音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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叔父 安生慶 葬儀

2014年01月11日 | ◆一言◆
今日は、叔父の葬儀でした。大勢の方々がいらして下さり、親族としてありがたく御礼申し上げ・・・と、空々しく言えない、親戚関係なぞを超越した強い人間関係で集まる人々に、僕はただ見守るしかない・・・正直、そう思う日でした。
叔父は、音楽家で、作曲家で、そして、間違いなく日本で一番有名なクラシック音楽家・小澤征爾さんと親しい人でした。およそ70年に渡る関係なのだそう・・・ 私なぞ一介の甥っ子など立ち入る隙もない深い関係!(←僻み・・・?)
そして・・・自分も音楽家として生きる道を歩み始め・・・すると日を追う毎に小澤征爾さんの存在はとてつもなく大きくなってゆき・・・
自分が小さい頃にはちょっとは可愛がってもらった記憶もある、しかし大人になるにつれて、音楽を志す身の上となったなら、小澤さんへの接し方は無邪気なあの頃とは全く変わってしまい、正直、本当にこわい存在となっていった・・・
叔父は、その小澤さんに近い人間。小澤さんを助け(助けられ!)、小澤さんを尊敬し、そして・・・小澤さんが大好きだった叔父!「小澤、あいつは凄いよ!」と言っていた叔父の声が今でもはっきり思い出されます。
その二人の関係が、自分も歳をとり少しずつでもわかってくると、叔父も自分にとって、こわい存在となっていったよう・・・今思い返しています。
慶ちゃん、と呼ばせてもらって親しいはずの親戚関係は、「近くて遠い」人間関係となっていったのでしょうか・・・
小澤征爾さんとともに近くて遠い存在・・・
不肖の甥で、ごめんなさいですが、応援して下さっていたことも、きっと叔父の、そして叔母の本音なのでしょう、(きっと親戚として心配でたまらないのでしょう!?) そう、信じさせてもらって、これからもがんばって、いきます。

慶ちゃん・・・ありがとうございました!
僕は慶ちゃんほど肝臓は強くはなさそうなので、酒量は真似しないようにします!
今は、しばしゆっくり休んでください。
智ちゃんを、見守ってください。


合掌
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