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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

文化発展=戦争終焉ヘ 「知」で己を換えられねば「かわらぬ」240906

2024年09月07日 11時53分11秒 | 季節
 フロイド「文化の発展を促せば、戦争の終焉ヘ向けて歩み出すことができる!」 「知」で己を換えられねば「かわらぬ」かも240906
 文化発展=戦争終焉ヘ 「知」で己を換えられねば「かわらぬ」240906

  「政治は<権力>で他者を動かす」「経済は<金>で人を動かす」「文化は<知>で自身をかえる」ではないか。
 政治・経済で対立・分断・争いを招く。文化は<人と人、人と地域、地域と地域を結ぶ>のかも。
 ジークムント・フロイト「人間から攻撃性を取り除くことはできない」は、「<知>をもってしても己をかえられぬ<サガ>」を示しているや。


 昨6日。「意外と知らない、ひとはなぜ戦争をするのか『身も蓋もない答え』=人間から攻撃性を取り除くことはできない」の配信があった。
 精神科医 片田 珠美氏の投稿で、「現代ビジネス」が配信したようだ。
 https://gendai.media/articles/-/136585?imp=0 2024.09.06


 その末尾に、ジークムント・フロイトの語で「文化の発展を促せば、戦争の終焉ヘ向けて歩み出すことができる!」と、あるらしい。
 なんでも、アインシュタインはフロイトに手紙を書いた。
 アインシュタインは国際連盟の国際知的協力機関から提案され、「誰でも好きな方を選び、いまの文明でもっとも大切と思える問いについて意見を交換」せよ。そうした依頼。


 その内容が、講談社学術文庫『ひとはなぜ戦争をするのか』 (講談社学術文庫 2368 2016/6/11)に、あるのだ。
 「最高の天才」の物理学者が選んだ相手は、同じユダヤ人で精神分析の大家フロイト(当時76歳)。
 アインシュタインの手紙は冒頭に聴きたいこと、「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」と、フロイトに求めた。


 アルベルト・アインシュタイン=1879年3月14日 - 1955年4月18日 ドイツ生まれの理論物理学者、社会主義者。
 ジークムント・フロイト=1856年5月6日 - 1939年9月23日 オーストリアの心理学者、精神科医。


 その最終的な答え。
 それが「文化の発展を促せば、戦争の終焉ヘ向けて歩み出すことができる!」。
 前段に「人間から攻撃性を取り除くことはできない」
 「それでは」。フロイトは考えたらしい。「身も蓋もない、答えではないか」。


 なぜアインシュタインはこのテーマを。精神分析・心理学者のフロイトは考えた
 「(物理学者・アインシュタインは)自然科学者や物理学者として問題を提起したのではない。人間を深く愛する一人の人間として、国際連盟の呼びかけに応え、この問題を投げかけたのだ、と」。
 フロイトにとって、<答えは苦衷>のものであったかも。


 「政治は<権力>で他者を動かす」「経済は<金>で人を動かす」「文化は<知>で自身をかえる」ではないか。
 政治・経済で対立・分断・争いを招く。文化は<人と人、人と地域、地域と地域を結ぶ>のかも。
 ジークムント・フロイト「人間から攻撃性を取り除くことはできない」は、「<知>をもってしても己をかえられぬ<サガ>」を示しているや。
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「地獄は一定すみかぞかし」にあっても―2- 証言の女性、矢面に立てずnhkG240905

2024年09月05日 14時59分59秒 | 季節
  「地獄は一定すみかぞかし」にあっても―2- 証言の女性、矢面に立てずnhkG240905

 nhkG放送朝のドラマ。なかで展開される「セリフの重さ」。
 しばしば、そうした点に思いたるも吉田恵里香昨『寅に翼』では、ネットで注目の回数が多いのでは。
 240905 nhk朝のドラマ「寅に翼 初めは処女の如く、やがて脱兎のごとし?」から、一場面。
 
 昭和37(1962)年1月、原告のひとり、吉田ミキが法廷に立つことを承諾し、広島から上京してくる。
 (原爆被害者・吉田ミキ、「山田轟法律事務所」に泊まる 翌日の裁判に出廷予定)
 ミキ「かわいそうな女がしゃべれば(世間の)同情を買えるってことでしょう」「ほかの誰かにこの役を押し付けるのも気が引けるしね。仕方ないわ」
弁護士・よね「やめましょう」。「『無理することはない』。私の相棒は元々反対していました。『あなたを矢面に立たせるべきではない。たとえ裁判に勝ったとしても苦しみに見合う報酬は得られないと』」と告げる。
 (自分が法廷に立たないと裁判に「負ける」というミキ)「声を上げた女にこの社会は容赦なく石を投げてくる。傷つかないなんて無理だ。だからこそ、せめて心から納得して自分で決めた選択でなければ」と諭す。

 ミキ「でも私、伝えたいの。聞いてほしいのよ。こんなに苦しくって、つらいって」と言って泣き出してしまう
 よね「その策は考えます。だから……」
 (「ごめんなさい」を繰り返すミキに)
 よね「あなたが謝ることはなにもない。なにもないんだ」。

 記者が立ち合いのもと、原爆被害者・吉田ミキは轟とよね、二人の弁護士に語る。
 その内容は法廷で、轟が代読した。原爆裁判は最終弁論を経て「結審に」、と。
 昭和38年12月。判決が言い渡される。この間、ドラマの最終局面では<被告=国の代理人が、深く無言でうつむく場面も>。

 240905 nhk朝のドラマ「寅に翼 初めは処女の如く、やがて脱兎のごとし?」。
 虎に翼:「あなたが謝ることはなにもない」原告・吉田さんに心から寄り添ったよねさん 「セリフ全てが泣ける」と話題に  MANTANWEB  62.2K フォロワー
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