アマゾネスのように・・・

中島　梓

「アマゾネスのように」

文庫版あとがき

・・・・・・・・「私は１８年前に乳ガン患者になり、右の乳房を全切除しましたが、そのあとずっといろいろ大変だったけど、基本的には幸せでした」ということです。そうして「いままたすい臓ガンの患者になって、来年にはいないかもしれませんけれども、それでもやっぱり今も私は幸せです」ということです。・・・
２００８年８月２２日記


合掌


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彼の納骨の日に、妹から渡された１冊の本「アマゾネスのように」
乳がん、すい臓がんと戦いながら、生き抜いた様を見た思い。




彼の入院中、いろんなものを入れておく袋の裏に「心残さず　生ききる」と刺繍したことを・・・
自分がそうなったら、しておきたいことをしたけれど・・・彼はどんな思いでこれを見ていたのか？
ゴメンナサイ。。

元気なときは別として、命の限りを知らされてから　自分の葬式のことを話すなんてつらかったろうな・・・

その中に「オレが死んだら、故郷のあのナメコの菌を植え付けたあの林に眠りたい」と。

全部は叶わなかったけど・・・　　一握り　あなた　を　故郷　に～～



心　安らかに　　　　お眠りください・・・


中島　梓さん！　　　おとびーちゃん！　

彼にお花が・・・

今日はお墓参り。

お寺にまっすぐ車で行くには、急な坂を登って、すぐ下ると言う難コースを越えなければ行けない。軟弱な？私はバスで行って歩くか、車で行って途中のスーパーでお花を買って、歩いてお寺まで行って、また帰りにお買い物して車で帰ってくると言うことに。
これからもスーパーコースが多いだろうということで、今日はこのスーパーのポイント券を発行してもらうことに。

今日は？　

あっ　またお花が～
彼も喜んでるだろうなー～

ただ我が家は実家の墓所の居候ゆえ、お花は３箇所必要なのだが・・・
彼のところだけいつもお花が～

今日は位牌所へ行きお掃除を。
居候が一番目に座ってるぅー
そっと後ろへずらして・・・

「最近奥さん来てないようだから、具合悪いかもしれないから見て来い」と言われた別の友人が自宅まで。


彼はよい友がいるよ！　

ありがたいなー



　

また！ また？ また・・・

あっ　また転んじゃった。

家から外へ出てちょっと早足で歩いただけなのに。
躓いたとき、右足だと踏ん張れるのに、左足だから前のめりに。

そうだよな　整形の先生がレントゲン見て「あなたよく歩いてるね」って言ってたっけ。
ちょっと油断してたナー。

明日はまた斑点か・・・


いつもの年は、ラショウモンカズラが
地面いっぱいに咲き乱れ、あの大好きな香りを一時だけ振りまいていたのに。
今年は花をちょっと見たけど、香りなしに・・

ソバを食すのに鹿角まで、野菜を買うに道の駅鳥海へ、魚を買うに宮古まで、よく走ったなー　車の中は二人っきりの世界。走ってる間中お話してたっけ。去年の今ころはまだ・・・

彼の病気のことで、顔で笑って怒る先生から説明を受け、振り上げた拳を下げたけど、それをどうしていいのか・・・
病院側の対応として、職場の長として心あるものを頂いたから、彼は運が悪い男ということに・・・

鉛色の日はクレードが低い。
春なのに　春なのに　ため息・・・




キーッ　キーッ　とキジの声が。
お散歩おいでと誘ってるヨー

また腰を痛めてしまった・・

あれから１ヶ月なのに・・・

またカッカん家で草むしりをして、その時は大丈夫って思っていたのに、また腰を痛めてしまった。学習できてない私。。

先回の痛みがようやくとれてきたので、再度挑戦となったのに・・・
足、腰が変形して、今度は背骨？　　イヤハヤ


「元気ダガ？　おめぇ送ってけだな　うめぇーがった。生まれではじめで食った　こんだうめな～」と彼のかあさんから電話が・・・

あれっ　かあさん　耳聞こえねーでねーの　大丈夫？

これまで行くたびに彼がかあさんに食べてもらいたい食品を選んで持参していた。
どんなにか喜んでいたろうに・・・


そして　「オラ畑出来ねぐなったけど、○○が山菜とってきたガラ送ぐったヨ」と。

タラノメ、コシアブラ、ウドなどなど　ちょっと朝山へ行っただけダガラ　というけど、
私には宝物。

山菜は買うものではない　と言うのが我が家のポリシーだもの・・・


お互いの思いは伝わったんだなー～～


秋には何とかして彼のふるさとまで行きたいなー。
彼と私が植え付けた、あのナメコが生えてるだろうナー　あの林に。

あの作業の日から、体調が悪くなってきた彼。
ニコニコ笑っていた　かあさんが見ていたから、がんばったんだって・・・

男にとって母は永遠の女性なんだね～～

納得！