goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

観心寺

2007-04-22 08:34:15 | 国宝の建築
今週は体調を崩してしまいました・・・

朝、起きると、お腹の調子が悪いし、体がダルイ・・・仕方がないので、一日、仕事を休んでゆっくり寝ようと思ったんですが、だんだん腰も痛くなってきて(私は風邪を引くとすぐ腰にくるのです・・・)寝ているのも辛くなってしまいました・・・

こうなったら、とにかく病院に行って、少しでも楽にしてもらおうと、歩いて、近所の内科医院に行ったら、これがなんと!休み!・・・震える体で車を取りに帰って、少し離れた医院へ・・・

やっとの思いで、診てもらうとお腹にくる風邪とのこと・・・

点滴をしてもらい、少し楽になったものの、普通に動けるようになるまで、丸三日かかりました。

発熱とお腹にだけくる風邪って言うもんに初めてかかりましたが、本当に辛かった・・・タバコを止めてから、わずらった初めての風邪が、ノドではなくて、お腹にくるなんて、一体どういうことなんでしょう・・・


前置きが長くなりましたが、そんな週だったので、あんまり遠くに行く気になれず、同じ府下の観心寺に行ってきました。

観心寺は、大阪府内といっても河内長野市という県境の山の中にあります。昔はもっと寂れた山の中だったと思われるような所です。まぁ、南朝が置かれたこともある場所なので、ひらけているのも、おかしいかもしれません・・・


私は知らずに、本坊前の駐車場に止めてしまったのですが、山門前にも駐車場があるので、空いている時には、そちらの方が近いです・・・

↓まずは本坊です。


本坊は非公開なのですが、遠くからでも、ちょっと変わった良い建物に見えたので、調べてみると、やっぱり、この中の書院が、重文に指定されていました。他の建造物も、府の指定文化財になっています。

↓山門前で出迎えていただけるのが、この正成像です。


↓山門です。門自体は大きくないものの、まっすぐ伸びる参道など、風格たっぷりのお寺です。


山門を入ってすぐ左手に受付があり、そこで拝観料三百円を払います。

↓受付のすぐ横には中院という正成の学問所があります。中院門とその奥にある中院


パンフレットには書いてはないのですが、受付の人に聞くと、元々あった場所はここではないそうです。中院の建物自体も正成の時のものとは違うとの事でした。


参道の右側(写真を撮っていなかった・・・)が、後村上天皇行在所跡で綺麗に整備されていました。一時的でもここに都があったんです・・・


更に参道を上っていくと右手に拝殿と重文指定の鎮守社があります。
↓鎮守社



ここまで来るともう金堂は目の前ですが、まだ見ないようにして・・・金堂前にあるのが・・・

↓弘法大師礼拝石です。ここに来られた時に、この上で拝んだんでしょう・・・たぶん・・・確かめてませんが・・・


↓で、本命の国宝観心寺金堂です。


室町時代の折衷様の建築で、大阪最古の国宝建造物だそうです。(国宝以外も合わせると最古ではない?・・・)外側は彩色されていましたが、内部は古いままでした。

本尊は国宝の如意輪観音像です。秘仏で年に一度しか見れないのですが、それが4月17・18日でした・・・終わったとこです・・・><
ここ観心寺の如意輪観音は美しさでは天下一だそうなので、尚更、残念です!


ところで↓これが何の建物か解かりますか?


細かな組み物をもった茶室といった感じ?なんですが、その名を建掛塔といいます。名前の通り、三重塔を建てるつもりが正成が亡くなった為に、造り掛けのまま現在に至った塔?です。これ写真ではよく分からないのですが、屋根は取り敢えず載せましたというのが見え見えで、こんなのでよく今まで朽ちずに残ったものだと関心してしまう程です。
重要文化財ですが・・・云われは国宝級です!


あと、観心寺に来て見ないと損するのが、お墓なのです・・・

↓楠木正成の首塚


↓後村上天皇桧尾陵


↓阿野廉子の墓


蒼々たるメンバーです・・・


あとは仏像が一杯の霊宝館や、北斗七星を祀った星塚などもあって、見所一杯のお寺でした。


少ないですが、一応これで大阪府内にある国宝建造物のすべてをアップしたことになります。たったの五箇所八棟にどれだけ時間かけてんねん!って感じですが、これからもマイペースで廻っていこうと思います!

国宝建造物行った所マップ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする