パーキンソン病と診断されました

パーキンソン病について、皆さんと情報を共有できる場になればと立ち上げました。

振り返り SPECT検査

2021-02-26 11:09:03 | 病気

今朝は2:50起き。きつい・・・。


【振り返り】

2018年9月3日、いよいよSPECT検査※1の日がやってきました。午前中に放射性医薬品を注射し、午後の撮影を待ちます。前述の通り、私は強いMRI恐怖症を持っており、大きさこそ違うものの、身体は固定され、ドームの中に入るという想像するだけもおぞましい検査でしたので、主治医に「何とか眠らせてください」と懇願しました。そこでトリクロール※2という薬を処方してもらいました。検査前の決められた時間に服用し、眠気が来たらすぐに検査に入ることができるように、検査室の中で待ちました。しかし、恐怖感の方が勝っているのか、待てど暮らせど眠気は襲ってきません。検査の担当者も、後の予定があるのか、少し困った様子です。そんな姿を見せられても、私も困ります。

ここは覚悟を決めなければと検査室内を見回しました。機械の構造からして、MRIのように強い磁界を生むものではなさそうです。遮音構造でもないので、音の問題もなさそうです。放射線同位元素を使っているようですが、レントゲン室のように放射線に対する防護もしていないようです。「1つお願いがあるのですが、妻に検査室内に入ってもらうことはできますか?」そう、妻に付き添ってもらって検査を受けるという、禁じ手に出たのです。「いいですよ」担当者も焦りがあったのか、簡単に許可してくれました。

検査が始まりました。目をつむって、何とか恐怖感から逃れようとしましたが、間近に機械の気配を感じ、薄目を開けてしまいました。すると、板状のカメラが、顔すれすれの場所にあるではないですか。「あかん!」「せっかく始めたのに、もったいないやん。タイマーがここから見えるから、カウントダウンしてあげるわ。」と手を添えていてくれた妻が「残り○分○○秒」とカウントしてくれました。夫婦の固い絆が、恐怖心に打ち勝った瞬間です。

結果は後日ということで、検査終了後帰路につきました。

※1 https://www.nmp.co.jp/public/dat/index.html

※2 https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/11/1129004Q1031.html