パーキンソン病と診断されました

パーキンソン病について、皆さんと情報を共有できる場になればと立ち上げました。

診察

2021-07-17 10:03:14 | 病気

一昨日は、およそ2ヶ月ぶりの診察でした。この日は、

・無意識下で、左手の位置が中途半端になっていること

・前かがみの姿勢が進み、腰痛も激しくなったこと

・便秘時に不安感が増大すること

・2~3cmの段差を乗り越えることが不自由になってきていること

などを伝えました。

「自律神経の影響が出ているね」「今回は薬を増量するのではなく、薬を飲むタイミングを変えてみよう」「ランソプラゾールがメネシットの吸収を妨げている可能性もあるので」という見立てで、毎食後服用していたメネシットを食前に変更することになりました。

昨日の朝、空きっ腹にポッカレモンを数滴垂らした水で飲むメネシットは強烈でした。朝食ができあがるまで待つ20分の間に、どんどん気持ちは悪くなって来るわ、眠気は襲ってくるで、食欲も急激に減退。わずか1gにも満たない小さな小さな錠剤たった1錠に、ここまで私はコントロールされているのでしょうか。味覚まで変化し、毎朝欠かしたことのないトマトジュースが飲めなくなってしまいました。今朝はもう少しタイミングを遅くし、食べ始める10分前に服用しましたが、急性症状に襲われることはなかったものの、食事中からどんどん眠くなり、食器を片付けるまもなくマッサージチェアで寝落ちしてしまいました。これまで、毎食後に襲ってくる眠気について、食後低血圧などを疑ってきましたが、どうもメネシットの副作用と考えた方がいいのかもしれません。次回診察での課題になりそうです。

 

【悲しいお知らせ】

私の好きな「駅文化」の一つ、駅そば文化についての悲しいお知らせです。JR西日本管内、山口線の「津和野」駅で長年営業されていた「くぼた」さんが、先月末をもって営業を終えられたそうです。

http://www.mu-kai.com/tetsu/shin/tsuwano.html

また一つ、伝統的な駅そばやさんの火が消えました。駅弁については電話予約で販売を続けられるようです。また、やまぐち号(現在C571号機、D51200号機共に検修のため、9月末までDD51が牽引)運転日に併せて、駅売りもされるようです。


特定医療費支給認定の申請

2021-07-13 15:58:17 | 病気

今日、所轄の保健所に特定医療費支給認定の申請に行ってきた。何度か電話でも確認を取り、Web上の情報も頼りにしながら必要書類を整えていったのだが、書類に不備はなかったものの何となく思考回路にずれを感じながらの手続きであった。

担当者や保健師さんとの話の中で感じたのは、患者側にあまりにも情報が少ないことだ。私自身、Web上で情報を集めることは決して苦手なことではない。今回の申請に向けても、自分なりに十分な情報を入手したつもりで挑んだ。確かに、申請を通すことだけを考えればほぼ十分なできであったろう。しかし、介護保険との関係性や保健所業務のことなど、初めて出会う情報にはもっと早く知りたかったことや、保健所へ出向かなかったらいつまでも知り得なかっただろうと思われる情報がたくさんあった。

この病気になって、同じ病の患者で組織する団体の書類を送ってもらったことがある。せっかく送ってもらったものだが、自分には団体に属することでかえって負担に思える気がして申し込むには至らなかった。

私の中には、情報は与えられるものではなく自ら掴みに行くものだという考えがある。だが、今回の申請手続きを通して、同時に情報弱者である自分の姿を見ることもできた。やはり、与えられる情報があってもいいんじゃないかと。

患者の会に属して情報を得ることも一つの方法だと思う。今回のように、保健所などの行政機関から情報を得ることもあろう。私が考えるには、病院にこのような相談窓口を設けることで、多くの患者が必要な情報に接する機会が生まれるのではないかと思う。私が受診しているのも専門病院ではなく総合病院である。主治医もパーキンソンの専門医ではない。ゆえに、主治医から病気そのものの情報は入るが、それに付随する助成制度などの情報は皆無に等しい。その時に、具体的に説明を受けたり、介護保険との関わりや保健所から派遣してもらえる在宅リハビリなどの情報を教えてくれる窓口が病院内にあれば、どれだけ救われることだろう。

病気の進行の具合で、今回の申請は不受理になる可能性が高い。しかし、そこから軽症高額治療の助成へ手続きを進める必要がある。いろいろと厄介なことがまだまだ待ち受けている。


セミの声

2021-07-09 09:39:41 | 病気

退職して家にいることが多くなり、季節の移り変わりを野鳥や昆虫の鳴き声から知ることも多くなりました。その季節の一番に鳴いた日を記録することも楽しみで、比較的鳴き声のわかりやすいセミの初鳴き日を記録し始めて9年になります。今年は連日の雨ということもあってか、鳴き始めが少し遅いようです。

いつも先頭を切って鳴き始めるのが「ニイニイゼミ」です。例年なら6月下旬には鳴き始めているのですが、今年は7月6日が鳴き始めでした。

続いて鳴き始めるのが「アブラゼミ」。6月中に鳴き始めた年もあるのですが、多くは7月の第1週に鳴き始めます。しかし、今年はまだその鳴き声に接してはいません。

アブラゼミが鳴き始める7月の第1週~第2週にかけて鳴き始めるのが「クマゼミ」です。「シュワシュワシュワシュワ」とうるさいやつです。例年10日までには鳴き始めているのですが、今年はゆっくりさんですね。

その頃に、早朝の空気が澄んだ時間や、夕方の少し寂しさを感じるような時間帯に「カナカナカナカナ」と鳴くのが「ヒグラシ」です。今年は早めのお出ましで、ニイニイゼミと同じ7月6日に鳴いていました。

「ミンミンゼミ」と「ツクツクボウシ」は、梅雨が明けてからのお目覚めになるので、7月第3週~最終週にかけて鳴き始めることでしょう。

 

毎年のように繰り返される梅雨末期の集中豪雨。これ以上被害が広がらないように願うばかりです。

 


雑感

2021-07-03 11:26:18 | 病気

コロナワクチンの予防接種を受けるまでは不思議なぐらい調子がよかった便秘も、2度目の接種以降、元に戻ってしまった。先日もトイレの中でがんばりつつ、この先どうなるのだろうという漠然とした不安感に襲われた。

当然のことながら睡眠障害も続いており、今週には2度「目覚めると外はもう明るい」という日があったが、今朝などは3:10に目覚めてしまった。夏至の頃までは日の出も早く、私の住んでいる地域では4時には明るくなっていた。しかしながら、夏至を過ぎて(実際は夏至より前に)日の出も遅くなり、梅雨空のせいもあって明るくなる時間が遅くなってきているのを実感できる。そう、確実に冬至にむかっているのである。気の早い話であるが、あと5ヶ月もすれば薄暗くて沈鬱な、あの「冬」がやって来るのである。それに併せて、生きる気力も徐々に活性を失い始めるのである。冬は嫌いだ。

てな、哲学的なことを考えていると、ふと、after Corona のことが気になり始めた。元の社会に戻るのか、はたまた、新しい世界がそこに待ち受けているのか。少なくとも、私にとっては「元の世界に戻る」ことなどありえないのだ。Corona でいろいろなことが制限され、そのことが、逆に私にとっては居心地のいい社会をもたらしてくれていた。世の中の動きが狭く遅くなり、素早く動くことができなくなってきた身体には、ちょうどよい速さで社会について行けているような気にさせてくれた。上手くごまかしながら、そうでない人々にとってはとても不自由な社会を、全くもって申し訳ないことだが、少し「好き」な状態で日々を送ることができていた。しかし、高齢者へのワクチン接種が拡がり、多くの高齢者が元の生活に戻ろうとし始めた今、私は慌てふためいている。これまで誤魔化しながらやってきたことが通用しない「現実の日々」が戻ってこようとしているのだ。気がつけば、置いてけぼりになっているのかも。

筋トレから、まじめに取り組むか。