イーダちゃんのひとりごと

東京・国立市で絵本、木のおもちゃ、ペンギングッズを販売しているペンギンハウスのペン員1・イーダちゃんの日々。

4月29日(土) それはそれで寂しい

2006年04月29日 22時52分56秒 | ペンギンハウスでの日々

さらに3社の納品があり、ナナさんと昨日に引き続き、
開店時から閉店まで怒涛の荷物あけ。

へとへと。

私は途中で新着ブログに取り掛かってPC前で椅子に座っちゃいましたが、
ナナさんは「足が疲れた~」とボヤいておりました。
私のほうが老体だから、許してね。

結局1社、あけられず。明日の3&0のために残しておきました。

ところで、今日、第5土曜日だったので、おはなし会はお休み。
どなたか間違えて来ちゃうかな~と思っていたのですが、
午後にはそんなことも忘れて必死で荷物あけ。

夕方になってナナさんとハタと気づき、
「誰も来なかったね~」。

それはそれで、ちょっと寂しい(笑)。

今日はもじ様(隣のもじ蔵)に集客を助けられた一日でした。
連休に入って、もじ様、昼間から行列です。
時間つぶしは、ぜひペンギンハウスで。

4月28日(金) ドドドッ

2006年04月28日 23時09分38秒 | ペンギンハウスでの日々

午前中は雑貨の仕入れにおでかけ。

午後、店に戻ったら、ナナさんがダンボールに埋もれていた。
GW前に入れようと発注したものたち。

だいたい発注作業って、ついつい何社もまとめてやってしまうので、
同じ日にドドドッと納品が。
私が悪いんだけど。

せっかくGW前に入ったのに、開けきれないんじゃダメよねぇ。
反省…。

4月27日(木) いろいろ

2006年04月27日 23時30分03秒 | ペンギンハウスでの日々

情報センター出版局の研修生3人衆から、カステラが送られてきました。
ありがとん。
彼・彼女たちのことを思い出しながら、むさぼりました。
もぐもぐ。
ところで、カステラって、どうして膨らむんだろう・・・卵白かしら。なんてこと考えながら。
当分おやつには事欠きません。感謝。


近所に住むHちゃん(年中・4歳)。
今日も店にやってきて、ひとしきり私たちとおしゃべりした後、
ママが「帰るよ~」と声をかけたら、
「いや! ここに住みたい」
と、言った。

嬉しかった。よしよし、ちゃんと育っているぞ(笑)。


日野の知人&お客さまから送られてきた「おひさまはらっぱ通信」。
親子クラブみたいなものの会報です。
2月に実施した「出張・おとなたちの絵本部屋」のレポが載っていました。

いつものことながら子どもとのいろんな関わりのこと、今回は特にテレビについてどう考えているかが
書いてあっておもしろかった。
主催者の一人が尊敬する学生時代の先輩なんだけど、エライ先生とかじゃなく、
そういう身近な人がどう捉えているかがわかると、すごくおもしろい。
書き留めておきたい言葉がたくさんあった。
広告料払っていないのに、店のこと宣伝してくれた。もう、日野には足を向けて眠りません。

この通信、ペンギンにバックナンバーも保存してあります。
閲覧自由なので、ご希望の方はお声をおかけください。
いろいろ考えさせられます、私はいつも。


4月26日(水) 未満、以上 から、まで

2006年04月26日 23時43分44秒 | ペンギンハウスでの日々

T社に本の仕入れ。
新刊をいろいろあさってきましたので、明日の新着ブログは賑やかになると思います。
お楽しみに。

さて、今日はおもちゃの年齢表示のことを。

おもちゃでも、今ではほとんど対象年齢表示がついています。
外国語でも簡単な表記だし、マークによる表示もあるので、さがし出すことは容易です。

この年齢表示。メーカーがつけているんだけど、これのせいで売れないことが先日ありました。

対象年齢未満の子どもに売れないということじゃなく、
たとえば、「4歳から」の表示があるばかりに6歳や7歳の子どものために買われないというケースです。

子ども本人がこの表示を気にするというのです。
たとえば子どもが7歳だとすると「4歳以上」の表記をみると、
子どもっぽい、ちっちゃい子の遊ぶものだと敬遠するというのです。ま、絵本でも
あるんですけどね。(それこそ子どもじゃなく、大人のケースも)


年齢表示ってあくまでも目安だから、とか、
安全基準(誤飲など)で年齢が決まるってこともあるから、とか、
その年齢が一番このおもちゃを楽しく遊べるという意味ではない、とか、
そう思い込んでいる子どもにこのことを理解させるのは難しい。
子どもじゃなくたって、先入観のある人に理解してもらうのは難しい。

でも、それを救ってくれるのは、想像力だと思う。本人だったり、まわりだったり。

対象年齢表記。どんなふうにしても、一長一短がある。作り手、売り手、買う側で。
売り手、買う側には短所を埋める想像力が必要になってくる。
じゃあ、その想像力はどこから生まれるの?


やはり、おもちゃだったら「遊ぶ」ことからかな。


「簡単すぎないか」。これは大人によく言われる言葉。
 問題集ならまだしも、子どもにとっておもちゃや本が「簡単すぎる」ってこと、そんなにないような気が私はするんだけど。
「難しすぎる」ということはあっても。
私自身、もう子どものころ簡単にできるようになったジグソーパズルを、
絵柄を楽しみたいために、繰り返し繰り返し、自分でも一生このパズルで遊ぶのじゃないかと思うくらい遊んでいた。
楽しさの基準がパズルの難易度じゃなかった。

子ども自身に「こんなの簡単」とか「もっと難しいの!(長いの!)」言われることはあっても、
その簡単だという部分を十分に楽しんでの言葉の場合も多いと思う。
ちょっと大人っぽく見せたいってこともある。

おもちゃも絵本も、楽しさを追求することはあっても難しさを求めるものじゃないと思う。
「難しさ」を楽しむことはあっても。

ただ、楽しめる時期っていうのはあると思う。
それが「成長」による部分と、それとは関係ない部分とで成り立っているんじゃないかしら。
そして、その「成長」は年齢という表記だけであらわせるものではないと思う。

なんだかまとまりがつかなくなっちゃいました。

チェコアニメ映画祭2006 Dプログラム

2006年04月26日 23時24分17秒 | プライベート雑記


私のプライベートは、ナナさんの後追いをしているような…。

というか、ナナさんに全部先をこされた! 悔しい!

ペン員は趣味が似たり寄ったりで、見るものも同じことが多いのだけれど、
仕事があるので一緒には行けない。みんなバラバラに行く。

このアニメ、観るなら絶対にDプログラムだよねと話していました。
なぜなら立体アニメーションが多いから。
それになんといっても「ふしぎな庭」だし。

先に行ったナナさんの話をきいて、すご~くすご~く楽しみにしていたのに、
不覚にも3分の1ほど眠ってしまった。

おもしろかったのに。 なぜ?

自分のいびきらしい変な音で目が覚めた。 恥。
観客少なかったから周りに迷惑はかけていないと思うけど。

私、去年のチェコアニメでも眠ってしまった。
今回は立体だし、絶対に眠らない自信があったんだけどな~。

でも、でも、おもしろかったです。眠った私が言っても信憑性ないですが。

本当はA~Cも観たいのだけど、観たいのと別に観なくてもいいのが、
上手に均等に編成されており、プログラム組んだ人うまいよな、と痛感しております。

焼きそばうえだ

2006年04月24日 23時58分18秒 | 読書覚書
 焼きそばうえだ さくらももこ・著

あ~、また読んじゃった。さくらももこ、もういいかな?と思いながら、
つい読んでしまう。
また、同じような感じかな?と思いつつ「書き下ろし」の文句に負けた。

私の家では、家人の勤めの関係で、買っていい書店と、できるなら買わない書店があるんだけど
(それも失礼な話だが)、
買っていい書店で買ってもらった。

自分じゃ躊躇するけど、買ってもらったらもらったで嬉しい。

ま、いつものくだらない感じでおもしろかったです。

4月24日(月) ここで一句

2006年04月24日 23時51分41秒 | ペンギンハウスでの日々

午前中は『月刊MOE』の取材。

7月号の絵本屋さんの特集(たぶん)に、ペンギンハウスが掲載される予定です。
どれくらいの大きさかわかりませんが。
たのしみぃ。

午後は、「ペンギンつうしん」カキカキ。何ヵ月ぶりか、何年ぶりかわかりませんが、
発行日を守れそうです。やればできるじゃん!

本日ムッシュから電話連絡あり。
昨日から何回も連絡もらっているのですが、なかなかタイミングがあわず、
電話に出られない。

だいたい、ムッシュは私の休みの日を知らない(私がきちんと報告してないせいもあるけど)。
私が休みの日に電話してくる確率がものすごく高い。昨日もそう。

この間、昔からのなじみのお客さんにこんなことを言われた。

「以前は、本当にいつ来ても店にいましたよね~。今はいないこともあるんですね」

よく来る子どもには、ペンギンに住んでいると思われていた。

そう、ペン員が増えた今、私だって休みの日があるのだ。
いつでも私がいると思ったら大間違い。

イーダちゃん いると思うな 毎日は

杉浦さやかとすげさわかよのさんぽ展

2006年04月24日 00時04分37秒 | プライベート雑記

ペンギンのカウンターでも、今、この展示の案内ハガキを置いていますが、
早速行ってきました。
場所は神保町のAMULETです。
 ←これが案内のハガキ。

イラストエッセイストのお二人のさんぽの本
(『えほんとさんぽ』『東京プチ・トラベル』)の原画が展示されています。
少しだけど。

後者の本、展示を観に行った時点では書店では発売前だったのですが、
会場でチラッとみたら、ペンギンが載っていました。(前者の本にも載っています)
載せるとは、すげさわさんにうかがっていたのですが、
出版社から校正もこなかったし、ボツになったのかな~と思っていたので、
ペンギンのページを確認して、やったぁ!

ペンギンに本が届きましたら、新着ブログでもご案内します。

会場のAMULET、滅多に行けないので行ったときには買い物をしようと
思って今までそうしてきたのに、
今回は時間がなくて選べませんでした。残念!

なごみのまんじゅう手帖

2006年04月22日 23時54分09秒 | 読書覚書
なごみのまんじゅう手帖 佐々木ルリ子+菅原すみこ・著

読書というほど文章のある本ではないのですが、とってもかわいいので
紹介も兼ねて(新着ブログでも紹介はしているのですが)。

日本全国のいろんなまんじゅうが写真とともに載っています。

なんてかわいいの!

私、別にまんじゅうが好物ではありません。どちらかというと洋菓子派。
子どものころは餡が苦手だったし、今でもそんなに量が食べられません。

でも、でも、眺めているだけで幸せになるのは、日本人ゆえ?
こんなありきたりのお菓子を、こんなかわいく見せるのは、
著者の佐々木さんの前の本『レトロなつかしダイアリー』もそう。
とにかく、ありきたりのモノをかわいく見せる。
写真の撮り方と小道具の使い方、レイアウトが天下一品。

ありきたりのものと書きましたが、まんじゅうにもヘンテコなもの、ユニークなもの、
いろいろあるんですね~。

4月22日(土) 研修生総括

2006年04月22日 22時59分23秒 | ペンギンハウスでの日々

7週間ぶりのおはなし担当で、ちょっと緊張はしたものの、おだやかに1日がすぎる。

う~ん、研修生がいないって、よくも悪くも穏やか(笑)。

今日はゼロさん相手に、この3月末からの5人の研修生について語っておりました。

今年は5人もいたから、つい比較してしまいます。
そして、これまでペンギンで研修した、ほかの8人の出版社員のことも何度も思い出しました。

みんな、学校出たばかりの22~23歳くらいでペンギンにやってきます。

それまで育った環境のせいか、本人の意識のせいかはわかりませんが、
大学を出たばかりの時期での今後の仕事に対する心構え、そのなかでの書店研修での自覚、
かな~り、個人差が(笑)。
自分のことを思い出したって、社会人1年目なんて(今も)恥ずかしいことばかりで、
エラそうなことを言える立場ではないのですが、今日はちょっと語ってしまいます。

まだスタートラインに立ったばかりなので、この段階で優劣をつけるのは早いかもしれないし、
今後の逆転も大いにあるかもしれない。

でも、でも、スタート位置に接する私としては、そこで見るしかない。

本当に様々です。

研修生一人ひとりに言うこと、やってもらうことは、そんなに差があるわけではありません。
誰にも同じような指導をします。でも、でも、その受け止め方、行動の現れ方は、本当に人それぞれ。

たとえば、棚の整理。
これって、本当は店にとってとても大事な仕事。売場の整理整頓は、これで完璧ってことがない。
でも、ペン員はほかの仕事もあるし、大事な仕事だけれど、いつも最優先ってわけにはいかないから、
研修生に頼むことも多い。
あと、ペン員から指示が出ないときには売場の整理をしていてほしいと言っている。
とくに方法を教えなくても、それこそ誰にでもすぐにできる仕事だから。
こちらが忙しいときにその仕事を頼むことが多い。

大事な仕事と伝えているんだけど、片手間にやらされていると勘違いする研修生もいる。
気づくと違うことをしている(立ち読みしたりね)。
「終わりました」と報告されることもある。
お客さまがいらっしゃる以上、売場・商品はいつも動いていて、整理に「終わり」はないと思うんだけど。

それに対して、売場の整理は大事な仕事ときちんと捉えてくれる子、どうして今自分にその指示が出ているのか、
きちんと理解し、実行してくれる子もいる。
巻数ものはきちんと順番に並べ、本の背を棚の横ラインにぴったりあわせ、
飛び出ているスリップは中へ戻し、
徹底的に自分に与えられた仕事に熱を注いでくれる子がいる。

この差はなんだろう。(学歴じゃないのは確か)

そもそも、書店研修における意識が違うのよ。
自分たちの研修が、受身的に仕事をこなすという意識でいる人と接するとガクッとくる。
これまでの13人の研修生の所属する出版社は、4社。
同じ会社から来ていても、意識はまったく違う。

私たちが研修生から学ぶことも多いけれど、それ以上に労力と時間を使っているのが事実。
自分たちへの指示がうまく出ないと思われているかもしれないけれど、
こちらも研修生の指導のためだけに一日があるのではない。

研修生本人たちの仕事への意識は、これから変わっていくだろうけれど、
そこに居合わせない店側としては、今のレベルに振り回されてしまう。

せめて版元さん、最低ラインの子の意識を高めるようなことを徹底してから、
よこしてほしいな~。
心得的なことをきちんと理解させてから派遣してほしい。

だって、自分のところの新入社員が、その会社の名前で、他の会社へ行くんだから。

つくづく、やる気のあるペン員と一緒に仕事をすること、仕事ができるペン員がそろっていること、
お互いにフォローしあえるチームワークができている今の境遇をありがたいと痛感しました。

その意味ではとても有意義でした。


とまあ、なんだかんだ言いましたが、春の風物詩でもあります。

いろんな出会いに感謝します。ちゃんちゃん。って、無理やりまとめました。