住宅ローンへの道 激闘６

Ｍ女史が会社の上司の係長Ｓ氏を連れて来た。
最近恒例の、家内引き回しの刑にＳ氏を処した。

「どうなのよ」
かれは、小太りでメガネを掛けて脂ぎって居た。
「いきなり、床を張替えと言われても？」

「でもさ？実際お宅は紹介料としてあの業者からお金を
貰って居るわけですよね。」
「あのコーティング業者も決して大きな会社では無いようだし？
ここは、オー○○ハウスさんがお金を貸すとか？折半するとか？
色々な道が有るのでは？もしくは、今後お客を紹介しない！と
脅せば？？？」

彼はうつむいたまま「はー」
「お客様そう言われましても？もし裁判となると。
過去の判例に元に考えると？」


ああー言わなくて良いことをＳ君言ってしまった。
「馬鹿野郎！仲介料を貰って於いて裁判だと！」
「いえいえ！！そんなお客様」
「もし裁判に至った時には？と言う話で。
「あのさ？誰が訴えると言った？それとも
君の判断で面倒なので裁判でもやりましょうか？と言う事なの？」

「お前俺と裁判するの？」
「お前の所の弁護士がどれほどの腕かしらないが？我が家の
父上は国家公務員で法曹界にも知り合いは沢山居るよ？」
「まさか、裁判と言う言葉を使って俺を脅迫してるつもり？」

「すいません」
「俺はね、中華屋に入ってチャーハンを頼んだら中にハエが入って居たんだ。
それを店に対して作り直せ！と言ってるんだ」
「お前を含めて、コーティング会社の社長は、ハエ入りチャーハンを
持って来て於きながら、文句を言ったら？その場でハエを取り除きこれで
どうぞ！と言って居るのと同じだ」

「オイ！そんなチャーハンお前食うのか？」
Ｓ君ビビリながら「いいえ食べません」

「俺も食べられないな？」
「お前らが言う譲歩案を呑めと言うなら、俺の目の前で
ハエ入りチャーハン食べてから言えよな」

終始Ｍ女史はうつむいたまま。
「Ｍさんもった話が分かる人間を連れて来いよ！」
「Ｓ氏では話に成らないので、今日の所はお引取り下さい！」