昨年から暖かい日が続いています。自宅の洋ランも外に置いてあるのに花芽を付けています。
年末から新年にかけて、「北の国から」の全24話を見ました。各話の間には脚本を手掛けた倉本氏のインタビューがありました。「じゅん」と「ほたる」のけなげな姿には感動しますが、大人たちの恋愛のもつれはドラマとしてはそんなものとも思いますが、現実的にはどうかなと…。それはともかく、私が気になったのはドラマの中で猛吹雪で電気が止まり、水道もモーターが動かず使えなくなり、ストーブもファンヒーターが点火できず困ったという話が出てきます。このドラマは35年前に放映されたもので、30年後に東北大震災、次の年には紀伊半島南部豪雨という災害に見舞われます。文明の便利さがいかに弱いものであるかということを、このドラマから読み取っていた人がどれほどいたのでしょうか。倉本氏もインタビューの中でふれていますが、ドラマの中でも文明批評は出ています。父「五郎」は東京を離れ富良野でログハウスを建て、谷から水を引き、風力発電機を設置して自立生活を始めます。「自然と向き合って生きる」ということが大事だということが大きなテーマであって、その事を見落としてはならないでしょう。
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