山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

成田街道をこち亀の亀有駅から歩き始めました。

2022年01月31日 | ウォーキング
 この道を歩かれた人は多いと思いますが、私も一応江戸の五街道や北国街道など歩いて来た関係上、近くの成田街道も歩いておかなきゃなんべえと、2021年12月24日に亀有駅から総武線西船橋駅まで、2回目に西船橋駅から東葉高速鉄道の勝田台駅までを2022年1月16日に歩いて来ました。残り部分は又折を見て歩く予定でいます。
 それにしても街道歩きにはあまり適さない道で、正直私には面白い道ではありませんでした。まだ歩いていない部分がどのような道なのかはわかりませんが。
 亀有駅は言わずと知れたマンガ「こち亀」の街。駅前にデンと主人公の両さんと相棒の中川、カトリーヌ・麗子の像が立っています。んまぁ凄いこと。


賑やかな駅前を南東方向へ進むと環七通りで、そこを横断すると香取神社。ここの狛犬は犬ならぬ亀さんだ。そしてここが町内各地点に設置された、両さん像を巡るスタート地点になっています。時間と脚に余裕があれば回ってみるのも面白いと思うのですが。


 ここからが道はちょいと複雑。南に向かいイトーヨーカドーの角を左折して、港北橋通りに入り中川橋を渡るとすぐ右折。ほぼ300mほど南に進んで中川に出る手前で左折。東に250mで水戸街道の中川大橋東の交差点に到着。ここが新宿二丁目の成田街道スタート地点ということになります。
 成田街道は水戸街道を横断して中川と並行に南に向かい、新金貨物線を斜めに横切り南東に江戸川に向かうのが本筋ですが、京成金町線にぶっつかった所で気が変わり、コースを外れて帝釈天に寄り道をしました。柴又駅でトイレを借り虎さんの銅像に御挨拶をして、ヒッソリとした商店街を通り抜けて帝釈天に午前10時半に着きました。


 コロナのこともあってか参拝者の影もチラリホラリ。一応お賽銭50円を納めてこれからの歩きの安全をお願いしておきました。


 帝釈天から新柴又駅に向かい柴又五丁目交差点で、本来のコースに戻るとそこが佐倉街道で、道の中央には小さな用水が流れています。ここでやっと街道歩きの気分になってきました。
 この道はほぼ1キロで江戸川の堤防にぶっつかって終わりです。ここにさくら道と刻まれた碑が置いてありました。道はここで江戸川の土手道歩きに変わります。


江戸川右岸の土手に上がると前面が大きく開け、川の向こうは千葉県松戸市です。右下に小岩天祖神社を見るところから土手下に降りて、旧道を江戸川駅目指して進み、蔵前橋通りの北小岩一丁目信号から市川橋を渡ります。渡り終えた左の橋の袂に市川関所跡があって、そこで昼飯にしました。しかし風が冷たくて土手の下まで降り風を避けての昼食になりました。江戸川は昔渡し船で渡っていたというのですが、この関所跡までの渡し船の乗り場がどこにあったのか皆目わかりません。
さてここから道は千葉街道となっており、車の通行量の多いところです。旧道の面影など微塵もなく、道路両側には高い建物が立ち並ぶ都会の中の道です。街道筋には神社や寺が多くその中のひとつ諏訪神社に立ち寄ってみました。ひっそりと静かな良い雰囲気の神社でした。後はもうただひたすら歩いて午後2時に西船橋駅に着き、武蔵野線の電車に乗って帰路につきました。






薄曇りの風のない日曜日。さいたま山遊クラブの仲間と蕨山に行って来ました。

2022年01月24日 | 登山
 名郷バス停から入間川を渡って、支流の小沢に沿った林道を20分歩いたところで堰堤にぶっつかり、その下から右に沢を渡って北稜(?)の急斜面を登ります。


 登り着いた北稜上から狭い稜線歩きです。周囲は雑木に遮られて展望は良くありません。


 途中にこんな岩場も出てきます。雪が着くと結構悪い所です。


 遠くから犬の吠え声が聞こえていましたが、多分猟をしている人がいるのだろうと、大して気にも留めず歩いていたら、ひょっこりと大きな犬が現れて、我々の後になり先になりと一緒に歩きだしました。首に無線機を着けていて,ただいま仕事中なのに暫く我々に同行してくれました。


 かなり上部まで上がったところで、やっと小梢の間から大持山や武甲山が見えてきました。


 蕨山稜線まで上がると写真のような標識が立っていました。ここから右に行けば逆川乗越を経て橋小屋ノ頭です。本当の蕨山の頂上もここから5分ほど行った所にあります。しかしほとんどの登山者は左の展望台へ行ってしまいます。展望台は標高1033mですが、本当の山頂は1044mです。



 展望台で昼飯を食っていると、何と浦和渓稜山岳会の古い仲間である、鈴木G君が登って来たではありませんか。彼と最後に登ったのは上州武尊の川場谷で、もう10年以上も会っていませんでした。まさか山で会えるなんて奇跡みたいなものです。積もる話も沢山あり、とそんな訳で近くにいた人に写真を撮ってもらいました。



 下山はあの長い金毘羅尾根です。だらだらとゆるい下りの尾根道を歩きます。写真のように実にのんびりした雑木林の道です。


 少し雪が見える山は長尾ノ丸かと思われます。


 そしてやっと尾根末端の金毘羅神社に着きました。むかしはここにちゃんとお堂が建っていました。今は小さな石の祠だけになっています。
ここから名栗湖に向かって30分の急坂を下って、午後2時10分に名栗湖さわらびの湯バス停に着きました。

新型コロナはオミクロン株に置き換わりまして、今現在その勢いを増してきている中、我が山遊荒川倶楽部では例年続けて来ました、越生七福神巡りを今年もめげずに敢行しました。

2022年01月09日 | ウォーキング
 越生駅前から黒山三滝行のバスは、超満員のお客を乗せて午前9時半に布袋尊の全洞院前に到着。ゾロゾロと巡礼仲間がバスを降りてきます。


 越辺川の源流近くの流れに架かる橋を渡って全洞院・布袋尊の階段を登ります。何と言ってもこの時間はまだ気温は低く、手をこすり合わせながらお賽銭を投げ込んで一礼して早々に退散。この少し先に景勝地・黒山三滝があります。


 越辺川から別れ黄色い柚子の実の下を通って、さらに杉林を抜けて龍穏寺に向かいます。


 龍穏寺の約500m手前、龍ケ谷川の縁に写真の下馬門と彫られた大きな石が置かれています。龍穏寺は格式の高い寺で、例え大名であってもここで駕籠や馬から降りて寺へ向かったということです。


 龍穏寺・毘沙門天の山門まで良く歩き込まれた石畳と、両脇に立ち並ぶ大杉の道を行きます。


 本堂前に太田道灌の像が建っています。龍穏寺は太田道灌所縁の寺です。


 お賽銭を上げる時天井を見上げると天井の桝には見事な筆字が。


 太田道灌親子の墓があるのですが、自分は見ていません。そのうち見に行きます。



 経蔵の見事な鏝絵です。経蔵の四面の漆喰の壁に描かれた鏝絵はいつ見ても感心させられます。内部も立派です。


 龍穏寺の前を流れる龍ケ谷川の清冽な流れです。


 龍穏寺から三つ目の札所円通寺までは約1時間の道程。初めに巡礼道一番の急坂を登って行くのですが、これがなかなかきついのです。杉に囲まれた道を行く途中で鳥骨鶏の親子が遊んでいました。


 柚子の林の中に今も残る代官屋敷があって、龍穏寺の管理を行っていたということです。


 何ともほほえましいミカンの直売所です。2ケで100円でした。弁当無しで来てしまったので買いました。



 戸神の橋の欄干に七福神の板人形が取り付けられています。愛嬌のある笑顔の可愛い人形です。


 お昼丁度に円通寺・寿老人に着きました。心配した昼飯は地元のJAが運営している土産物屋兼食堂で、名物のひもかわうどんを食うことが出来ました。一杯450円でした。安い。




 午後の部は生越梅林を通らず、越辺川に沿って約15分の福禄寿・最勝寺です。ここの蝋梅がいつも満開で、漂う香りに癒されます。また紅梅が一凛だけ咲いていました。



 そして辛い階段登りの弘法山・弁財天です。この階段を見て素通りする人もいました。きついけど登ってみると気分はスッキリです。


 大黒天の正法寺までは30分の車道歩きです。ここまで来ると流石に膝に来ます。写真の左奥に見えるのが大黒天のお堂です。世界無名戦士の墓はここから近いです。


 最後は恵比寿さまの法恩寺。四国八十八カ所の踏み石があったので、それも踏んでおきました。


 法恩寺正門を出ると今朝スタートした越生駅まで2分の歩き。丁度午後3時になっていました。6時間で一周した訳です。風も無く温かい一日でした。今回で何度目の越生七福神巡りだったのだろう。

2022年元旦の日の出と富士山を矢倉岳山頂から拝観して参りました。ハイッ 良かったです。

2022年01月02日 | 登山


 午前6時50分相模湾の水平線から太陽が昇り始めました。その瞬間山頂にいた人々から同時にオーという歓声が上がりました。


 山頂の標識にはお正月のお飾りがかかっていました。


 後ろを振り返ると富士山が薄っすらとピンク色に輝いていました。それにしても寒いこと。冷たいこと。早々に下山。



 足柄峠から矢倉岳のコースは先年の大雨によって崩落した個所があり、通行止めにはなっていませんが、足場も悪くまだ上部からの落石には気を付けないといけません。ロープを張ってあるものの夜間の通行は危険です。




 足柄峠の足柄城址から富士山を見るのが好きなので、今回も上がってみました。なだらかな芝生の丘から富士山を眺めていると不思議と心が安らぐのです。



 また近くの箱根の山や富士の裾野の左に見える愛鷹山も見ていて飽きません。


 峠には足柄神社もあり、熊に跨った金太郎像が可愛いです。又道を挟んで向かいには足柄関所跡もあるので寄ってみました。
この元日は雲一つない素晴らしい天気に恵まれて、私の矢倉岳からのご来光の中では一番でした。