広川モータース Development Team 1947

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走り収めは、お客さんと忘年会を兼ねて!(8耐ライダー講習付き!!!)

2012年12月31日 | サーキット

毎年恒例となっている、愛知県のスパ西浦モーターパークにお客さんと1泊2日の日程で行って来ました。

30日は雨の予報!これには皆さんガッカリ、数名のキャンセルが出る中!何のこれしき!と、言う事で

普段体験出来ない事をさせてあげようと、従業員、力を合わせて当店のレーサー車両2台にレインタイヤを履かせ

貸し出すことにしました。

レインタイヤのグリップには皆さん驚きを隠せず、雨でよかった!とまで言って頂けました!

まだまだ、オマケをつけてあげようじゃありませんか!

12年連続で鈴鹿8耐の出場者であり、ライディングスクールの講師も勤める清水 匠選手に講師として来て頂きました!

お客さんを先導し、後ろから追って頂き、細かいレクチャーを一人ずつ丁寧にアドバイスして頂き、私も感無量です!

雨の中、本当に申し訳ないと言いますか、嬉しくて本当に頭が上がりませんでした!

清水選手から頂いたアドバイスは、今後の私のライディングレッスンに大いに役立つ事でしょう!

8耐や、ワークスチームのこぼれ話なども交えて、テーブルを囲んでの楽しいレクチャーに皆さん興味深深でした!

この日で清水選手は帰られましたが、ホテルでお風呂に入った後は、待ちに待った、ルービーです!

近くに、すごくボリュームがあって、おいしいお寿司屋さんがあり、忘年会開始!!

盛り上がっていたのは間違いありません!翌日に頭ガンガンになるのを恐れず飲みまくりました!

アドバイスを頂いた次の日31日は、見事な快晴でした!そう!本日です。

この日は自分のバイクで走っていましたが、雨を経験すると上手くなると言うのは本当ですね!

初めて来た人もいたのですが、清水選手に頂いた貴重なアドバイスが生きたのでしょう!

皆さんテーマを持って走っていました。

今年も色々な所に行きましたが、最高の年末になったのではないでしょうか、

来年も沢山お声賭けしますので、私に付き合って下さい。

私の愛するべき仲間達!良いお年をお迎えください。


悲劇の始まりは身近にある物ですね?

2012年12月25日 | 新型車

 先日工具箱をガチャガチャイジッテいたらRVF1000に使っていたオーリンズのスプリングが出て来ました。これが悲劇の始まりとは思ってもいませんでした。

 そうだ!一寸測ってみるかな ♪ とスプリングテスターに乗せて計測開始!

 デジタルメーターに数字が出てきます。モニターの下には5つのボタンが!

 当然押さずにはいられません!

 ピコピコと色々押していたら妙な数字が表示されます。

 なんだ?おかしいな~と、コンセントを抜いて、再び電源を入れてもやはりおかしな数字で上がっていきます。再びピコピコとボタンを押しても異常な数字しか表示しません。

 それどころか、桁外れの数字になっています!

 おーい!これ、どうなってんだ~、と担当者に聞くと、何かしましたか~?

 うん!色々とボタンを押してたら、おかしくなったぞ!何のボタンだ?

 (モニターには35000を超える表示!戦車でも跳ねそうです。)

 え~!!!・・・これは初期設定するときに使うので、触ってはいけないんですよ~!

 う!まずい!じゃあ~初期設定し直しとけ!

 説明書、全部イタリア語だったんで、やった事ないんです。

 な~に~!お前知らないのか!持ってきてみろ!

 本当だー!しまったー!イタリア語だーー!。ボーノしか知らんぞ!

 この日より、5ページに及ぶイタリア語の翻訳が夜な夜な開始!

 グーグル翻訳と格闘してみるものの、案の定、出てくる日本語は意味が分かりません。

 そんな夜も眠れない1週間が過ぎたころ、ねむい目をこすりながら担当者が、社長、イタリア語学校に行った方が早いかもしれませんよ~

 この年で幼稚園児と勉強はいやだ! もうだめだ!新しいの買ってやる!

 しかし、粘ってみるものです。翻訳した物を正しい日本語に自分なりに変換し、数字を当てはめていくと、如何でしょう!なんと、ちゃんと表示されるではありませんか!

 サスの担当者にこれでドウだ!と言ったのは間違いありません!

 それに、とっても喜んでくれました。が!それ以来、私はテスターに近寄っていません。

 くわばら、くわばら!

 


スプリングに魅せられた男

2012年12月19日 | GRAVITEX

 

 常、日ごろからスプリングを潰しては計る、を繰り返す日々を送る彼は、当店のお客さんに大人気です。

頭の中は数字で埋め尽くされているのでしょう。質問すると面白いように答えます。

ある所を超えて質問すると、濁った答えにしますが、それが彼のノウハウです。仕方ありません。

それか、言っても解らないだろう。と思っているのかも、

もし、そうだとすれば許す訳には行きません!

良く、アフターマーケット製のサスペンションを買ったものの、満足が行かずに持ち込む方がいます。

セットアップをお願いしたい!

サグをとってみると、少しだけしかありません。そこで、お客さんに質問

ゴツゴツした感触では?

そう!跳ねるし!

お客さんに一通り質問させてもらい、いざ試乗!

乗った感触を元に、ストロークの何処で動かしてやろう。とか、車体の姿勢などを重要視し

セッティングして行きます。が!ここからが彼の本領発揮と言った所です。

更なる要望に答えるべく、適切なアドバイスを!

お客さんの許可を取って、スプリングのレートを調べ、そのバイクに合ったスプリングを薦める事が出来るのです!

何かに獲りつかれたように計測を開始!話しかけると殴られそうです。

ちなみに9kと書いてあるスプリングは9kではない場合が多く、工差という範囲の中で作られている物で

その殆どの装着されているスプリングの元々の設定が硬く、しなやかな動きになりません!

そして悩めるリンク機構が梃子の役割をし、動きを邪魔してしまうのです。

写真のサスには、リンクの計算を元に適切なスプリングを選び出した物が装着されるでしょう。

そんなスプリングと日夜格闘している彼は、本日定休日の中、お客さん達と富士スピードウェイに私と行っていたのです。

皆とっても喜んでくれて良かったな!お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


男のロマン?

2012年12月12日 | 整備

 

 鈴鹿のバックストレートを全開走行中、エンジンが急にストールしました。

 何年か前の話ですが、そのまま放置されていたこのバイクはCRF100を125にボアアップし、ミニモト4耐の練習走行に出かけた時の出来事でした。

 無残な姿のピストンには大きな穴があいてしまいました。止まった時には何がおきたのか分かっていたので開けても驚きませんでしたが、遊びに来るお客さん達には好評で、皆さん揃って驚いてくれます。

 もっと凄いのがあるよ~、と、握り拳のようになったピストンを見せてあげると、またまた驚いてくれます。

 この時はエンジンを開けるとピストンがありません!

 おっとー!ピストンを入れ忘れたか~と思ってしまいました。

 そんな筈はありません。それまで走っていたのですから・・・

 ピストンはクランクケースの中に2つになって転がっていました。

 部品問屋さんが来て、どうしても1つ欲しいと言われプレゼントしました。

 その片割れが写真の物です。

 このバイクは何度も壊れ、何度も復活し、何十人もの人がこのバイクでサーキットデビューし、腕を上げさせて来たバイクです。

 今回も復活しました!来週は10人のお客さんを連れてミニバイクコースに行ってきます。

 その中に3人、ニューフェイスがいます。、またこのバイクの出番がやってきました。

 他にも3台用意しますが、楽しくいい一日になるように頑張ってきます!

 さて、何処のサーキットにするかな~

 

 


GoodJob!K’zzyTech!

2012年12月03日 | k’zzy Tech

 

   300Kmオーバーの性能があるハヤブサにはこんなブレーキシステムが必要になるのでしょう。

  リヤーブレーキは利きすぎずにコントロール性能に長けた特性が重要です。

  オーナーもこの点を重要視していましたので、部品を選ぶにあたって十分吟味しました。

  最終的にはローターの外形を小径化しましたが、ホイールのマウントを自作しなくてはなりません。

  そこで工場長の出番です。やはり、”おねが~い!”の一言で私の仕事はここまで!

  パープルがいいらしいよー、と好みを伝えて完成を待つのみ!です。

   さて、待っている合間に体験談でもどうぞ、

   リヤーブレーキで思い出すのは、もてぎの耐久レースの代表者ミィーティングで関係者がロードコースで一番の落し物はブレーキパットで~す!

   と、言っていたのを思い出します。顔が真剣だったのもあり、笑いを堪えるのに必至でしたが

   その後、私も落すことになりました。しかもフロントです。勿論ニヤついている余裕などありません。顔面蒼白といった所です。

   もてぎのバックストレートエンドでブレーキレバーをかけると感触がありません。

   後ろにお客さんが走っていたのですが、目の前が急に真っ白になったと申しておりました。私のせいです。慌ててリヤーブレーキを踏んだ事でタイヤがロックしスモークが上がったのでしょう。

  スネークするバイクをコントロールするものの間に合いません!

   飛び降りようとしたものの、何とかグラベルで止まれました。壁まで数メートルでした。

   SV650にレース用の6枚パットのキャリパーを付けていました。その内の2枚がありません。パットピンに割りピンが1つ入っているだけでそこにワイヤリングをすればよかったのに、お客さんの面倒を見ている間に走行時間になってしまい、そのまま走り初めてしまいました。

   割りピンが震動で抜けたのでしょう。サーキット走行は信じられない所のボルトがよくなくなります。全開走行域では振動が違うので走行前点検は必ず行わなければなりません。

  代えのパットもなく、その日は見学者となりました。

 

   と言う事で完成です。ホイール、ディスク、キャリパーがスペシャルになっています。

  寒い日がつずきますが、これで走りに行かずには済まないでしょうね。