ベトナム ハノイ城

東側のハノイ城と、西側のタンロン城遺跡を合わせた区域が、世界文化
遺産に登録されました。ハノイ城は当時のまま残されている門などがあり、
タンロン城は、建物の遺構や建築遺物などが発掘されています。

ハノイ城
　1010年リー(李)朝の初代皇帝リー・タイトー(李太祖)は、都をタンロン
（昇龍）(現在のハノイ)に定めタンロン城を築きました。
グエン(阮)朝時代1802年、初代ザーロン帝は都をタンロンからフエに移し、
重要な建築物は分解されて運ばれ、フエで再度組み立てられたのです
グエン朝期、タンロンはハノイ(河内)と改名、1805年に規模が縮小された
ハノイ城が建てられました。1954年にフランス軍が撤退した後、1975年ま
ではベトナム人民軍の最高司令部がハノイ城に置かれていました。



ハノイ城　端門








盆栽
　日本の盆栽が伝わったそうです、おじさん（ガイドは名人と言っていました）
が手入れをしています、高い盆栽は１千万円すると言っていました。




フラッグタワー
ハノイ城に隣の軍事博物館内にあるフラッグタワーは全体の高さ33.4ｍで、
1812年にザーロン帝によってハノイ城内に監視塔として建てられました。



軍事博物館の屋外展示
　ベトナム空軍ＭＩＧ２１　米軍14機を撃墜した機体
　　　MiG-21は当時の速度記録と絶対硬度の世界記録を打ち立てた戦闘機で
　　　格闘性能は非常に高く、これを全面的に凌ぐ機体はアメリカのF-16、
　　　の登場を待たねばならなかった。　　　


　アメリカ海軍艦上攻撃機Ａ４スカイホーク
　 軽量で強靭な機体で、良好な運動性からアメリカ海軍戦闘機兵器学校
　（通称トップガン）においては仮想敵機役となった。1954年の初飛行
　　であるが現在でも多数の国で現役として使用されている


ＣＨ４７チヌーク
　1961年に初飛行し半世紀たった現在も生産されている


軍事博物館には1975年4月30日、南ベトナム政府大統領官邸に突入した
ベトコン（南ベトナム解放民族戦線）のT54B型戦車が展示されている
（大統領官邸に展示されている戦車は突入した戦車ではない）