母さんに謝らなきゃならないことがあります(汗)
遺影の写真のことです。
外泊して、病院に戻る少し前、もしもの時にと遺影用の写真を私に託したね。
その写真は、20年?それ以上前ので、友達とワインで乾杯してる満面の笑顔の写真。
確かにいい顔した写真だけど…若すぎない?誰?って思うほど真ん丸な顔に当時の流行りメイクなのか眉毛にちょっと特徴がある写真だったから、母さんの願いではあるけど、おねえとたけしに見せてみたんだ。
やっぱりふたりとも、うーん…母さんの気持ちは解るけどねぇ…これ誰っつー写真だよね~…三人ですごーく(ちょっと…いや、かなり笑いながら)悩んだ結果、止めることにしたんだ。
そのかわり、昨年一緒に旅行にいったときの、旦那とのツーショット写真を使ったよ。
母さんの微かに微笑んでる表情がすごくよくておねえもたけしも気に入ってくれて決まったんだよ。
この写真はすごく好評だったんだから。
おばちゃん(母の姉)なんて、遺影写真が欲しいって、焼きまわししたんだよ。
おじちゃん(母の弟)は、病気で来れなかったから、四十九日を向かえたあと、送ろうと思っています。
母さんの人柄が良く出てるほんとうにいい写真だよ。
たけしは優しいから、お母さんのお気に入りの写真は、また何かの時に使おうと言ってた。
そうするね。
だから、許してね、母さん。