山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

新型コロナはオミクロン株に置き換わりまして、今現在その勢いを増してきている中、我が山遊荒川倶楽部では例年続けて来ました、越生七福神巡りを今年もめげずに敢行しました。

2022年01月09日 | ウォーキング
 越生駅前から黒山三滝行のバスは、超満員のお客を乗せて午前9時半に布袋尊の全洞院前に到着。ゾロゾロと巡礼仲間がバスを降りてきます。


 越辺川の源流近くの流れに架かる橋を渡って全洞院・布袋尊の階段を登ります。何と言ってもこの時間はまだ気温は低く、手をこすり合わせながらお賽銭を投げ込んで一礼して早々に退散。この少し先に景勝地・黒山三滝があります。


 越辺川から別れ黄色い柚子の実の下を通って、さらに杉林を抜けて龍穏寺に向かいます。


 龍穏寺の約500m手前、龍ケ谷川の縁に写真の下馬門と彫られた大きな石が置かれています。龍穏寺は格式の高い寺で、例え大名であってもここで駕籠や馬から降りて寺へ向かったということです。


 龍穏寺・毘沙門天の山門まで良く歩き込まれた石畳と、両脇に立ち並ぶ大杉の道を行きます。


 本堂前に太田道灌の像が建っています。龍穏寺は太田道灌所縁の寺です。


 お賽銭を上げる時天井を見上げると天井の桝には見事な筆字が。


 太田道灌親子の墓があるのですが、自分は見ていません。そのうち見に行きます。



 経蔵の見事な鏝絵です。経蔵の四面の漆喰の壁に描かれた鏝絵はいつ見ても感心させられます。内部も立派です。


 龍穏寺の前を流れる龍ケ谷川の清冽な流れです。


 龍穏寺から三つ目の札所円通寺までは約1時間の道程。初めに巡礼道一番の急坂を登って行くのですが、これがなかなかきついのです。杉に囲まれた道を行く途中で鳥骨鶏の親子が遊んでいました。


 柚子の林の中に今も残る代官屋敷があって、龍穏寺の管理を行っていたということです。


 何ともほほえましいミカンの直売所です。2ケで100円でした。弁当無しで来てしまったので買いました。



 戸神の橋の欄干に七福神の板人形が取り付けられています。愛嬌のある笑顔の可愛い人形です。


 お昼丁度に円通寺・寿老人に着きました。心配した昼飯は地元のJAが運営している土産物屋兼食堂で、名物のひもかわうどんを食うことが出来ました。一杯450円でした。安い。




 午後の部は生越梅林を通らず、越辺川に沿って約15分の福禄寿・最勝寺です。ここの蝋梅がいつも満開で、漂う香りに癒されます。また紅梅が一凛だけ咲いていました。



 そして辛い階段登りの弘法山・弁財天です。この階段を見て素通りする人もいました。きついけど登ってみると気分はスッキリです。


 大黒天の正法寺までは30分の車道歩きです。ここまで来ると流石に膝に来ます。写真の左奥に見えるのが大黒天のお堂です。世界無名戦士の墓はここから近いです。


 最後は恵比寿さまの法恩寺。四国八十八カ所の踏み石があったので、それも踏んでおきました。


 法恩寺正門を出ると今朝スタートした越生駅まで2分の歩き。丁度午後3時になっていました。6時間で一周した訳です。風も無く温かい一日でした。今回で何度目の越生七福神巡りだったのだろう。