危なげない投球を見せてくれました

6回裏。
先頭打者・ビッキーが四球で出塁。無死1塁。
2番・前田くんのサードゴロで、ビッキーはセカンドアウト。
前田くんの足が生かされダブルプレーは成立せず、1死2塁。
この時の1塁付近の様子が楽しかったです
ヤクルトのファースト・宮出が190㎝、前田くんは163㎝。
このふたりが並んでいると、パースが狂っているみたいで、
長く見ていると酔いそうな光景でした
3番・金森くんの打席の、カウント2-1からの4球目のボール球、
キャッチャー・米野が、
身体の大きさに反してリードの大きかった前田くんに対して牽制球を投げますが、これが大暴投!!
ボールは1塁側のブルペンまで転がってしまいます。
俊足の前田くんは持ち前の足を生かして、一気に3塁へ。1死3塁。
打席の金森くんは、このプレーの次の球をセンター前にキレイに弾き返し
前田くんがホームイン!!
六大学、2-2の同点に追いつきます

7回表。マウンドは小松くんから大谷くんに代わります。
先頭打者の8番・城石に四球を与えてしまい、無死1塁。
続く9番・米野はショートフライで、ランナー動けず1死1塁。
1番・青木は0-1からの変化球?を引っ掛けてセカンドゴロ。ダブルプレーのチャンス!!
しかしゲッツー狙いで焦ったのか、セカンドの上本くんが打球をこぼしてしまい1死1,2塁。
秋季リーグ戦の後半あたりから、上本くんの調子が下降気味ですよね?
打撃の不振が守備にも影響してしまったようなカンジです
完全に打ち取った当たりだったにも関わらず、
本当のチームメイトの守備に足を引っ張られてしまった大谷くん。
相澤くんや久米くんのピンチを救ったのが、チームメイトの好守備だったので、
余計にカワイソウでした…上本くん、しっかりしろよ
2番・田中浩が打席で粘り、9球目をレフト前に弾き返し、
セカンドランナーの城石が一気にホームを突きます。
そんなに深い当たりではなかったのですが、
レフトの田中くんの返球が弱々しく且つ逸れたため
城石がホームイン。
大谷くんは、チームメイトのエラーで出したランナーを返してしまいました
ホント…上本くんも田中くんも、しっかりしろよ

8,9回は、満を持して、加藤ミキティが登場しました。
この加藤くん、ハッキリ言って、そんなに調子が良いようには見えませんでした
絶好調の時の加藤くんは、145㎞を越える速球をバシバシ投げ込み、
速球を打ちに来た打者に、変化球を引っ掛けさせる…というカンジのピッチングですが、
この日の速球は140㎞前半止まりで、また制球も良くありませんでした。
…と言うか、全体的に球が高目に浮いていたように見えました
それでもプロ相手に全く危なげないピッチングをしてしまうミキティ。
いやん、ステキ

9回表。
加藤ミキティ対「代打オレ」が実現!!
古田PMがベンチから出てきた時のミキティの笑顔ったらもう!!
そして古田PMをセカンドゴロに打ち取った時のミキティの笑顔ったらもう!!
加藤くんが本当に嬉しそうだったので、
客席から見ているhaluも笑顔になってしまいました。

試合は2-3でヤクルトの勝利で幕を閉じました。

全体的には…本当に面白かったです!!
試合を見る前は、プロ野球のオールスター戦のような、
お祭りみたいな雰囲気になるのかな?と思っていたのですが、
実際は最初から最後まで真剣勝負でした。

中でも目立っていたのは…やっぱりビッキー!!
4打席3打数3安打1四球という堂々たる成績でした
プロに行っても活躍して欲しいなあ
そしてピッチャーでは、久米くんと小松くんと加藤ミキティ。
久米くんの変化球の切れの良さ。
小松くんの速球のスピードと球の重さ。
加藤くんの速球と変化球のコンビネーション。
小松くんは2年、久米くんと加藤ミキティは3年なので、
来年のリーグ戦がメチャメチャ楽しみです

そして球場を盛り上げてくれた、六大応援団
明治のチャンスパターンの演奏の中でビッキーがホームランを打つなんて、haluは大興奮でした。
7回以降の、各校のチャンスパターンメドレーや第一応援歌メドレーもカッコ良かった!!

是非、今後も何らかの形で続けて欲しいなあと心から願います。


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36 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (風雲再起)
2006-11-05 19:44:20
TBありがとうございました。
大学野球の選手はサッパリわからないのですが、
東大の投手が出てこないと、スワローズは多分負けてました・・orz

まぁ流石即戦力と呼ばれる選手が居るだけのことが
あるなぁと思いましたが・・正直なところ
情けない気分になりました。
返信する
Unknown (フェリックス)
2006-11-05 19:47:43
六大選抜側のスタメンうpしてくれたら有難いです。
返信する
風雲再起様 (halu)
2006-11-05 20:22:01
はじめまして、こんにちは!!コメントおよびトラックバックありがとうございます。
試合前は「プロの選手を相手にして、試合になるのかな?」と思って球場に行きました。でも、あんなに緊張感のある試合になるなんて!!またこういう試合が企画されたら嬉しいなあなんて、大学野球ファンのhaluは思ってしまいました。
またお越しくださいね!!
返信する
こんばんわ。 (Leo’s)
2006-11-05 20:24:05
私としてもこういった企画を来年以降も続けてもらいたいですし、プロ野球のみに注目している野球ファンが大学野球に関心をもち、テレビや球場で大学野球の試合を観るきっかけになればいいと思います。



昨日の試合ですが、金星まではいかなかったのですが、一方的でなくてほっとしています。

磐田から送った念が無事届いたかな?
返信する
あの拍手 (jimmy)
2006-11-05 20:28:38
ま、たしかにあの拍手はちょっと気になりましたね。
六大学を少しでも見てたら、重信ってそんな同情されるようなレベルの選手ではないと思うのですが。

>応援歌メドレー
ゾクゾクしました。昨日楽しかった理由の最上位が、多分これのような気がします。
返信する
TBありがとうございました (yuanyuan)
2006-11-05 20:39:49
はじめまして。TBありがとうございました。

私は逆にプロ野球は好きなんですが大学野球は全く見ないので、六大学選抜の選手は大引選手以外は名前すら知りませんでした。

...私も重信投手が降板するときに拍手したひとりなんですが、私は

青木をアウトにとった! おめでとう!

のつもりでした。

正直、重信投手、このままだと大炎上して試合を壊すんではないかと思ってたんですが、アウトひとつも取れないで下がるのも気の毒。でも、タイミング悪く打順は青木へ。。。

頼むから青木を、なんでもいいからアウトにとってくれ!と思っていたらファーストゴロだったんで思わず拍手しました。

>ヤクルトのファースト・宮出が190㎝、前田くんは163㎝。
>このふたりが並んでいると、パースが狂っているみたい

私も思いました (笑)。
返信する
フェリックス様 (halu)
2006-11-05 20:51:15
はじめまして、こんにちは。コメントありがとうございます。
当日の六大学側の選手は、以下の通りです。
ついでに、大学名と学年、当日の打撃成績(打席・打数・安打数)も入れておきます。

[6]大引啓次(法政4年)/4・3・3
[8]前田将希(早稲田4年)/3・3・0
8 須藤宗之(法政4年)/1・1・0
[9]金森宏徳(慶應4年)/3・3・1
R9 大久保寛之(明治4年)/1・1・0
[D]佐藤翔(慶應3年)/2・2・0
HD 大西啓太(立教4年)/2・2・0
[5]佐々木大輔(明治2年)/2・2・0
5 西川明(法政4年)/2・2・0
[2]岡崎祥昊(慶應4年)/3・3・1
R7 松下享平(明治4年)/0・0・0
[7]田中幸長(早稲田4年)/3・3・1
2 細山田武史(早稲田2年)/0・0・0
[4]田沼俊秀(明治4年)/2・2・1
4 上本博紀(早稲田2年)/1・1・0
[3]大澤裕介(明治3年)/2・2・0
H 小野寺優(立教4年)/1・1・0
3 升岡大輔(東京4年)/0・0・0

また、ピッチャーは以下の通りです。成績は、イニング数・打者・投球数・被安打・与四死球・自責点の順です。

宮本賢(早稲田4年)2・8・30・1・1・1
相澤宏輔(慶應4年)1・4・17・1・0・0
久米勇紀(明治3年)1・4・15・1・0・0
重信拓哉(東京3年)0 1/3・3・10・2・0・1
小松剛(法政2年)1 2/3・6・30・0・1・0
加藤幹典(慶應3年)2・7・30・1・0・0

以上は、haluが試合の時に付けていたスコアブックによる記録です。もしも間違えている箇所があったら申し訳ありません。
またお越しくださいね!!
返信する
こんばんはぁ☆ (bluestar1719)
2006-11-05 20:54:14
こんばんはぁ☆
cocktail-lightのbluestar1719です。
遊びに来ました!

生観戦できて非常にウラヤマシイです。
田舎者はおとなしく!?途中経過
チェックで我慢我慢の子でした(苦笑)

>ヤクルトの選手をまったく知りません<
haluさんは大学野球に詳しい方で
すからスワの東都OB、六大OBはご存知でしょ?

サイトを覗いていたら、スワローズ宮出から
早大・田中幸長君、バット貰ったとか何とか☆
というネタがありました。
(宇和島東の先輩後輩だもんっ!)

藤井、田中、青木も数年前は
あの中にいたwasedaのユニを着ていた
選手。後輩相手に過去の自分を
思い出したかもしれませんね☆

http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200611040000/ef18f/
返信する
Leo’s様 (halu)
2006-11-05 20:56:49
こんにちは!!コメントありがとうございます。
おそらくはLeo’s様のお気持ちが神宮に伝わってきたのではないでしょうか(笑)
でも、本当に最初から最後まで楽しめた試合でした。行ってよかったです!!
アマチュア対プロという試合は、やっぱりメディアに対して効果がありますね。TBを飛ばそうと『六大学』で検索したら、普段のリーグ戦の比ではないヒット数でした。個人的には、六大学対東都なんていうのも面白そうかな、なんて思います。
またお越しくださいね!!
返信する
jimmy様 (halu)
2006-11-05 21:01:37
こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんですよね!!重信くんは東大のエースなんですよね!!しかも昨日の試合では、制球が乱れがちだったものの、悪癖である四球は出さなかったし…まあ、出す前に降板したとも言えますが。
レフトスタンドの応援は素晴らしかったと、心から思います。5回の、法政のチャンスメドレーが流れる中での田中くんと田沼くんの連続ヒットは、普段のリーグ戦では絶対に見られない光景なだけに印象深かったです。メドレーの時は、haluは内野席で小声で全部歌ってしまいました(照)
またお越しくださいね!!
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