*太陽の子歳事記*

てぃだぬふぁさいじき・・YOKOが愛する音楽、沖縄、日々の生活

BrazilとJapanの距離。

2005-09-13 18:47:06 | てぃだぬふぁ日記
友だちのOが先週からブラジルへ行っている。
Oは新聞記者をしていて、ブラジルの日系社会についての特集記事を
まとめるために取材で出向いているらしい。

結構彼からはマメにメールが届く。
ブラジルって日本の裏側にある国だ。
飛行機で行くと、成田から25時間くらいかかるらしい。
そんな遠い国からタイムリーでメールのやりとりができるなんて、
世界って狭いのか広いのか解らないなぁって思う。

突然だが、自分は学生の時、歴史が苦手だった。
世界史とか特に興味もなかったし、赤点だった。
現代史もほとんど覚えていない。
だから、ブラジルの日系社会がどうやってできたのかも全然知らなかった。
でもOから色んな情報をもらって、少し知ることができた。
・・・かも知れない。
誤った認識だったらごめんなさい。


 今のブラジルにいる日系一世は出稼ぎで渡ったので、
 いつかは故郷(日本)に帰るつもりだったのに、
 終戦後のゴタゴタなどでそのままになり、未だ帰れないでいる。
 そうして、その子孫は今、ブラジルが不景気のため、
 日本に出稼ぎに来ている。
 ブラジルに帰っても職がないため、帰れずに日本に留まっている。

そういった現状らしい。
なんだか不思議な現象じゃないですか?
日本に帰れずにブラジルにいる日本人のおじぃ、おばぁたちは
どんな思いでいるのだろうか。
自分たち日本で暮らしている人間にはなかなか伝わってこない。

ああ、そうか。
Oの仕事はそういう事を
人に伝えることができるんだね。


そう考えると、素敵な仕事だなあと思った。
今のところOは危険な目には遭っていないというが、
あまり治安のいい状態じゃないらしいので
気をつけて帰ってきて欲しいと思う。