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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「ぶぶる釧路の街歩きの会」「facebookに「ぶぶるのメンバー」 企画展関連トークイベント「北大通の記憶を伝える」220605のその後 <img

2022年07月31日 11時02分38秒 | 記録
 「ぶぶる釧路の街歩きの会」「facebookに「ぶぶるのメンバー」 企画展関連トークイベント「北大通の記憶を伝える」220605のその後

 7月14日、MOO1F内で“信濃おやき” を創業した裕子さんが呼びかけたミニツアーが催された。
 多才にして多彩な5人の女性に、筆者を加えた“マチ歩き”の催事。それが135分の徒歩でMOO2Fに開く“グローカルぷらざ”さんにたどり漬いた。
 そこで抹茶の接待が思いがけなくあったのだ。

 解散後、直ちにお二人が提案してFaceBookのグループ機能を通じて、当日参加者の間にネットワークが組み立てられた。
 「(立ち上げようと思うが)どうですかー?」のお尋ねには、「勝手に連帯するネットワーク=<勝手連>で、真に<結構ではないですかー>」。
 そう申しあげておいた。

 立ち上がって<旬日>。
 記載の話題は広がっていますネー。
 1)最初はツアーの印象。2)立ち止まったポイント。
 3)舞台として描写されている作品の<読み直し>&<読後感>
 4)到達段階では、作品を映画化した映像ソフトを文学館で閲覧し、その記載。

 発端は6月5日午後に開催、釧路文学館主催の<郷土史家によるトークイベント>。
 「北大通の記憶を伝える」の参加者が思いつかれた<一事>に出発する。
 釧路文学館はA)「企画展」開催、B)「企画展関連トークイベント」。ここまでが主催者の<はからい=計らい>。

 次の段階には、参加者の発意が連鎖反応した。
 C)「ぶぶる釧路の街歩きの会」催行
 D)「遊ぶ」の「街歩き」、「学ぶ」の「ポイントで作品の一節」、「褒める」で「抹茶+信濃ミルクお焼きの昼食」。
 E)7人がfacebookに「ぶぶるのメンバー」を立ち上げて、活動記録公開。

 ここまで、すすました。
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「マチの動き」「市長選挙」「大型プロジェクト」 市内配布紙の自治体史評価220728.

2022年07月30日 11時42分40秒 | 記録
「マチの動き」「市長選挙」「大型プロジェクト」 市内配布紙の自治体史評価220728.

 釧路市内をはじめ根室国をカバーしている『釧路新聞』。
 その「余塵」というコラムに「釧路市史」のタイトルで、自治体史の紹介があった。
 紹介のポイントは3点あるのだが、読ませていただき<緻密な読み>が示されていた。

 第一は、記載のポイント。
 1)「事細かくその時の市内の動き」、2)「市長選とそれを取り巻く動き」、3)「ビッグプロジェクトといわれる事業の実現までの経緯」。
 そこを第二に、
 4)「詳しく記され」、
 5)「その内容の詳細さを知るとどれほどの苦労があって発行までこぎつけたかうかがわれるし」、
 6)「釧路市にとって貴重な史料であると改めて思い知った」とも、書かれてある。

 それぞれの時期に、「本作りの好きな市職員」が庁内には、居たモノである。
 山本武雄元市長を先頭に、鳥居良四郎、布施正の全盛時代であったし、一世代遅れて寺島敏治、澤四郎などの逸材がそろっていた。
 
 担当部署に配置され、各位に言われたこと。
 「キミ達は税金をつかって、原稿を書く」「本代を払って買い求める本を書く」。
 そう言って、次の言葉が辛辣でもあった。
 「だから書く原稿には、20歳、30歳、40歳の年齢差はない」「部長、課長、係長の職制も関係ない」「要するに一人前の原稿を書け」。
 新入社員には、いさかかキツイ話で、地方自治体職員の仕事は、そんな進めかたなのだ。自身に言い聞かせたことであった。

 自治体史編さん事業には二度、携わった。
 どちらも、域外の識者に委託するのではなく、自前の記載をめざす。
 それが前述のポリシーであった。

 『釧路新聞』のコラム「余塵」。
 22年7月28日掲載、堀口義彦記者の<むすび>は実にマトを得ている。
 「(市史について)市民史料に裏打ちされた地方文化の一結晶」と『新釧路市史』の序文記載を紹介する。
 そのうえで、「そうだとすれば」と展開し、「今後の地方文化はどうなるのだろう」と地域の未来を案ずる。奥深い、<余塵のむすび>と読ませてもらった。
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環境活動とぐるり=未来のために、環境から考えたり、幸せから考える、オンライントーク会220724

2022年07月29日 10時03分16秒 | 記録
 1)安心と信頼のセーフティネットが担保されていると、余分なお金や所得を持たなくて、良い。
 2)成長の持続を維持することは難しく、成熟、脱成長への哲学が必要。
 3)選挙の投票率があがらないと、政治家は国民に対する緊張感を失う=主権者を甘く見る。
 4)久本和明氏はライフワークの“ぐるり”を各地で取り組んでほしい。
 5)かつての“活手連=勝手に連帯する”は想像以上に緻密。しかし、政権は豊富な資源を駆使して政権批判を監視し、体制維持のための逆宣伝をしている。
 6)「愉しいころ」「有意味なこと」を 親子で取り組みたい、環境教育、宗教教育、職業教育、平和教育を家庭で取り組みたい。

 7月24日、20時からZOOM会合にお誘いをうけて60分強。識者2人の議論と提案は熱を帯びた。
 夜のZOOM会議には80人前後の参加者があったと、思う。

 聞いているだけで、メモの録りようのない速度のごろん展開であったが、「質問、意見」という形で、あいつぐ<書き込み>を懸案するに、私見も含め上記のような内容であったか。
 海洋異変。農産物収穫量への影響、線状降水帯は北海道東部でも発生。

 これ以上、地球に負荷をかけない。
 “環境活動とぐるり=未来のために、環境から考えたり、幸せから考える、オンライントーク会”の一コマ。
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コロナ 外国人実習生 営農計画 2020年 「営農に影響」「生産量低下が懸念」の実態200411HTB北海道

2022年07月28日 10時32分52秒 | 記録
コロナ 外国人実習生 営農計画 2020年 「営農に影響」「生産量低下が懸念」の実態200411HTB北海道

 往時の北海道は、本州側商人資本が季節労働力をともなって来道し、先住のアイヌ民族を補助労働力に組織した。
 今、本道の農業は海外実習生の質量確保がないと、営農に影響、生産量低下、営農計画の練り直しを結果する。
  かつて本州経済の補完地であった北海道。現今は海外実習生の補助労働力を獲得できぬと規模縮小の状態、かと。

 確か、あった。そう思い出して「コロナ 外国人実習生 営農計画 2020年」で検索。
 あるにはあったが、「意外だ」と受け止めたのは農林水産省の『農業生産・販売面での影響と新たな動き」など、「(外国人実習生の)受け入れ対策」がヒットしたこと。
 筆者が探していたのは、北海道内テレビ局のニュース番組の場面としての報道であった。

 そこで検索項目を変えた。あらたなキーワードは「コロナ 外国人研修 営農 十勝 テレビ」の項目。
  ヒットしたのは20年4月11日発信の北海道テレビ朝日から、次の項目。
 それは「『もうダメだ』一次産業から悲鳴•••コロナ余波」。続いて「深刻な人手不足•••実習生が来ない」という記事もあった。

 「『もうダメだ』一次産業から悲鳴•••コロナ余波」。
 こちらは、すでに来日して研修中の中国人実習生が離日、出国を研修期限前に申し出て、酪農家が受け入れた話題・
 ここで帰しておかないと、入国禁止で難民になってします。

「深刻な人手不足•••実習生が来ない」。
 こちらは本邦側の入国制限が機能して、隣邦からの入国を制限。その影響度を端的に示したもの。
 日本人労働力の不足と高賃金では、農産物価格の低迷で経営の危機に、と。そういうことであろう。

 北海道農業協同組合連合会のコメント。JA北海道中央会は3月末の会見・
 「全道の農家で約180人の外国人技能実習生の出入国のめどが立っていないとし、営農に影響が出ていると明らかに」。
 「この人手不足について解消の見込みはなく、今後農業や水産業などで生産量低下」が懸念」、と。
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1975年から海洋資源量半減 「地球に感謝 開店!?植野食堂」220726

2022年07月27日 10時02分03秒 | 記録
1975年から海洋資源量半減 「地球に感謝 開店!?植野食堂」220726

 昨7月26日夜、18時からBSフジテレビ「SDGs特別番組 地球に感謝 開店!?植野食堂』を見ていて、訪問をうけた料理店オーナーの弁。
「1975年からみると海洋資源量は半減」。そのような趣旨のテロップが画面に登場。
種の記憶はないが、「棲息する砂場が半減した」「○○の水揚げ量は減った」趣旨の発言があった。

録画しているわけではない、ナナメ視聴の上からの記載ではあるも。
気候変動は温帯気候の東京湾に及んでいるの、か。料理の素材は「世界中からおいしい魚介類が集まる豊洲市場」と紹介された、その後での発言。
それが「棲息する砂場が半減」や、「水揚げ量は減った」の話。
番組は「仲卸の方々から旬の魚や新たな楽しみ方、そして、食材を余すところなく使う方法」を教わりながら展開するのだが。

「海洋資源 半減 1975年 東京湾」のキーワードで調べてみると。
『東京湾の漁業と環境 第 4 号』(平成 25 年 3 月)や「東京湾産シャコの資源量の見積りと資源状態」(『神水試研報第11号(1990)』)などがヒットした。
一例をあげてみよう。「アサリ資源量 全国・東京湾で激減」とある。

要因こそ、1)外来種との競合,
2)乱獲,
3)水質環境の変化,
4)生息場の消失・劣化等とともに,
5)アサリの浮遊幼生の行き来による生息場間のつながり=生態系ネットワークの欠落や分断も生態系の劣化の一因

そこは<素人考え>ながら1)&2)は人的要因の直接的表現、そして3)4)5)は人的要因の間接的表現にして、地球希望の要因の「東京湾的現象」。
そして、その要因が「全国的にも=日本各地の干潟や浅場」に<敷衍 ふえん>と読み取ることはできいか。

「(アサリは)代表的な食用二枚貝」、かつ「濾過食者としての高い海水浄化能力により,環境改善の面からも着目される種」とされる。
海洋汚染は、すでに「高い海水浄化能力」の自浄作用を超え、生息の持続を許さない事態にすすんでいる、そういうことではないか。
翻って、「高い海水浄化能力」で海洋汚染物質を体内に<凝縮して蓄積>した食用二枚貝を、体内に取り込んだ国民の健康。そこには一点の懸念も、ないのであろうか。
かつて、モノレールに乗り、羽田空港沖の海浜で<潮干狩り>の放送場面をみたことが、あるが。大丈夫?。
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ひたむきな生命力 さくらの滝・斜里郡清里町220726

2022年07月26日 19時11分44秒 | 季節
ひたむきな生命力 さくらの滝・斜里郡清里町220726

 6月から8月。季節限定ながらあらたな名所が清里川に誕生した。
 年間3000尾ほどのサクラマスがこ越えて越えて産卵にむかう。時には十数尾のサクラマスが果敢に滝に挑む。
 「生命力のすごさ」。女性陣から<ため息>まじりの感嘆の声。

 21世紀に入って、サクラマスの遡上が確認されたようで。
 「平成14年にきよさと観光協会が行った一般公募により、この滝に「さくらの滝」という名前がつきました」と、町観光協会のHPの記載。
 「海に渡ったヤマメはサクラマスとなって、毎年約3,000匹ほどが戻ってきています」。かくも、書いてある。

 斜里川の支流、清里川の中流ということになるや。
 足は「札弦市街から道道摩周湖斜里線を緑町方向へ5kmの地点を左折」、
 「まっすぐ700m進み右折、道なりに1.7km行ったところ(小さな看板あり)の右手奥」とも。

 220726 釧路湿原シニア大学のバスツアーに同道させていただいた。釧路~清里間の往復のみで6時間強。
 今回は4つの班に分かれたグループでクイズ4題、ゲーム2種。見事な自主運営でスムーズな運営。
 その盛り上がらせ方はハンパではなかった、ですよ。学びはじめて2年。シニア自治大学の趣旨をめざしているようで。
 ひたむきな生命力 さくらの滝・斜里郡清里町220726

 6月から8月。季節限定ながらあらたな名所が清里川に誕生した。
 年間3000尾ほどのサクラマスがこ越えて越えて産卵にむかう。時には十数尾のサクラマスが果敢に滝に挑む。
 「生命力のすごさ」。女性陣から<ため息>まじりの感嘆の声。

 21世紀に入って、サクラマスの遡上が確認されたようで。
 「平成14年にきよさと観光協会が行った一般公募により、この滝に「さくらの滝」という名前がつきました」と、町観光協会のHPの記載。
 「海に渡ったヤマメはサクラマスとなって、毎年約3,000匹ほどが戻ってきています」。かくも、書いてある。

 斜里川の支流、清里川の中流ということになるや。
 足は「札弦市街から道道摩周湖斜里線を緑町方向へ5kmの地点を左折」、
 「まっすぐ700m進み右折、道なりに1.7km行ったところ(小さな看板あり)の右手奥」とも。

 220726 釧路湿原シニア大学のバスツアーに同道させていただいた。釧路~清里間の往復のみで6時間強。
 今回は4つの班に分かれたグループでクイズ4題、ゲーム2種。見事な自主運営でスムーズな運営。
 その盛り上がらせ方はハンパではなかった、ですよ。学びはじめて2年。シニア自治大学の趣旨をめざしているようで。

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「北米ロシア産と比較、日本のサケ 運動能力低い」 『北海道新聞』220505

2022年07月25日 09時44分47秒 | 記録
「北米ロシア産と比較、日本のサケ 運動能力低い」 『北海道新聞』220505

 表題の記事が朝刊一面に掲載されていた。
 北海道内の秋サケ不漁が続く要因を調べて一部の専門家が、研究した。
 それによると不漁要因は「環境変化など」のほか、「長年続く人工ふ化事業がサケに遺伝子的影響を与えた可能性」を指摘していると言うこと。

 対策として、「環境ふ化に加え、野生魚の活用」を挙げていると、する、
 つまり、「自然産卵するサケの遺伝子を取り込もうとする動きも出始めている」と、いうのだ。

 踏み込んだ対応策。そこで考えられている点は、次の内容。
 「親魚を『捕獲用のウライ』ですべて捕獲せずに上流に遡上させる」。そこで「自然産卵後に生まれた子たちが数年後に遡上して人工孵化の対象となることで、野生の遺伝子が取り込まれる」。
  
 息の長い話ながら、そこをセッカチに進めていくことの是非を、問いかけているようだ。
 調査はサケに「日本のサケ(シロザケ)」と「北米やロシア産のサケ」があり、両方の遺伝子を比較してみて、差異が確認された。
 ここからは、さらに専門的領域の説明となる。本紙を見逃したくない(朝刊1面&4面220725記載)
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「戦後北海道開発試作図」 道内紙<北海道開発計画70年>の社説に触発220718

2022年07月24日 09時53分53秒 | 記録
「戦後北海道開発試作図」 道内紙<北海道開発計画70年>の社説に触発220718

「戦後北海道開発試作図」なるものを考えてみた。
 函館・室蘭・苫小牧・釧路・小樽に主要な重要港湾、十勝・花咲・網走・紋別・稚内・留萌と石狩湾新港も重要港湾で、そこを「藍」のマークで示してみた。
 港湾築港、河川・泥炭湿地の治水、鉄道敷設、そして炭鉱の開発(炭鉱は図示いていないが)が、昭和戦前期の北海道開拓において主要施策であった。
 
 戦後は空知に水利ダム開発。そこで上川国・空知国の水田造成の基盤が深化し、<稲作量>では、全国一の都道府県に昇りつめたでは、ないか。
 炭鉱&炭田は未記載。1960年を境に閉山がすすみ、往時の石炭王国はその勢いがない。

 他方で北海道農業は農業の<適地・適作主義>なるものがすすんだ。
 上川・空知・胆振の水田(水色)、大豆・小豆・馬鈴薯主体の畑作(十勝 茶)、馬鈴薯・タマネギ(北網 同)
 十勝南部、根釧、網走北部・宗谷にかけての酪農、日高・胆振の競走馬(薄茶)
 農業の種別区分がすすんだ。そう概観してみて、いかがであろうか。

 道内配布紙。22年7月18日の社説は「北海道開発の未来 あらたな価値の創造目指し」を掲げている。
 冒頭、明治以来の150年を政権が示した本道への政策目的を、二つの時期に分けてみせた。
 1)明治期からWarⅡまで、「産業の開発による経済的発展」「ロシアの南下に備える」。
 2)WarⅡ後は「豊富な資源の開発による国民経済の復興」「外地からの引き揚げ者を受け入れる『人口問題の解決』」。

 社説をここまで読んだところで、頭によぎったことがある。
 1970年前後にはまだ、本州から移住した一世、二世の間で「本州を内地と呼ぶ人が多かった」。
 当時、北海道近代史の研究者間では「北海道開拓=内国植民地」の規定が議論されていた。それは明治維新~WarⅡ間のこと。
 時代が移り1880年代。北海道経済研究所の研究員から「北海道=本州経済補完地」の語が提案されたと記憶する。これがWarⅡ後に本道経済に期待された事柄か
 社説をそこまで読んだとき、ここに掲げた視点は視野にない。あるいは行間に読めということかも。
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「折り合い」が生み出す地域の知恵 <発祥の知>魅力再発見=ミズベリング江別200719

2022年07月23日 15時41分15秒 | 記録
「折り合い」が生み出す地域の知恵 <発祥の知>魅力再発見=ミズベリング江別200719

 当時、この記事に触れて、すぐさま授業で配布。
 道内配布紙の3面。「地域から 風街だより」に掲載の企画記事。
 掲載の写真には「『条丁目地区』を中心に自転車周遊の可能性を探った市民団体『ミズベリング江別』の会員ら」とキャプション。

 ポイントは「歴史を生かした(地域の)活性化を提唱したことにある。
 周遊の地は4ポイントが用意されている。
 1)「旧岡田倉庫」、
 2)自営の薬局の店先に「グランドピアノ」、
 3)その薬剤師が友人とはかって「手づくりアイスキャンドル550個」を江別駅前に点灯。
 4)鎮守社は境内に井戸を掘削し、その水を市民は「神水」と飲料用に入手して参拝後に帰宅の途に。

 気がつかれたか、既存の文化財らしきは一点=「「旧岡田倉庫」、
 ほかは賛同した市民の、「折り合いの知恵」。グランドピアノの提供、アイスキャンドル制作。
 極めつきは神社の宮司さんで1500万円を投じて、境内に<神水お汲み取り>用の井戸なる<名所・名水>を掘ったこと。

 薬剤師・その友人・宮司。
 それぞれが地域の市民を信じて、「折り合い」をつけた。
 「しなくても、良いこと」。そこに汗=労役、投資=血液を投じたのだ。
 そこに「魅力再発見」の意義がと営為がうまれる、

 そればかりではない。「地域内外のヒトのニーズを掘り起こし、橋渡し」を」する、と。
 持続可能利用の広がりと域内循環の深化を、見守りたい。
 (『北海道新聞』 山本哲朗江別支局長 2020年7月19日 朝刊3面)
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 道内秋サケ漁獲量減少 気候変動、一次産業への影響220720

2022年07月22日 12時04分01秒 | 記録
 道内秋サケ漁獲量減少 気候変動、一次産業への影響220720

  気候変動が北海道内の一次産業に及ぼす影響。そのことが相次いで報じられている。
22年7月16日の『北海道新聞』電子版は、「農作物70品目超に温暖化影響 全国で品質低下や収穫量減」と伝えた。
「気候変動の影響があるとの回答が多かった農作物」という、生産者アンケートの回答内容を報じた内容。

この記事は後日、道内配布の紙面でも報じられてる。
ペーパーでは本道産農作物へ影響を及ぼしているとの受け止めが<五品目>を紹介していた。
影響の度合いも、「品質低下や収穫量減」と言ったモノで、その要因は「地球温暖化などの気候変動」に発する点が、懸念されるのだ。

遅れて、水産資源への影響も報道された。
22年7月21日付け朝刊では、「海水温上昇、稚魚成育妨げ」とある。
指摘の背景には「ゆりかご」となる北海道沿岸が「成育に適した水温を上回る」ため、十分に成育できないのだ、そうだ。

紙面は研究機関や漁業関係者らが指摘していたことが、裏付けられた形。そう報じている。
この傾向は縄文前期=温暖で海水面が高くなった時期にも「冷水系サケが大きく減少」とみているところから、主張は<うなずける>要素があるとする。

昨秋のウニに続き、サケは北海道水産界にとってきわめて付加価値の高い魚種。さて、その行方に、国民はいかに関わるべきであろうか。
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ヒビ・割れ目はいらぬ<長く太い樹> 樹齢300年のヒバを天然乾燥220721

2022年07月21日 09時26分36秒 | 記録
 ヒビ・割れ目はいらぬ<長く太い樹> 樹齢300年のヒバを天然乾燥220721

 いつぞや阿寒湖畔の土産店で、木工細工に余念のない職人さんに聴かせてもらいました。
 「ヒビが入ったり、割れたりはしません」「乾燥方法を親たちから教え込まれています」。
 小生の「アイヌ民族の方々の細工モノに、ヒビや割れ目が生じませんネ-」の問いに対する答え。

 その背景をドラマで知った。
 教えてくれたのは2021年6月から放送されていたNHK朝のどらま「おかえりモネ」。
 樹齢300年のヒバを伐り倒すことになり、その保存場所を決めるプロセス。

 保存場所は鎮守の<ヤシロ 社>の拝殿ということになるのだが、その間の一連の議論が尊かった。
 「誰が、何のために使うことになるのか」「それは解らないが、10年後、50年後のために<いちばん善かった>と評価される保存状態>を」。
 ドラマの進行は、経験豊富なにして森の知識満載の夏木マリにして、迷う筋書き。

 そこを20歳前後のヒロインが、気象学の知識をもとに保存の場所を決める。
 10年~50年後を見通しての<天然保存>。

 「人と森と。フォレストスタイル」のHP https://forest-style.jp/news/001471.html では、
 2021.07.07 「おかえりモネの森 山には神様がいる。自然とともに生きる想い」をアップしている。
 江戸時代は「太陽、植物、水」で食料・衣料・生活道具の衣食住を賄う<完全リサイクル社会>。

 「脱亜入欧」を目指したのちは、自然にも地球にも負荷をかけすぎている。
 他方で、木も自在に加工し、短時間で作品を仕上げるも<保存の知恵>が、継承されていないではないか。違っているか。
 ヒビ・割れ目はいらぬ<長く太い樹> 樹齢300年のヒバを天然乾燥220721
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「花が普通に」「住人から声を」「仕事創るヒト移る」 子育てまち育て 石見銀山物語220529NHKETV。

2022年07月20日 10時33分24秒 | 放送
「花が普通に」「住人から声を」「仕事創るヒト移る」 子育てまち育て 石見銀山物語220529NHKETV。

 38歳で逝ってしまった妻に残された夫、先立たれた娘を受け入れる石見銀山の住人と地域社会。
 土地でなじめぬ思いで登校する児童に校長は「お待ちしていましたよー」。
 道中で出会った上級生の男の子は、「これからはオレたちが世話をする」
 移住に同伴したペット犬を「私が預かっているから、行ってらっしゃーい」。

 キーワードは表題に掲げた三語のようで。
 「花が普通に生きていける」・・・移住者が地域の住人に示す包容力を形容する一語。
 「住人から声をかける」・・・・・かつて銀山で栄えた世界文化遺産の指定地が新移住者に示す受け入れ体制。
 「仕事を創るヒトが移る」・・・・廃坑後、斜陽のマチに「医療器具メーカー」「雑誌社」「衣料縫製品メーカー」が起業する。

 周囲の山野には「山に竹の子」「野原に草花」「家に帰っても留守=放課後の児童のためには<放課後こどもクラブ>を学校で開設」。

 住民+学校+企業が新規住人を丸抱え。
 受け入れた児童が誕生日を迎えた。集まった子ども達が「ハッピーバースデー」を合唱する間に、「(児童は)なくなったお母さんの歳のローソクも」と、一息で<吹き消した>。

 最近、NHKG「いいいじゅう」を観ている。 思うことは。
 本州の地方都市をめざす移住は「新天地で<仕事を創るヒトが移る>」。
 本道では「仕事につくヒトが移る」。そのように思えるのだが。
 北海道の<モノ創り能力>を高めたい。
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試される北海道への期待と現実 「今日の話題 輸入依存の限界」220716

2022年07月19日 09時53分46秒 | 書評
22年7月16日、道内で配布される『北海道新聞』(夕刊 一面)に「輸入依存の限界」とするコラムがあった。
沢田信孝記者の「今日の話題」欄への投稿で、説得力がある。抄出してみよう。

「エネルギー資源や食料を輸入に大きく頼る日本」。その通りと考える。
「この経済構造のもろさは、長年にわたって指摘されてきたにもかかわらず、一向に改善されていない」と、展開する。

そして「天然ガス、石油、石炭、穀物などの価格高騰」と当面する深刻な現状を紹介。その要因を。
1)ウクライナにロシアが侵攻、
2)輸入コストを押し上げる円安、
3)新型コロナ感染症、地球温暖化など「輸入環境を激変させる世界規模のリスク」。

ここまでメモしたところで、ふと思いついた。本邦の「食料自給率、長期推移、グラフ」と検索。
農林水産省の統計をもとに北海道庁が作成したと目されるグラフをヒットした。そこのデータを読み取って、作ってみたのが添付の図版。
記事と、「食料自給率長期推移 国内&本道」の図版はまったく別個なものだ。

再度、沢田信孝記者筆「輸入依存の限界 今日の話題」欄の記載を追ってみよう。
4)各分野の自給率をあげる、
5)日本の食料基地+風力など再生エネルギーの発電立地、
6)北海道の役割がカギを握る。
最後に「道内状況をウオッチするとともに、自給率向上の動きにも注目したい。

グラフによれば、国内の自給率は1965年=昭和40年当時でカロリーベースで73%。
1980年=53%で2000年には40%になった。この間に円高がすすんだ。
円高の効果で、7)石炭から石油への転換に薄謝がかかり、
8)木材は輸入外材に転じて林業が壊滅、
9)輸入食料が増加し、特に海外乳製品・牛肉は昭和60年を画期に「国際化対応要請期」を迎えたのだ。

試される北海道への期待と現実 「今日の話題 輸入依存の限界」220716
食料基地や自然再生エネルギー供給地に、首都圏並の人口密度の高さを期待されても、無理というモノ。
往時、石炭と木材を運送するために敷設した鉄道。最近はヒトがのらないから駅、路線を廃止といわれても。
見えてくる図式は、「(北海道が)本州経済の補完地」たるの側面。「補完地」といいえば聞こえはソフトだが、「内国植民地」の意味ではないのか。いかがであろうか。
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人材・技術・ポリシーの厚みで圧倒 京都祇園祭り・山鉾巡行220717

2022年07月18日 08時57分27秒 | 放送
人材・技術・ポリシーの厚みで圧倒 京都祇園祭り・山鉾巡行220717

 2020年、21年と新型コロナウイルス感染症で催行できなかった京都・祇園祭りの山鉾巡行。
 公共放送は16日の宵宮祭、17日の前祭をライブで中継した。その大半を眺めていたけれど、「実に3年ぶり、これまで中止は先に応仁の乱、近時では第二次世界大戦のときだけ」。

 それだけに不安もいっぱい。
 「水引やタペストリーはカビていないか、虫に食われていないか」「(釘一本を使わずに)組み立てる山鉾が最後まこわれないか」「ヒトの気持ちに<祭りバナレ>がないか」。
 「中京・下京の各町に伝わる山鉾が四条通~河原町通を巡行する「山鉾巡行」は祇園祭の最大の見どころ」(「公益財団法人祇園祭山鉾連合会」のHP)は伝える。

 放送をみていて思ったこと。
 1)主催者の不安をヨソに、つつがなく祭事はすすんだ。
 2)巡行にいたる準備、解体保存してある鉾の組み立て、マニュアルなどないが記憶を元に正確に組み立てる技術。
 3)生き稚児にはじまり、お囃子、挽き手、方向転換の竹材用意など、人員配置も平然とすすめられて。

 図は朱印が「17日前祭」で、青印は「24日後祭」に巡行すると。
 鉾が四条烏丸通(しじょう・からすまどおり)に集まる。それには<京洛の豪商>が集住したる地にポイントがある。
 京の伝統工芸。織物、染色、関連業種。しかし伝統工芸にも時代の波が。斜陽になったのだ。

 その後にはマンションが建つも、住人の心がけが異なる。
 「鉾のあるマチにあるから、住む」「当然、山鉾巡行にはなんらかの役割をひきうける」。
 
 4)祭事を「ワシの代では終わらせない」の人材、
 5)難事をなにごともなく催行する「ワザ=技」と「ノウハウ」
 6)祇園祭りは疫病退散を祈る、科学の世にもやっぱり「思い上がりを」を転ずるポリシー。

 かくして「人材・技術・ポリシーの厚みで圧倒 京都祇園祭り・山鉾巡行220717」となるのだ。
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地域に生涯学習の土とヒトが育つ 【第一回 ぶぶる】220714ー2-。

2022年07月17日 09時13分35秒 | 催事
 明けて翌15日の『北海道新聞』夕刊。
 一面の「今日の話題」には「観光の土つくり」。鈴木徹記者が投稿。
 「(函館五稜郭タワー)全国でも数少ない純民間経営の観光タワー」。 
 1)タワー出資の不動産業者が撤退し、建設費及び開業後10年ほどの赤字埋め合わせ、
 2)長男に経営農業用地を売却させて生み出した資金で、経営を持続。現社長の2代にわたる経営軌跡には、
 3)「手がけた農地で作物を収穫するまで諦めない『農業根性』=土つくりに何年も費する農業経営に近い農業哲学」が、込められていると。

 最後に「五稜郭タワーは現在」と書く。
 「歴史上の人物に焦点を当てて戊辰戦争の物語を紹介する記念碑を道南全域に広げ」
 「散策マップに沿って観光客に回遊してもらうキャンペーンを実施している」
 「これもまた歴史観光の土壌を肥やす『土作り』に似ている」。

 筆者は「観光」と括るを好まない。
 観光の言で、「他人を変えて、自分はそのまま」を目指してはいないか。
 「魅力」と提示して、「意味」を深慮するすること、さておいていまいか。
 時間の管理まで他者まかせのサラリーマン生活であっても、丹羽宇一郎氏が申した「身はサラリーマンであっても、人生の経営者」である点を確かめておくことに。

 地域に生涯学習の土とヒトが育つ 【第一回 ぶぶる】220714ー2-。
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