いやしの風景

フォトマスターEXの管理人がいやしの風景をお届けします。たまに雑談や撮影記なども。

ホーキング博士の本を読む

2017年02月01日 | 日記

本の紹介をする前に、遅れましたが展覧会をご覧いただいた方にお礼を申し上げます。

会期中は寒気の到来で残念に思っています。

 

さて、写真家の私がなぜ宇宙論の本を読むかというと、実は私は理系の人間なのです。

学生時代はフォートランという言語を使ってプログラムとデータをパンチカードに打ち

込み、大型コンピューターを動かしていました。

発行 エクスナレッジ

定価 1800円+税

 

今は写真しかやっていません。この本も専門家や学生向けに書かれたものではなく、

いわゆる啓蒙書の部類ですが、なるほど全米ベストセラーというだけあって、わかり

やすい内容になっています。宇宙と人間と題されているように、有史以来、人はどの

ように宇宙を理解してきたのかということを、物理学の進歩を追いながら解説してい

ます。人は見える世界を実在としてきました。その後ミクロの世界には顕微鏡が、マ

クロの世界には望遠鏡が導入され、肉眼以上の世界がわかってきます。しかし、それ

でも見える世界です。それを超えた場合、何を実在と言うのでしょうか?そんな世界

を支配している法則とは?ミクロ(素粒子)からマクロ(宇宙)までのすべてを記述する

唯一の理論はあるのだろうか?最終的に(現時点で)M理論というものが提出されます

が、科学理論の進展もさることながら、拡大してゆく宇宙の中のちっぽけな、かつ些

細な時間を生きる人間の意味とは何なのか、私のもっとも気になるところです。

興味のある方は読んでみて下さい。わからない部分にはあまりこだわらず、どんどん

読み進めて、全体の流れを知るようにすると良いでしょう。

 

 

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