いやしの風景

フォトマスターEXの管理人がいやしの風景をお届けします。たまに雑談や撮影記なども。

芭蕉に学ぶ写真の極意9

2021年07月29日 | 日記

高く心を悟りて俗に帰るべし

 

前後二つの主張から成る。土芳は常に風雅の誠を責め悟りて、

今なす所俳諧に帰るべしといへるなり、と続ける。現代の学者は

後半部分を「軽み」の主張とみる人もいる。軽みは日常卑近な事

柄をさらりと言い流すことなので、それだけだと駄作になる可能

性が高い。それを防ぐのが前半部分といえるのではないだろうか。

写真も日中を避けて朝夕にばかり注目するが、目の前にある美を

見逃さないようにしたいものだ。

 

今春大台ケ原で撮影。このシロヤシオは枝ぶりが良い。

 

 

 

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光芒

2021年07月21日 | 日記

さして珍しくもないが、光芒写真の名作は数多く撮られている。

栃木の尚仁沢、熊本の菊池渓谷等、霧の出やすい場所となっているが、

前景に流れやミツマタの花を配するものが多い。

もし前景に今どきのアジサイでもあれば、目を引くかもしれない。

 

FINEPIXにて撮影、手持ちなので若干左に傾いてしまった。

 

 

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芭蕉に学ぶ写真の極意8

2021年07月12日 | 日記

新しみは俳諧の花なり

 

郷里の門人土芳の書いた三冊子にみえる。

不易流行論の流行の部分と解して良いでしょう。どこかで聞いたような、

あるいは見たような作品作りを戒める言葉です。同じような作品ばかりになる

ということは、芸術の停滞を意味しています。常に前へ進めということですが、

風雅の誠(芸術としての本質)は見失うな、それが不易ということだと、土芳は

解説しています。

原画は645、べルビア100にて今春撮影

コンパクトデジカメで複写してみたが、色が悪い。

 

 

 

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