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県南の楽園・出羽島へ その5

2006年03月27日 | 徳島の海景
徳島県南部の楽園「出羽島」の第5話です。島の北側にある出羽島港から、東周り遊歩道、西回り遊歩道、中央遊歩道の3本の観光遊歩道が設けられています。東西どちらからでも外周をゆっくり回って約1時間30分ほどで島を1周できます。そんな手羽島の南西部に淡水と海水が混じり合う大池(おおいけ)があります。樹勢盛んな自然林が覆う小山の麓に開け、ごろごろとした岩が海との境をつくっています。ここは風光明媚な島観光の目玉ポイントといって差し支えない場所です。しかも大池は、国指定天然記念物「シラタマモ」の自生地です。シラタマモは、今から約1億4000万年前の白亜紀という時代に繁殖した海草で、海水から淡水へと植物が進化していく過程を残す「生きた化石」と言われています。根っこの部分に白い小さな玉をつけることから名付けられたシラタマモは、大池を含め世界で4カ所でしか見られない貴重な植物なのだそうです。恐竜が闊歩していた時代が封じ込められた大池のほとりに立っていると、古い生物が森の中から、あるいは池の底から、そして海からこちらを見ているような、そんな気持ちになれるかもしれません。

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