goo blog サービス終了のお知らせ 

山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

山遊塾荒川俱楽部第228回目「鴨川を歩く」後半です。

2022年12月04日 | ウォーキング
 さいたま市の西、荒川に沿うように南下する鴨川後半を一年ぶりに歩きました。新型コロナは未だ衰えることなく、逆に勢いを増してきている現在ですが、何とも世間はもういい加減うんざり状態で、町に出れば昔と同じ人、人で溢れています。しかし私たち後期高齢者の集まりでは、やはりコロナは脅威で、人との接触を極力避ける人がいますから、このようなイベントに参加する人の数はなかなか増えてきません。今回も参加者の数は8名とちょっと寂しいものになりました。
 12月3日はこの冬一番の冷え込みになって,みんな背を丸めて埼京線日進駅に集まりました。スタートは午前9時10分。駅北口を出て前回ゴール地点の番場公園まで行き、そこから鴨川左岸を南下しましたが、埼京線鉄橋を迂回するするのに少々時間を無駄にしてしまいました。写真は何とか川べりに出て新開橋を過ぎたところです。


 鴨川は新大宮バイパスの東を並行して流れていますが、陸上自衛隊大宮駐屯地の下流、新平和橋で右岸に移り三橋総合公園に入りました。何と言っても冬場はトイレが近くなります。公園のトイレを逃がすわけにはいきません。


 と、そんな訳で全員用を済ますと軽い足取りで公園内を、南入り口を目指して歩きます。メタセコイヤも粗方葉を落としていました。公園を出た所が旧国道16号で、ここで加茂川橋を渡って再び左岸に戻ります。


 左岸を少し歩いて今度は内野橋を右岸に渡り、更に新大宮バイパスに架かる歩道橋を渡ってバイパスの西側に。私たちが歩道橋を渡っているとき、手前で立小便をしていた老人(私たちも老人ですが)が、堂々とバイパスを横切って行きました。片側3車線の広い車専用の、しかも交通量の多い所なのに凄い度胸だと、感心するやらあきれるやら。




バイパスに沿って鴨川大橋を渡り、大宮スイミングスクールの前を通り、大宮~所沢を結ぶ県道56号に出て、栄橋の大宮駅側のほとんど見過ごしてしまうような細い道に入ると、「鴨川水辺の里」入り口の立派なゲートに着きました。ゲートを潜って人工の流れに沿った遊歩道を行くと、可愛い花壇もある東屋に着いてそこで昼飯タイムにしました。


 公園の広場は落ち葉に埋まり、晩秋の姿そのままです。風も冷たく雲も低く陽も差さないような状態では、公園で遊ぶ人も無くてひっそりしていました。落ち葉の中に誰も採らないカリンの実が沢山転がっていました。


 昼食後、再び鴨川縁に戻り新川(元入間川)の合流点を確認してきました。鴨川は元々入間川に流れ込んでいた支流のひとつだったのですが、江戸時代の河川改修などで荒川の流れを一本化して、そこに流れ込む支流を整理した際に現在の形になったということです。鴨川下流一帯は昔見渡す限りの大湿原で、その中を旧荒川が乱流していたそうです。




 新川合流点のすぐ下流に関沼溜井跡があります。ここで軽い休憩にしましたが、ここは堤を築き鴨川の水を溜めて関沼貯井とし、周囲八ケ村の用水としたそうです。現在も残る堤には桜の老木が並木を作っています。春の桜が見事です。


 今も残る関沼(備前堀)です。今は野鳥の保護のために立ち入り禁止が禁止されています。野鳥観察用の窓から見た関沼風景です。


 野鳥観察場所のクロガネモチの並木が素敵です。白いスベスベの幹が奇麗で思わず撫でてみたくなります。


 鴨川縁を歩いているとき良く皇帝ダリアを見かけました。今年はどこもこの花が良く咲いていました。


 関沼を過ぎてからは鴨川左岸の土手道をせっせと歩き、国道463号(浦和所沢バイパス・地元では埼大通りと呼んでいる)までは時折陽も差し、陽気も良くなって皆上着も脱いでピクニック気分で歩きました。ここの浅間橋を過ぎて次の諏訪橋で県道57号に移りましたが、この約550mほどは元入間川の大囲堤であって、今は大型の車が引っ切りなしに走っています。57号から離れ桜区役所に立ち寄ってトイレ休憩。なかなか立派な建物で一見役所とは思えないほどです。


 桜区役所を出ると間もなく鴨川堤桜通公園で、快適な土手道を歩いて行きますが、ここも江戸時代に築かれた元入間川の大囲堤です。鴨川は荒川に沿って直線的にさくら草公園に向かって流れています。大囲堤の中にNHK放送所の紅白に塗り分けられた電波塔が聳えています。私たちはその下を通って、さらに桜区クリーンセンター前のさくら橋に着いて、今回のウォークを終了しました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。