秀吉の妹、旭の輿入れ話がメインでしたが、
そんなことよりも、猿と狸の化かし合いが楽しかった今回。
お互い一本も引かないのもそうだけど、
絶対秀吉には屈しないという、家康のその態度には天晴れです。
ただ、千代にとっては、あまり良い展開ではなかったみたいですが。
それはそうと。
今週のオープニングの説明では、家康の婚姻事情から。
家康には“築山”という正室がいたんだけど、その築山さん。
武田側と密通してるとか何とか、まあそんな不穏な噂を立てられ、
激怒した信長の命令で家康自らが処刑せざるを得なくなって。
自分の手で奥方を殺した家康はそれ以来、正室は持たない。
と過ごしてきたんだけど、秀吉は懐柔策にこれを利用したらしい。
それが今回の、陰謀めいた婚礼だったりするわけで。
さて、本編。
前回ラスト、玉との邂逅を果たし、彼女から神の教えを聞いた千代は
(多分)立ち直って屋敷に戻ることに。
すると、そこで待っていたのは寧々。
おおっ、寧々様は今日もまためっちゃ素敵なお召し物で。
また一段とランクの高い着物ですねー。
というか、浅野ゆう子さんは黒い着物がお似合いです。
と感心していたら、あれよあれよと言う間に千代には新たな使命が。
どうあっても上洛の気配を見せない家康。
そこで一計を案じた秀吉、家康に正室を取らせることに。
しかも、相手は自分の妹、旭。
つまりは、家康と義兄弟となって、「兄ちゃんの言う事聞けや」
という状態にしておけば、さすがの家康も上洛するんじゃないか、
とまあこういう事で。
でも、妹には自分があてがった夫がいて、
当初はそうでもなかったけど(笑)、今では仲良く暮らしている状態。
そこで寧々は、夫婦が別れるように上手く説得してくれと、
非常にいやーな仕事を
千代に押し付けに来たのでした。
娘亡くして悲しんでいるのは分るがこっちの天下統一の方が
ずーっと大事と。
まあ、そんなところだね。
しかしその内容にどうしても納得出来ない千代。
上司の命令に逆らって、アノ手この手で何とか阻止しようと画策。
でもね、お千代さん。
母上様に言いつけたりなんかしたら、
アンタが動いたってバレバレじゃんよ。
後で旦那の一豊が
「寧々様は恐ろしい方じゃ。お前の動きを全て見通している」
って言ってましたが、
母上様が秀吉をぶっ叩きに行ったその時点で、
「千代が告げ口に来た」と分るようなものです。
まあ、それでも
のっけから秀吉をぶっ飛ばす
母上様のあのシーンは
爽快だったけどな。(爆)
さすがは管井さん。
すっげー面白かったです。
ところでそれはいいけど、
今回の千代の動きって、実際どうよ。
と思ってしまった私。
確かに、“仲睦まじい夫婦を政治の為に別れさせる”、
そんな仕事は勿論道義的にも絶対嫌に決まっている。
にんげんだもの。(by相田み●●)
だとしても、賢い女房としては、いかがなものかと。
母上様の所に行って、止めるように頼んでみたり、
または旭の元へ行っては逃げるように言ってみたりしてたけど、
その動きがバレたらどうなるか、考えた事あったの???
まあ、バレててもお情けで首は飛ばずに済んだけど、もし、
ちょっとでも機嫌悪かったりしちゃったら、一豊なんてあっという間に
首が飛んじゃう立場に、今、二人はいるんだよ。
そしたら、主君を失った家来達をどう養わせるつもりなの???
だからこういった場合、
先見の目があったなら、たとえその命令が物凄ーく嫌でも、
寧々の命令聞かなきゃないと思うんですよ。
あの場合の寧々の命令は、秀吉の命令と一緒なんだもん。
つまりは旦那の首を掛けているのと同じこと。
…というのを冷静に考えたなら、大名の女房としては、あんな
隠密行動は絶対にしないというか、出来ないと思うんだけどなー。
まあ、原作がどうなっていたのかは分んないけど。
政治的に悟ったような物言いを旦那の前でして、小ざかしい面を
見せておきながら、一方では甘っちょろい。
だから何時まで経っても千代が賢く感じられない……。
……のは私だけ?
でも、
千代の気持ちはよーく分るけど、やっぱまだまだ戦国時代じゃん。
時代と状況が刻々と変化してゆく中、自分の立場や思想をも、
それに合わせて変えていかないと、どうしても潰されていってしまうと
思うんですよ。
たとえ、自分が正しいと思っていても、時代の流れやそれに取り巻く
強大な思想には弾き飛ばされてしまうのがオチなんだもん。
そして、今では秀吉は関白。寧々は北の政所様。
全然立場が違う。
だから、逆らっちゃいけないのにー。
と、そっちにハラハラ。
まあ、結果的には千代の手を借りずとも、
夫婦揃ってそれぞれに説得して、二人を別れさせることに
成功したからいいけどね。
っつーか、あの秀吉と寧々、それぞれの説得のシーン。
犯罪者を落とす警察の手口と
同じように見えました。(爆)
ほら、ドラマでよくあるじゃん。
「アイツはもう全部認めたぞ」とか言って、いかにも片割れが
落ちたかのような物言いをして、それぞれを自白に持ち込むシーン。
そんで絶対お互いを合わせないの。(当たり前だけど)
で、観念した旭は「兄の天下統一の為に。」ってことで、
夫と別れて家康の元へと輿入れです。
(っつーか、実際は体のいい人質だけどな。)
ところで、無理やり別れさせられた旦那さん。
後で叛旗翻しそうな勢いだったなー。
一方旭は、別れた夫に対して、千代の代筆で手紙を書くことに。
その際、千代に「一緒に逃げるな」と釘を刺す寧々。
やっぱ千代の動きは筒抜けだったんだねー。
そして旭は、旦那さんに
「どんなになっていても、生きていて欲しい」
と純粋な思いを手紙に託します。
だけど、その手紙って届きそうになさそう……。
なんかあまり良い結末じゃなさそうですね。この調子だと。
さて、困ったは家康。
婚礼を受けたはいいけど聞けば、旭の年は40過ぎている。
ずっと百姓をしていたらしく、年齢よりも老けて見えるらしい。
という情報を聞いていたので、めっちゃ落ち込み気味。
どうせなら、若い姉ちゃんを世話して
貰った方が嬉しかったに違いありません。
(当たり前だが)
戯言とは言いながら、一豊に「奥方(千代)が欲しい」
と言ったのは半分本当だったかも……。
(なんちゃって)
多分、妹だから秀吉に似ていると絶対思っていたに1000000点。
当日になって顔を合わせてみて、ほっとしたんだろーなー。
兄貴に似てなかったから。(笑)
↑
でも、ドラマでは女優さんだからいいけど、実際はどうだったんでしょうね。
やっぱ、ちょっとは秀吉に似てたのかなー。
無事、旭が家康の正室になったから、上洛するだろうと思いきや。
そこは家康。
それでも上洛しなかったみたいで。
そんで今度は寧々か……?
と思っていたら、そこへ現るは母上様。
「旭の所へワシも行く!」
とのことで、第二の人質無事決定。
警戒していた家康も、本物の母上様が人質に来てしまったから
仕方が無い、とばかりに上洛決定した模様。
ところで、母上様を人質に出したと聞いたらしく
いきなり 蜂須賀小六乱入。
乗り込んでくるなり秀吉を締め上げ、そのまま頓死って……
えええ!?
命尽きるその最後の瞬間まで闘う男、蜂須賀小六。
ってことなのかしらん。
でも、ご病気だったんでしょうか。
ご冥福申し上げます。(合掌)
っつーか、
今回の秀吉は母上様にぶっ飛ばされたり、
蜂須賀小六に思い切り締め上げられたり
大変面白かったです。(爆)
そんなこんなで、ようやく家康を上洛させることに成功した秀吉、
更に、奇襲作戦で家康を翻弄することに。
なんと、
家康が泊まって寛いでいた前日に、ずかずか入り込んできて、
自ら挨拶に来ちゃいましたよ。
思いも寄らない秀吉の行動に驚く家康。
まさか、こんな所に押しかけるとは思ってもみなかっただろーなー。
で、秀吉が言うには、
明日、自分は立場上ふんぞり返っていなければならないから、
どうか気を悪くしないでくれ。
なーんて人のよさそうな事言ってましたが、家康はそれをどう
受け止めたやら。
そしていよいよ上洛挨拶当日。
秀吉は陣羽織を着て参上。
その格好と表情に、昨日の顔は一つもありません。
うん。やっぱり。
もしかしたら何か無理難題言ってくるかなー。
と思いきや。
秀吉のその格好を逆手にとって、見事返したは家康。
関白様が羽織っている、その陣羽織が欲しい、
と言って周囲を驚かせますが、魂胆は別にあったみたい。
自分が代わりにその陣羽織を羽織り、陣頭指揮を執り、
秀吉の天下統一の為に尽くすと。
そういうことらしい。
堂々と家康から「家来になるぞ」宣言をされた秀吉、
これで一安心。
強敵家康を、事実上屈服させたことにより、ようやく天下統一は
現実のものへ………。
ってな今回。
でも、山内家の悲劇は続くんだっけ。
しかも次回予告には お茶々様の姿発見~!
もしかして、また三成たぶらかしてる最中なのかしらん。
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陣羽織の件、面白かったです。
捨て台詞を残して行った甚兵衛さんは何処へ行ったんでしょうね?
茶々の動きも興味津々です。
千代さんに対するご意見、激しく同感させて頂きました…!!
人間的なあたたかさはとても伝わってくるのですけど、乱世を乗り切る知恵としては…どうもイマイチな気がしますよね。ホームドラマとしては盛り上がるのでしょうが…。
因みに原作では、旭に関わる描写はこんなに細かくなかった気がします;全体的にはどちらかというと秀吉の振舞いにいちいち細かな反応を示すのは一豊の方で、千代さんは適当に相槌を打ちつつ首根っこだけはしっかり掴まえている印象でした(笑)。
長々とすみません…この辺りで失礼致します。
こちらからもTBさせて頂きますね。
今回の千代は、ちょっとでしゃばってるというか、
一豊の立場考えてないですよね~、ほんと。
陣羽織の場面は迫力があって「これぞ大河」って
感じでしたね。
来週は茶々様登場!どっちかっていうと主役より
こちらのほうが気になってしまいます。
こんばんわvv
今回のメインは家康の陣羽織のシーンではないかと思うほどに面白かったですねー。
甚兵衛さん、どうなってしまうのか私も心配です。
そして、お茶々様はついに秀吉の愛人になることを決意しちゃったんでしょうか。
興味は尽きないですね。
>なると様。
コメント有難うございましたーvv
今回の千代は、大名の奥方としてはやはりやってはならない行為だと思っておりました。
出世したなら行動もそれなりに謹んで頂かないと、色々と不都合が起こると思うのですよ。
まあ、この大河ドラマはホームドラマなんだって思ってはいるんですが……。
それから原作では、やはり千代は賢く動いてましたか。
情報有難うございますvv
やはり原作と脚本は少し違うのですね。
(っつーか、今まで山内家に関しないことはスッパリ切ってきたのに今回は何故に
こんなに丁寧に描いたんでしょうねー)
私も長々と書いてしまいましたが、今後も宜しくですvv
>もちきち様。
こんばんわvv
こちらこそお世話様です。
今回の千代の行動では、ヘタしたら「巧妙が辻」終わってしまってましたね。(汗)
そんなことにならなくてよかったですけど、思い込んだら猪突猛進な千代は
そろそろ卒業していただきたいものです。
それはそうと、陣羽織のシーンは一番緊張したシーンですね。
さすがは西田さん。迫力が違うわー。
と半ば感心しておりました。
来週はお茶々様、愛人になるの回になっちゃうんでしょうか。
確かに主人公よりも楽しみですねvvv
おまけに蜂須賀小六に締め上げられるし散々でしたね。
サルとタヌキはさすがに見応えがありました。
こんばんわvv
菅井さんの演技は見ていてホントスキッとしますよねー。
今回の秀吉は小六に締め上げられたり大政所様に叩かれたりしたから、
旭の件も何故かそんなに悲劇にも見えませんでした。(苦笑)
サルとタヌキの対決は、「さすが大河」って感じでしたねvv