日本のアイデア、スバラシイ…
言われてみれば、たしかに使いやすい
先日、ファミレスに行ったときの話
私のところで働いてもらっている外国人と、ランチをいっしょに食べにいったのです。ランチとドリンクバーを注文してしばらくすると、ウエイトレスがランチ用のフォークとナイフのセットを持ってきてくれた。
私には、何気ないいつもの光景に見えた。
その外国人は珍しそうにそのケースの中のナイフの方を手にとって、クルクル回しては「ふんふん…」と一人納得しながらうなずいている。
何がおかしいのか聞いてみると意外な答えが
このフォークの「持つところと刃のところのねじれ」がおもしろいというのです。
私は最初何の事やら分からず、
“What's so funny ?”と尋ねてみると
「これはすばらしい工夫だ、私たちの国にはこんなフォークはない、これは使いやすいですね…」と。
ふ~んそうなんかな、くらいしか考えなかったけれど、言われたことを実際に手にとって使ってみると、刃がまっすぐ立っているときに指を置く位置の柄の部分が平ら、なんですね。
たしかに力が入れやすいし、肉などを切るのにこれだと指に力が入らずにスッと切れるというのが分かった。
言われてはじめて気がついた、この工夫。でも日本のフォークが全部こうじゃないんだよ、と言って聞かせると「何だそうなのか、全部じゃないのか…」なんて。
日ごろ何気なく使っているものが、外国人から言われてはじめて気がつくことって他にも色々あるんだろうなって考えさせられたのでした。