カッカの一日

女のひとりごと

「無人駅」さがしに ラジパルが奥阿仁へ

2012-01-24 14:18:08 | Weblog

「無人駅」の撮影場所さがしで話題になっているらしい。

 

秋田内陸線。私の第二の故郷になったかもしれないところ、北秋田市阿仁地方。

ABSラジオで放送してるよ。

 

 

ウン十年前のこと。前の日、行くときは地面が見えていたのに、たった一晩で自分の背丈を越えた雪の山。

雪がすべての音を消し去って、静寂の中、墨絵のような神々しい山々。

チロチロと燃える囲炉裏で干しもちを焼いて、ゼンマイとたけのこの、にんじんなどの煮物、キジ、や イノシシ、クマ、ウサギの肉料理。

食べすぎても大丈夫なように「熊の胃」まで用意されて、冬はひたすら春を待つ耐える、自給自足で自分の食をまかなう生活。

同じ秋田県でも、こんな生活があったとは・・・

 

絶対こんな生活イヤだ。 あの頃はそう思っていたが、終の棲家としてそこに住むことを望んだ男と暮らすうちに、時が止まったような生活もいいのかな と考えるように。

 

男の背中に見え隠れするものを見てみたい と。

 

 

 

この思いは叶わなかったが、雪深いあの場所だから、厳しいからこそ魅せるあの景色は残像として・・・今も。

 

 

(ジャケットの右、木の柱・・・)