あきさんの旅写真

海外旅行をした記憶のために撮った写真を、出来事と一緒に残しました。

さあ出かけよう。

2011年12月26日 | ポルトガル・西【2007年の旅】
2007年12月22日

さあ出かけよう。

LH737便座席に着いて、鞄からカメラを出そうと鞄の中を探すがカメラが無い。
いかん、忘れた。

「すみませんが、イクスキューズ、ちょっと!」
周囲はデカイ外国人のキャビンアテンダント(CA)さんばかり、
日本人の中肉中背のきれいなCAさんが来てくれた。感謝!
「ラウンジにカメラを忘れた」
「少しお待ちください」

飛行機、動いちゃうんじゃないだろうか。心配心配。
しばらくして、別のもっと若い日本人女性が持ってきてくれた。
「すみません、確認なんですがメーカーはどちらでしょうか?」
「canonですが」
「じゃ、これで間違いありませんか?」
よかった。カメラがなかったら旅そのものが意味しない。

岩木山と弘前が見えた。

ほどなく北海道の西の空から徐々に日本を離れて行く。
眼下に凍った大地が続く。
この広い台地に人の気配が無い。

不思議な感じだ。
さっきから月が同じ位置で見える。
白と青の大地と空の間に浮かんでいる月が。


大きな川が蛇行する。

何という川だろう。
これが、アムール川なんだろうか?
今まで多くの川を眼下に見てきた。
三日月湖を多く残した、曲がりくねった
幾多の川を
でも、これは桁違いに大きい。

ここを、その昔に伊勢の漁師、大黒屋光太夫が旅をしたのだろうか。それには夏よりも冬のほうが旅をしやすいのだと、夏は蚊に悩まされるが、冬は蚊がいないうえ凍った大地、湖面、川をそのまま犬そりで進める。それにしても難儀だっただろうな。