気ままな今日のひとりごと

日々の出来事や感じたことを自由に書きます

猫は言葉を解ってる

2017-04-30 22:18:40 | 日記
先日土曜日、義理の姉が突如うちに遊びに来ることになった。
来週来るはずだったが、約束していた友達との食事がキャンセルになり、急遽今日これから行くと旦那に連絡が。

うちの猫、特に末っ子のくぅは、よそから誰か来ると幻の猫となる。
ベッドの裏の奥深くに籠って一歩も出てこない。何時間でも。

「くぅ、これからおばちゃん来るって」

そう何気なく言ったら目を見開いて首を伸ばして玄関を見た。
そして、目が泳ぎ体制を低くしてベッドへ向かった。

私は慌てて「まだ来ないよ。もうちょっとしたら来るよ」
そしたら、ベッドへ行くのを止めた。

言ってること解ってる!
びっくりした。

猫は言葉を理解するとは聞いていた。
旅行に行く前などは留守にすることを説明して「帰ってくるから、心配しないでね」とちゃんと説明すると理解して、不安にならないという。
だからなにかあるときは伝えていたのだがはっきりした反応は今までなかった。

旅行に行くときの留守中はキャットシッターさんに来ていただくのだが、パズゥは「○○さんが来てくれるからね」と言うと黒目がぐわーっと大きくなった。
パズゥはシッターさんが大好きだったから解るのかなあ…という感じではあった。

本音を言うと半信半疑だった。
人間の都合のいいように解釈してるだけじゃないのか、なんて思っていた。

今回急なことだから、反応がはっきり出たのかしら。

けど、ちゃんと伝わってるんだ!と嬉しくなった。

今までの話しかけ、言葉をもしかしたら全部理解していたのかしら。

叱ったり、誉めたりの反応ははっきり伝わると解っていたけど。

ママちゃん、気づくの遅いよ。
ぜーんぶ、解ってるよ!

後ろ姿で耳だけこっち向いて
そう言ってる気がする。



















私が残せたもの

2017-04-23 22:51:23 | 日記
昨年10月にスーパーバイザーにしていただき今回異動になるまでの半年で、嬉しかったことがある。


そのひとは、職場で一番ベテランの契約社員でありながら、対応スキルが低く社会人としての行動にも問題があり、言わば問題児として見られている人でした。

私はその人を含む7名のマネージメントを任されました。
着任後すぐに7名の対応スキルをチェックし提出する課題があり、ひとりずつお客様との会話を聞きました。

いや~驚いた。
よく苦情にならないな~と思うほどの対応で、お客様側に支払いが遅れてるという負い目があるからお客様が我慢してくれているのがよく分かった。

すぐに改善しなければと、
その人(ともうひとり)の対応について、
対応スキル改善を重点課題にあげて、個別に指導することにした。

モニターチェックした内容、お客様が受ける印象、具体的な改善案をプリントにまとめて個別面談した。その際、録音してあるお客様との会話も一緒に聞いてもらった。

その人は自分の会話を聞いてショックだと言った。
そして、こんな風に丁寧に指摘してもらうのははじめてだと。
指摘内容はキツいけど言ってもらってよかった、前向きに頑張ると言ってくれた。

対応以外にも離席が多いことや服装なども指導し、改めて自分を振り返ったようだった。

そして、その後の改善状況を再チェックする3月、驚いた!
すごく優しい対応になってる。
お客様の話を最後まで聴いて被せなくなってる。
滑舌も良くなってる!

フィードバックのための所定の書式と私特性のフィードバックシートを作成し面接した。

すごく良くなった。優しい対応になったね!
変わったね。気付きがあったんだね。
これからもっとよくなる、継続しよう!
自信もっていいよ!

その人が私に言ってくれた言葉は、

Hさんの指導は厳しいけど愛情を感じた。だから頑張ろうと思った。
 口を大きく開けてはっきりしゃべるよ うに意識した。
 お客様の話は最後まで聴いてあげよう と思うようになった。
 今までも同じような指摘や指導は受け たけど、Hさんのはちょっと違う。
 もっと教えてもらいたかった。

ちょっと感動して泣きそうになった。

なんだか顔つきも変わってしまったみたいで、可愛くなってる。

「私、離席も意識してなるべく席立たないように頑張りました。トイレも休憩時間まで我慢しました。ログイン時間増えてますか?」

飛躍的に増えていた。
慌てて一覧にして前回と比較したものを渡した。
一覧を嬉しそうに眺めて「ありがとうございます」と言ってくれた。


送別会のとき、同じ立場のスーパーバイザーが
「私のこと厳しいことも言ってくれて感謝してます。ありがとうございました!」

半年間なんにも残せていないのではないか、と思っていたので
この言葉でついに泣いてしまった私。

私が残せたもの、あった。
あったんだな…