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凛太郎の徒然草

別に思い出だけに生きているわけじゃないですが

book baton

2005年10月06日 | 雑記
 musical batonをはじめとして少し前に流行ったバトンシリーズですが、まさか僕のブログに回ってくることはないと思っていました。しかしいつもお世話になっているjasminteaさんからご指名がありました(汗)。今までの読書生活の整理のつもりでやってみます。

 お題は…
1、持っている冊数
2、読みかけの本
3、最後に買った本
4、思い入れのある本5冊
5、次にバトンを渡す5名様 であります。

 では始めましょうか。book baton。

【持っている冊数】
 文庫本の大きさに合わせたサイズの書棚があります。これが一段にだいたい…70冊程度入っているのですね。それが9段ありますから一つ630冊となります(おおまかでね)。この書棚が4つあるから…2520冊ですな。分厚い文庫もあるからもう少し少ないとして2000冊。それから普通サイズの書棚が一つ。一段50冊の6段=300冊。まだマンガ用の書棚もあって…。これが一段30冊の5段の4つ(ミニサイズの本棚ですね)。なので600冊ですね。電卓を見て驚いています。こんな機会でもないと数えたりしないので。
 本当に3000冊くらいの本を僕は読んでいるのかなと疑って見ますと、やはり挫折したのもあります。でも割合に見渡すと読んでいます。大層な冊数ですが軽い本もあるしマンガも含めていますのでさほどでもないかもしれません。でも場所をとるのが難点。ずいぶんBook offに持っていったのですが、持っていった以上に購入してくることも多々なのです。
 数に入れないけれど、ダンボール箱に雑誌の捨てられないバックナンバーが山ほど詰まっています。歴史読本、BE-PAL、週刊ゴング、アニメージュ、UFOと宇宙、新譜ジャーナル…記事によっては捨てられないのです。重いのです。
実際は女房が嫁に来るときに持ってきた本もあるけど、多分9割は僕のであろうと。
 それよりこれらを購入した金額を考えると…|||(-_-;)||||||どよ~ん
競馬でスった金額を計算するギャンブラーの心境がなんか分かったような気がします。

【読みかけの本】
 読んでいる…といいつつ読みかけの本は結構あります。プルーストの「失われた時を求めて」が一番長いか。こんなもん読めるか、と毒づきながら、でも死ぬまでには読み通したいと思っています。埴谷雄高の「死靈」なども。

【最後に買った本】
 えーとどれかな。「グイン・サーガ」の最新刊かな。

【思い入れのある本5冊】

 「萱草に寄す・暁と夕の詩」立原道造
 日本語というものの美しさですね。繊細で優美で透明な言葉の数々。感情の表現の可能性。この詩人に出逢って、僕は「書く」ということの欲求を知りました。
全然こういうブログでは生かされていないのが口惜しい。才能がない、ということに逃げたくはないのですが。

 「たそがれに還る」光瀬龍
 SFというジャンルが僕の書棚には一番多いのではないかと思いますが、その中で僕に最も影響が大きかったのはこれでしょう。「百億の昼と千億の夜」とどちらか迷いましたが。どうして僕は生きているのだろう? この宇宙の気が狂いそうな広がりの中で? いろいろな哲学を考えてしまう一冊です。まだこの呪縛から逃れられていない。

 「恐竜ラウレンティスの幻視」梶尾真治
 梶尾真治はとにかく好きな作家なのですが、この短編集に収められた「時尼(じにい)に関する覚え書」を読んで僕は初めて涙をこぼしました。後にも先にも小説で泣いたのはこの時だけです。

 「竜馬がゆく」司馬遼太郎
 我が青春の書。こんなに読まれて膾炙している本をあげるのは恥ずかしいですが、「思い入れの強い本」だったら外すわけにはいきません。

 「学習漫画 日本の歴史」和歌森太郎監修
 この昭和43年集英社発行の全18巻の歴史漫画を、小学生の僕は繰り返し繰り返し読んでいました。なんと歴史は面白いのだろう。卑弥呼、神武天皇に始まり池田勇人、佐藤栄作まで、全ての登場人物とセリフを暗唱しています。歴史好きになった原点がここにあります。ここから全て発展しました。もうボロボロですがいまだに手元にあり、今読んでも詳しく書かれています。現在の歴史知識で読めば、ああこの後姿だけしか書いていない人物は万里小路宣房だったか、などと新しい発見もあって楽しい。

 って、全18巻とか竜馬がゆく、なんてあげていたら全然5冊じゃないやん。

【バトンを渡す5名様】

 5名様もお願いできる人いないんですけど・・・・_| ̄|○ 鬱です…

 HAPPYになりましょ!のMamiさん
 Cafe 海・色・窓の今日のジョーさん
 JUKE BOX…My Dear Friendのアラレさん

 お願いします。書かなくても回さなくても問題ありません。チェーンメールではありません。


 なお、読書に関しては昨年もう一つのブログでちょっと連載しました。もしよければ読んでもらえるとこれほど嬉しいことはないです。上記の本も、それ以外にもふれています。
 もっともちょっと腰を痛めて寝込んでいた時期に書いたものなので、愚痴が多いのがウザいのですが。

 読書の秋(?)
 池波正太郎の「ダンディズム」
 壇一雄と「火宅の人」
 歴史ミステリーの奥深さ。
 純文学と北杜夫。
 司馬遼太郎の「坂の上の雲」
 憧憬の「竜馬がゆく」
 SFのとりことなって。
 光瀬龍 ~膨大な時間の流れの中で~
 ハードSFの魅力
 「時間の旅人」広瀬正
 珠玉の短編 梶尾真治
 小説を読む楽しみ。



12 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
受け取りました (アラレ)
2005-10-06 00:47:01
リレーは得意ではないですが

このバトンは受け取りましたよ。

回せる人がいないかもしれませんが(笑)

お許しあれ!



凛太郎さんの知識と教養の深さを

本の数が物語っているような気がします。

すごい数ですね~!



ネットや仕事をはじめてから、読む本の数が

激減しました。

反対に、

自分で言葉を書く分量が増えた気もします。



ちょっと時間があくかもしれませんが

気長にお待ちくださいませ。
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電卓不要です (今日のジョー)
2005-10-06 20:47:38
へーごめん。

相当読んでますね。

「読みかけの本」なら凛太郎さんに負けないかもしれませんが、そういえばこんな風に読んだ本を振り返ったことはありませんね。

もっとも振り返ってもすぐ終わると思いますが、気の向くままに一度やってみます。

ところで、村松友視の「私、プロレスの味方です」を読み返しています。興奮して眠れんとです。
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book batomありがとうございますm(_ _)m (jasmintea)
2005-10-06 22:54:51
凛太郎さん、本当に読書好きなんですね~♪

本はいろいろな世界を私に与えてくれます。

悲しいことも楽しいことも本が教えてくれた気がします。

やっぱり本を読まなくちゃね!!

と、この凛太郎さんの文を拝見してつくづく思いました。

で、blogって素晴らしいね。

こんなことを話せる友人ができるなんて思ってもみませんでした。

これからも、よろしくお願いしまーすm(_ _)m
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>アラレさん (凛太郎)
2005-10-06 23:35:28
ありがとうございます。m(_ _;)m

ご都合のよろしいときにまたお願いします。



>知識と教養の深さ

(T-T) ウルウル 同居人に聞かせてやりたい。なんせ僕の知っていることなどみんなムダ知識と決めつけ、辞書代わり、あるいはクロスワードパズルで分からない文言があったときだけ「ちょっと来て!」と活用されるというありさま。見ろ、こんなふうに言ってくださる人もいるのだぞ! ! (嬉しい…( ┰_┰) シクシク)



ネットに入り込むようになって以来僕も確かに読書量は減りました。今は蓄積するより出していく方が明らかに多い。そのうち丸裸になるのではないかと不安です。ハダカになっちゃったらブログは休止してまた読書生活に入ります(笑)。



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>今日のジョーさん (凛太郎)
2005-10-06 23:41:39
お忙しいところをすみませんm(_ _;)m

お時間の許すときにまたお願いします。



「私、プロレスの味方です」これは画期的で僕もやはり影響を受けました。「凄み」「たたずまい」などという言葉の使い方がいいですよね。あんなふうに語れればいいんですけどねー(夢)。

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遅くなりました(汗)。 (凛太郎)
2005-10-06 23:47:19
10日近くほったらかしてしまいましたね。ごめんなさい。ようやく宿題を終えた感じでホッとしています。

なんだかこれを書いたら好きなSFのこととかを語りたくなってきました。これ以上カテゴリ増やしたら何の話しているのかわからなくなるので自粛したいと思いますが(汗)。



本は楽しいですね。僕も一種の活字中毒だと思います。最近はどちらかと言うと「書く」方に比重が傾いてはいますが。



今後ともよろしくお願いします。(^-^)
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以前の記事を拝見して (NAO)
2005-10-07 22:01:28
私も若い頃はSFばかり読んでいました!

違う常識の世界で生活している人はこんな考え方になるっていうような、凝った設定のものが好きだったので、洋物ばかり読んでいましたが、こういう楽しみ方もあるんですねー。

日本のSFを読んでみたくなりました。
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ありがとうございます。(T-T) ウルウル (凛太郎)
2005-10-07 23:01:15
リンクした記事読んでいただけたとは…。これほどうれしいことはないです。(┬┬_┬┬)

SFはもちろん翻訳ものが主流ですし、自分でもなんでこんなに日本のSFにはまったのかわかりません。海外もので作家として揃っているのは…ハインライン、シェクリィ、ブラッドベリくらいで(もうこれで傾向が分かってしまうかもしれませんね^^;)、冊数はさほどではありません。

SF読みとしては偏っているかもしれませんね。しかしもうしょうがなくて(汗)、いまだに梶尾真治が好きだ、と言い続けています(笑)。
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バトン受け取りました (Mami)
2005-10-13 17:51:00
こんにちは~

バトンありがとうございました。

他ならぬ凛太郎さんからのバトンなら拒めません。 楽しんでやらせていただきました。



ただし、回す人を指名しませんのでご了承くださいませ。



先天的なものもあるとは思いますが、文書力の豊富さ、ボキャブラリーの多さなど、凛太郎さんのライターとしての才能は、やはり本を読むことによって培われてきたのですね。すごいなぁ~



私も見習いたいですぅ・・・
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感謝です。 (凛太郎)
2005-10-13 22:33:18
ありがとうございました。m(_ _;)m 早速お伺いしたいと思います。お手数かけました。



僕はMamiさんの文章を見習いたいと思っている方の人間なのですけどね。^^; 自分のクドさと抑止力の無さはよくわかっていることなので…。読まれたいと思えばわかりやすい文章を目指すべきだといつも思っているのです。Mamiさんの文章はスッと頭に入ってくる。それが本来理想なのです。

しかしこれが治らないのは「先天的」なものなのかもしれませんね(笑)。最近は一話完結にさえなりゃしない(汗)。



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