BMDは弾道ミサイル防衛(Ballistic Missile Defence)の略です。
弾道ミサイルは最近では北朝鮮のICBM開発が大きな話題になって
います。
英語でICBM( intercontinental ballistic missile)の言葉
の意味は interは〜間・continentalは大陸の・ ballisticは弾道
・missileはミサイルで、日本語では大陸間弾道ミサイルとなります
大陸間弾道ミサイルはロケットエンジンを動力として、慣性誘導
装置により放物線に近い弾道を描いて飛ぶミサイルのこと定義
されています。
基本的に弾道ミサイルの原理は、最初の数分間加速しその間に
速度、飛行の角度などを調整して目標地点へのコースが決められ
るた後は、慣性で最高点まで到達し後は重力で落下していきます。
燃焼を終えたロケットエンジンは随時切り離され、弾頭だけが
慣性により無誘導のまま飛行する。
つまり最初の数分間の加速の速度と角度によって飛距離と
落下地点は決まり、弾道は勝手に落ちていきますので狙ったと
ころに落とすのは大変困難です。
日本のBMDはイージス艦のSM3ブロック1Aで宇宙空間の
高度500kmで撃ち落とし、撃ち落としそこねたミサイルを
ペトリオット・システムPAC3で迎撃します。
PAC3の速度は3km~5km射程は20km 射高15km
です。ターゲットのICBMの飛行速度は毎秒7.9kmです。
秒速7.9kmの超高速でふらふらと落ちてくるICBMを
PAC3の最大射高15Kmで撃ち落とす場合を計算して
みました。
PAC3が射高に達する時間 15km÷5km/秒=3秒
ICBMが移動する距離 7.9km×3秒=23.7km
PAC3発射時のICBMの高さ 15km+23.7km=38.7KM
撃ちもらした場合の着弾時間 15km÷7.9km/秒=1.9秒
レーダーの探知距離はおそらく機密と思いますが、ふらふら
と秒速7.9kmで落下する数メートルの弾道を捉え、誤差
なく正確に3秒後の未来位置を予測しPAC3を発射し撃墜
するのは物凄い技術力と思います。
撃ちもらすと息をする間もない1.9秒でICBMが着弾し
てしまいます。説明の自衛隊の方に聞くと頑張って落とします
と答えていただきました。
ネットでは成功率は100%、もしくは90%となっていました。
ちなみに価格ですが、アメリカのICBMミニットマンは8億円
PAC3のミサイルは3億円、システムは5億円らしいとなって
いました。
ペトリオットシステムはレーダー装置・射撃管制装置・情報調整
装置・無線中継装置・発射機・発電機で構成されています・
ペトリオットシステム全体の写真
レーダー装置
写真手前が射撃管制装置又は情報調整装置(外見は同じだそうです)
写真奥が無線中継装置
発射機
発電機
弾道ミサイルは最近では北朝鮮のICBM開発が大きな話題になって
います。
英語でICBM( intercontinental ballistic missile)の言葉
の意味は interは〜間・continentalは大陸の・ ballisticは弾道
・missileはミサイルで、日本語では大陸間弾道ミサイルとなります
大陸間弾道ミサイルはロケットエンジンを動力として、慣性誘導
装置により放物線に近い弾道を描いて飛ぶミサイルのこと定義
されています。
基本的に弾道ミサイルの原理は、最初の数分間加速しその間に
速度、飛行の角度などを調整して目標地点へのコースが決められ
るた後は、慣性で最高点まで到達し後は重力で落下していきます。
燃焼を終えたロケットエンジンは随時切り離され、弾頭だけが
慣性により無誘導のまま飛行する。
つまり最初の数分間の加速の速度と角度によって飛距離と
落下地点は決まり、弾道は勝手に落ちていきますので狙ったと
ころに落とすのは大変困難です。
日本のBMDはイージス艦のSM3ブロック1Aで宇宙空間の
高度500kmで撃ち落とし、撃ち落としそこねたミサイルを
ペトリオット・システムPAC3で迎撃します。
PAC3の速度は3km~5km射程は20km 射高15km
です。ターゲットのICBMの飛行速度は毎秒7.9kmです。
秒速7.9kmの超高速でふらふらと落ちてくるICBMを
PAC3の最大射高15Kmで撃ち落とす場合を計算して
みました。
PAC3が射高に達する時間 15km÷5km/秒=3秒
ICBMが移動する距離 7.9km×3秒=23.7km
PAC3発射時のICBMの高さ 15km+23.7km=38.7KM
撃ちもらした場合の着弾時間 15km÷7.9km/秒=1.9秒
レーダーの探知距離はおそらく機密と思いますが、ふらふら
と秒速7.9kmで落下する数メートルの弾道を捉え、誤差
なく正確に3秒後の未来位置を予測しPAC3を発射し撃墜
するのは物凄い技術力と思います。
撃ちもらすと息をする間もない1.9秒でICBMが着弾し
てしまいます。説明の自衛隊の方に聞くと頑張って落とします
と答えていただきました。
ネットでは成功率は100%、もしくは90%となっていました。
ちなみに価格ですが、アメリカのICBMミニットマンは8億円
PAC3のミサイルは3億円、システムは5億円らしいとなって
いました。
ペトリオットシステムはレーダー装置・射撃管制装置・情報調整
装置・無線中継装置・発射機・発電機で構成されています・
ペトリオットシステム全体の写真
レーダー装置
写真手前が射撃管制装置又は情報調整装置(外見は同じだそうです)
写真奥が無線中継装置
発射機
発電機