9月の日照時間が極端に少なく、今年は野菜、特に根菜や葉物の値が通常の4倍以上になっていると新聞で報じられていた。家内もぼやいていた。最近のキュウリの値が異常に高い。だが、そのキュウリも終わりを迎え白菜が漬物の主流になってきた。先週、家内は馬鹿馬鹿しいほど高い白菜を泣く泣く買ってきた。
農家は収穫が少なければ、それを高値で出荷すれば被害は防げるだろう。農作物を自給する術のない我々はたまったものではない。そんな中、「出来るだけ付加価値をつけ、高値で出荷出来た」と誇らしげな農家の人たちのニュースに接した。それを報じる人たちは農家の成功を称賛していた。私は腹が立った。真っ直ぐだろうと曲がっていようと大根は大根だし、キュウリはキュウリだ。曲がった物を真っ直ぐにして何が付加価値だ。そんなことより、柔らかいキャベツを作り、正当な値段で売って欲しい。
高価な農作機械を持ち、乗用車を何台も持ち、農閑期には外国旅行を楽しむ農家。農家が豊かになって悪いとは云わない。だが、何かおかしくはないだろうか?国は必要以上に農家を保護しすぎるのではないだろうか。おかげで我々庶民は高い食料品ばかりを買わされている。これは野菜ばかりではない。肉や魚も同様だ。つまらないテレビの番組で頭のおかしいようなタレントが「わぁー安い!」と奇声を上げる。自分が本当にそう思っているのか、ディレクターにそのように云えと指示されたのかは知らない。食料品に関して、日本は「安さ」で世界に誇れるものなんてあるだろうか?いくら国の事情が違うとは云え、マダガスカルの牛肉は十キロで何十円かである。アメリカで売られているジャポニカ種のコメは、そのブランドに依って日本の価格の一割ほどである。また世界の果物類は日本の価格に比べて、気が抜けるほど安い。
日本政府は「円高」をどうして憂えるのか。円高万歳である。外国への旅行も安くなる。今まで手が出なかったような高級品も手の届くようになるかもしれない。そして、全ての食料品の保護政策を撤廃してどんどん輸入すればいいのだ。農家が困る、畜産業が壊滅する、漁業が廃れる。そうなっても仕方ないではないか。彼らは我々の生活のことを一度でも考えてくれたことがあるだろうか?自分たちの利益のためだけを考えている。また政治家は我々一般の国民の生活など全く関知しない。自分の選挙の事だけである。庶民の生活が如何に大変であるかを理解していない。だから、政治家など「字さえ読めれば猿にも出来る」と云われるのだ。
「円高」の問題だが、自動車業界をはじめ、輸出に頼っている業種は売り辛いだろう。だが、円が高ければ、原料を安く仕入れられることを忘れてはいけない。目先だけのことを考えずに、大きな気持ちで見れば「強い円」は日本を豊かにすると私は考える。以前の米ドルは強く、国も繁栄していた。それが、自国の車の販売が外国車に押されると、意識的にマルクや円を高くするように仕向けた。而し、ドイツ車や日本車の輸入は止まらなかった。アメリカ人は自国の車より輸入車の方がいいと判断したからだ。気が付いた時は、ドルの昔の勢いは通り過ぎていた。
そのアメリカにも素晴らしい政策がある。農産物、乳製品等々の生産が多すぎ、生産者が持てあます年がある。そんなとき、政府はその全ての余剰産物を買い上げ、政府の倉庫に保存する。そして、産物が少ない年にそれらを放出したり、外国の援助物資に使用したりする。此の政府の政策により、年間を通して、また何年にもまたがって安定した値段で国民は食料品が手に入る。日本政府にもこのような素晴らしい政策を取れないわけがない。
今年はまだ行っていないが、秋が来るとそわそわして行ってみたくなるのが山梨県の「ころ柿の里」である。乾燥が終わり、粉をふいて小さくなってしまう「ころ柿」より、そうなる前の、未だ充分に水分を含んだ状態の柿の方が、私は好きである。とろけるような味は、この「ころ柿の里」でしか味わえない。また、剥いた皮を捨てずに干しているお宅もある。沢庵と一緒に漬けたり、他の料理にも利用するようだ。この皮をそのまま食べても味わい深い。

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農家は収穫が少なければ、それを高値で出荷すれば被害は防げるだろう。農作物を自給する術のない我々はたまったものではない。そんな中、「出来るだけ付加価値をつけ、高値で出荷出来た」と誇らしげな農家の人たちのニュースに接した。それを報じる人たちは農家の成功を称賛していた。私は腹が立った。真っ直ぐだろうと曲がっていようと大根は大根だし、キュウリはキュウリだ。曲がった物を真っ直ぐにして何が付加価値だ。そんなことより、柔らかいキャベツを作り、正当な値段で売って欲しい。
高価な農作機械を持ち、乗用車を何台も持ち、農閑期には外国旅行を楽しむ農家。農家が豊かになって悪いとは云わない。だが、何かおかしくはないだろうか?国は必要以上に農家を保護しすぎるのではないだろうか。おかげで我々庶民は高い食料品ばかりを買わされている。これは野菜ばかりではない。肉や魚も同様だ。つまらないテレビの番組で頭のおかしいようなタレントが「わぁー安い!」と奇声を上げる。自分が本当にそう思っているのか、ディレクターにそのように云えと指示されたのかは知らない。食料品に関して、日本は「安さ」で世界に誇れるものなんてあるだろうか?いくら国の事情が違うとは云え、マダガスカルの牛肉は十キロで何十円かである。アメリカで売られているジャポニカ種のコメは、そのブランドに依って日本の価格の一割ほどである。また世界の果物類は日本の価格に比べて、気が抜けるほど安い。
日本政府は「円高」をどうして憂えるのか。円高万歳である。外国への旅行も安くなる。今まで手が出なかったような高級品も手の届くようになるかもしれない。そして、全ての食料品の保護政策を撤廃してどんどん輸入すればいいのだ。農家が困る、畜産業が壊滅する、漁業が廃れる。そうなっても仕方ないではないか。彼らは我々の生活のことを一度でも考えてくれたことがあるだろうか?自分たちの利益のためだけを考えている。また政治家は我々一般の国民の生活など全く関知しない。自分の選挙の事だけである。庶民の生活が如何に大変であるかを理解していない。だから、政治家など「字さえ読めれば猿にも出来る」と云われるのだ。
「円高」の問題だが、自動車業界をはじめ、輸出に頼っている業種は売り辛いだろう。だが、円が高ければ、原料を安く仕入れられることを忘れてはいけない。目先だけのことを考えずに、大きな気持ちで見れば「強い円」は日本を豊かにすると私は考える。以前の米ドルは強く、国も繁栄していた。それが、自国の車の販売が外国車に押されると、意識的にマルクや円を高くするように仕向けた。而し、ドイツ車や日本車の輸入は止まらなかった。アメリカ人は自国の車より輸入車の方がいいと判断したからだ。気が付いた時は、ドルの昔の勢いは通り過ぎていた。
そのアメリカにも素晴らしい政策がある。農産物、乳製品等々の生産が多すぎ、生産者が持てあます年がある。そんなとき、政府はその全ての余剰産物を買い上げ、政府の倉庫に保存する。そして、産物が少ない年にそれらを放出したり、外国の援助物資に使用したりする。此の政府の政策により、年間を通して、また何年にもまたがって安定した値段で国民は食料品が手に入る。日本政府にもこのような素晴らしい政策を取れないわけがない。
今年はまだ行っていないが、秋が来るとそわそわして行ってみたくなるのが山梨県の「ころ柿の里」である。乾燥が終わり、粉をふいて小さくなってしまう「ころ柿」より、そうなる前の、未だ充分に水分を含んだ状態の柿の方が、私は好きである。とろけるような味は、この「ころ柿の里」でしか味わえない。また、剥いた皮を捨てずに干しているお宅もある。沢庵と一緒に漬けたり、他の料理にも利用するようだ。この皮をそのまま食べても味わい深い。

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