大台が終了の頃、行者還方面に行ってみました。有名な展望台は相変わらずの
人出ですが、私は素通り。
上部は晩秋ですが、山には雲がかかり、雲間からの光が山腹を照らして、ドラマ
チックな風景を見せています。もし紅葉が絢爛たるものなら、コンテスト向きの
作品になったかもしれません。しかしそんなものばかりが芸術でもありません。
フラットな光線状態で、一部分を狙っています。この写真では人をハッとさせる
ようなものはありません。しかしよく見ると、左はほとんど葉が落ち、右はわず
かに紅葉が残っています。まもなく右側も左のようになるのだなと、時の移り変
わりと共に、一抹の寂しさも誘うように感じられます。
ペンタックス645NⅡ
80-160mm
150-300mm
べルビア100