T社に本の仕入れ。
新刊をいろいろあさってきましたので、明日の新着ブログは賑やかになると思います。
お楽しみに。
さて、今日はおもちゃの年齢表示のことを。
おもちゃでも、今ではほとんど対象年齢表示がついています。
外国語でも簡単な表記だし、マークによる表示もあるので、さがし出すことは容易です。
この年齢表示。メーカーがつけているんだけど、これのせいで売れないことが先日ありました。
対象年齢未満の子どもに売れないということじゃなく、
たとえば、「4歳から」の表示があるばかりに6歳や7歳の子どものために買われないというケースです。
子ども本人がこの表示を気にするというのです。
たとえば子どもが7歳だとすると「4歳以上」の表記をみると、
子どもっぽい、ちっちゃい子の遊ぶものだと敬遠するというのです。ま、絵本でも
あるんですけどね。(それこそ子どもじゃなく、大人のケースも)
年齢表示ってあくまでも目安だから、とか、
安全基準(誤飲など)で年齢が決まるってこともあるから、とか、
その年齢が一番このおもちゃを楽しく遊べるという意味ではない、とか、
そう思い込んでいる子どもにこのことを理解させるのは難しい。
子どもじゃなくたって、先入観のある人に理解してもらうのは難しい。
でも、それを救ってくれるのは、想像力だと思う。本人だったり、まわりだったり。
対象年齢表記。どんなふうにしても、一長一短がある。作り手、売り手、買う側で。
売り手、買う側には短所を埋める想像力が必要になってくる。
じゃあ、その想像力はどこから生まれるの?
やはり、おもちゃだったら「遊ぶ」ことからかな。
「簡単すぎないか」。これは大人によく言われる言葉。
問題集ならまだしも、子どもにとっておもちゃや本が「簡単すぎる」ってこと、そんなにないような気が私はするんだけど。
「難しすぎる」ということはあっても。
私自身、もう子どものころ簡単にできるようになったジグソーパズルを、
絵柄を楽しみたいために、繰り返し繰り返し、自分でも一生このパズルで遊ぶのじゃないかと思うくらい遊んでいた。
楽しさの基準がパズルの難易度じゃなかった。
子ども自身に「こんなの簡単」とか「もっと難しいの!(長いの!)」言われることはあっても、
その簡単だという部分を十分に楽しんでの言葉の場合も多いと思う。
ちょっと大人っぽく見せたいってこともある。
おもちゃも絵本も、楽しさを追求することはあっても難しさを求めるものじゃないと思う。
「難しさ」を楽しむことはあっても。
ただ、楽しめる時期っていうのはあると思う。
それが「成長」による部分と、それとは関係ない部分とで成り立っているんじゃないかしら。
そして、その「成長」は年齢という表記だけであらわせるものではないと思う。
なんだかまとまりがつかなくなっちゃいました。