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山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
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ビン沼川(旧荒川)を歩いてみました。

2019年12月09日 | ウォーキング
 荒川は奥秩父連山の甲武信岳を源流とし、埼玉県のほぼ中央を流れ東京湾に注ぐ大きな川です。現在の流路は徳川家康が江戸(現在の東京)に幕府を開いたときから治水や、新田開発のために幾度も手を加えられ、さらには最終的に明治末から昭和初期にかけて、大掛かりな改修工事が行われたことによって現在の形になったものです。例えば最下流の隅田川が改修前の荒川だったのですが、新たに開削された荒川放水路が現在の荒川になっています。そのようにビン沼川も河川改修によって流路が変り、現在の土手の外に取り残された旧荒川の成れの果てなのです。
 そのビン沼川を師走の日曜日、半日を潰して歩いてみました。普通であれば北浦和駅から埼大行のバスに乗って簡単に羽倉橋まで行けるのですが、当日はさいたま国際マラソンの影響でバスは午後3時過ぎまで運休。そこで浦和駅まで行ってバスに乗り、下大久保からスタートしました。
 上の写真は羽倉橋を渡っているときに撮ったもので、本来は正面にバッチリと富士山が見えるのですが、この日は少し霞んでいてウッスラとしか見えません。


羽倉橋を渡って荒川右岸の堤防上から見た、さいたま市中心部と新都心のビル群です。


 堤防下にズラリと建ち並ぶ住宅群の屋根より堰堤の方が高い。


 いわゆるスーパー堤防なんですが、堤防上は車が2台並んで走れるほどの広さがあります。


 ビン沼川と荒川の合流点です。富士見市のみどり野東とさいたま市西区塚本の境になります。対岸にはノーザンカントリークラブ・錦ケ原ゴルフ場があります。


 ビン沼は御覧の通り釣り場として人気があり、雀が電線に停まるがごとく、釣り糸を垂れる釣愛好家たちがズラリと並んでいます。釣れる釣れないは関係なく、風のない暖かい陽が降り注ぐ冬の一日を過ごす場所としては最高です。


 ビン沼橋が見えてきました。春には桜の下で釣りを楽しむことができます。なにしろ水源を持たない川なので、ビン沼川と言うのは可笑しいかも知れません。強いて言うなら東京と川越を結ぶ新河岸川が水源と言えるかも知れません。西区飯田新田の船渡橋の所で新河岸川放水路と結ばれているので、まったく水源が無いわけではありませんから。


 ビン沼橋を過ぎるとビン沼公園です。ビン沼川の河川敷に造られた自然公園で、トンボや小鳥の観察ができる所です。荒川左岸の河川敷に展開する公園群に較べたら本当にささやかな公園ですが、近くの人々にとっては貴重な公園だと思います。


 新河岸川放水路の標識です。釣り人が河岸に立ち入れるのはここまでです。この先ビン沼川は3kmほど続きますが、立ち入りを禁じる柵があり、治水橋手前の小公園までで実際の川歩きは終わります。


 堤防の上に立つと治水橋は目の前です。


 あとは正面に大宮ソニックビルを見ながら長い橋を渡って今回のミニウォーキングは終了です。でもなかなか楽しいコースでした。


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