OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

今日は避難訓練

2001-05-31 | 日々のつぶやき
メルボルンの会社って健康診断はないくせに避難訓練がなぜか年に2回もあります。私の職場はオフィスビルの28階にあるので28階から非常階段を降りなければなりません。半分くらい降りたあたりでバランス感覚がなくなってきて頭がくらくらしてきます。28階は46階よりはましだけど一度でこりごりという感じ。こんなハードなこと誰もしたくないのでかなりの人がさぼります。

非難訓練の15分前にアナウンスがあると同時に周りの人たちが姿を消しはじめました。エレベーターが止まらないうちオフィスを脱出して近くのカフェに避難します。カフェはうちの会社員の貸切り状態でした。避難訓練の代わりに健康診断をやってくれた方がありがたいんですがね。

ついにグリーン・デビュー!?

2001-05-28 | 日々のつぶやき
せっかくオーストラリアに来たんだからぜひ始めてみたいと思っていたものの一つがゴルフ。日本じゃ金がかかるし暇もないしゴルフには縁がなかったけれど、オーストラリアではもっと手軽に始められる!家の近くのゴルフ場がプロによる初心者向けクリニックを設けたのがきっかけでついに始めることになりました。

初回の無料クリニック、有料の5回レッスン(84豪ドル=約5000円)、クラブ・フィッティングを終えいよいよ3ホールだけの体験ゲーム。プロのアドバイス、ホットドリンクがついて3ホールx3回で20ドル、一回500円弱という破格です。ゴルフ場の空いてくる土曜の午後3時半から始めるので後から来る人のプレッシャーを受けることもなくのんびり楽しめます。ゴルフ場にとっては施設の有効活用になるのでしょうが、初心者にとっては気負わずにゴルフを体験できる魅力的なサービスです。また服装は自由だし用具のない人は全部無料で貸してもらえるので、これから続けるかどうかまだわからない初心者にとってはありがたいことです。私の場合、クラブ・フィッティングでちょうどぴったりだった義理の親の古いクラブを借りて参加しました。

体験ゲームはあくまで楽しむことを目的としているから究極の「初心者ルール」が適用されます。チームのうち一番良かったボールの場所からチームの全員が次のボールを打つ「ベスト・イン・フォー」。ラフに打ち込んでしまった場合は旗に近づけない限り打ちやすい場所にボールを移動してもOK。ティーもウッドもずっと使ってもよし。

こうやって楽しみながら少しずつ慣れていって、そのうち必要な手袋やシューズを買い足していって本格的に始めるというのが理想的なんでしょうね。日本の場合だとテニスでもスキーでもとにかく「恥ずかしくない格好」で始めないといけないような風潮があってちょっと敷居が高い。その点、オーストラリアでは、多くの人がまず体験してしばらくやってみて納得してから自分に見合った出費をする。もっと現実的だしより多くの人に門戸が開かれている感じ。

今後もレッスン仲間のオージーたちと週末ビギナー・ゴルフをエンジョイしていくつもりだけど、お下がりのアイアン以外持っていない私としては「恥ずかしくない」道具を全部揃えた上で、在豪日本人達とのゴルフ・デビューを果たすのは(あるとすれば)もっともっと後のことになりそうです。

本物のジェームス・ボンドさん

2001-05-25 | 日々のつぶやき
有名人と同姓同名の人ってほんと苦労してるんですね。昨日ランチタイムに雑誌を読んでいたら有名人と名前を共有するオーストラリアの一般人が紹介されていました。ジェームス・ボンド、カイリー・ミノーグ、キャシー・フリーマン(アボリジニのオリンピック金メダリスト)、エル・マクファーソン(オーストラリア出身のスーパーモデル)、ポール・ホーガン(クロコダイル・ダンディーのコメディアン俳優)等等・・・英語圏って名前のバラエティが少ないし漢字もないから同姓同名になる可能性が高いのでしょうね。

ジェームス・ボンドさんなんて彼が小学校時代に「007」が出現してからというもの、すっかり人生が変わってしまったそうです。まず名前をいうと誰もが「それ、ジョークでしょ?」という反応を示し、交通規制の警察には信じてもらえず、パスポートを申請するときには二重の証明書を要求され、海外旅行に行くときには入管で「逃亡するのかい?」と聞かれ、電話予約した海外旅行先のホテルに着いたら部屋が確保されておらず・・・と苦労は数限りない。「僕が本物であっちが作り物なのに。。。」と彼。

結婚してミノーグ姓になった主婦のカイリーさん。「次のアルバムリリースはいつですか?」と問い合わせの電話が来るそうです。小学校教師のエルさん。生徒が「うちの学校にエル・マクファーソンがいる!」とはしゃいで親に報告すると必ず父親が確かめに来るとか。勝手に期待して勝手に比べて失望する周囲の人たちに少々食傷気味のよう。

そんな中でポール・ホーガンさんはめずらしくよい経験をした一人。海外リゾート地のホテルに泊まったら、そのホテルのスイートに以前、有名人のポール・ホーガンが泊まったことがあったそうで、名前を告げるなりいきなり格上げVIP待遇。本人が否定すればするほど相手の確信はますます深まるという状況にはまったとか。

今朝の新聞にも英国のパール・ハーバーさんという主婦の記事がでていました。以前から友達のジョークのネタだったけれど同名映画の公開でますますからかわれることに。。。「パール・ハーバー」上映に渋い顔している人たちは日系アメリカ人だけではないようです。

裁判官の少女売春事件はオーストラリアでもニュース

2001-05-25 | オーストラリアからみる日本
昨日、通勤途中にメルボルンのタウン誌を読んでいたら日本の裁判官による少女売春の記事が出ていました。オーストラリアに住みはじめて驚いたことは、日本のニュースが予想以上に報道されているということ。日本で目にするオーストラリア関係の記事よりはるかに多い。政権交替したとかそういうニュースならともかく、日本の新聞の3面記事に載るような国内ニュースがこちらの3面記事にも載ってしまうしテレビのニュースにもなる。。。もちろんあほな政治家のひんしゅく発言も。。。経済的な影響力が強いということはそれだけ注目度も高くなり、「恥さらし」になる範囲も拡がるというわけですね。

「日本の裁判って陪審員じゃなくて裁判官が判決するんだよね」とオージーである私の相棒が聞きます。「そうだよ」と私。「で、大切な判決を下すその裁判官が道徳的に曲がったやつだったらどうするの?」と相棒。「うーん、だから日本の裁判官はそれだけ責任重いから賄賂なんかにつられて間違った判決出さないように高い給料が保証されてるわけで。。。で、皮肉なことに遊ぶお金ができちゃうわけだ。」とまったく答えになっていないことを言ってお茶を濁す私。

以前にも「一人の人間が出す判決をどこまで信頼できるのか」ということを聞かれたときは、「ちゃんと訓練されたプロなんだから12人の素人に任すより大丈夫なんじゃないの。」とか「日本の裁判官は昔から潔癖なことじゃ定評があるんだよ、ヤミ米拒んで餓死した裁判官もいるんだから」とか言っていたような気がします。もうこんな言い訳も通じない。この事件で「日本にも陪審員を」論はますます拡まるんだろうな。私だって自分の一大事を決める裁判になったら、そんな裁判官一人に判決任せたくないもんね。

ドラッグ vs オペラ

2001-05-22 | メルボルンのあれこれ
私が通勤に使っているフランクストン駅一帯ではいつもオペラの音楽がかかっています。実はこの界隈、ドラッグのヤミ販売なんか行われているようであんまり治安のいい場所じゃないんです。私が乗下車するピークタイムは全く問題なく、個人的に危険な目にあったことはないのですが、夜はいうまでもなく人の少ない昼間の時間帯などがかえって危険なようです。

フランクストン・ショッピングセンターもジャンキーの若者が溜まっていたりして客の足が遠のき、テナントも埋まらなかった時期がありました。たしか1年前には女子トイレでドラッグ中毒死していた女の子が発見された事件や、ショッピング客に物乞いするジャンキーに対する苦情などがローカル新聞を賑わせていたのです。

当時のビクトリア州知事のケネットは公共福祉関係の支出を大幅カット、フランストン地域をパトロールする警察官の数も大幅削減されており、治安の維持が心配されていました。

そこで、最近導入されたのがオペラ。どうもジャンキーはオペラ・ミュージックがお嫌いらしいのです。北米のどこかで実証されたとかでフランクストン市もこれを導入、駅周辺の治安維持にまずまずの効果を上げているようです。

ところで、新しい知事の誕生で、フランクストンにもパトロール警察官が戻って来たようです。その証拠に先週の日曜日に私、パトロール警官に目をつけられてしまいました。あまりにも汚い格好でうちの垣根沿いに植え込んだラベンダーを半かがみになってチェックしていたところ、不審人物と間違われてしまったのです! もちろんすぐに誤解は解けましたが。。。それにしても、あの警察官、ほんとミスター・ビーンズにそっくりだった~。

サギの再来

2001-05-22 | 日々のつぶやき
昨日(5月21日)、サギがうちの庭に戻ってきたそうです。うちの金魚を狙って池にむかって飛んできたのが5月3日(下の日記を参照)だから18日ぶりに舞い戻ってきたことになります(実際は知らないうちに来ていたかもしれないけど・・・)。たいした記憶力です。

午後、うちの鶏の一羽があまりにもうるさいものだから、私の相棒が庭に様子を見に出てみたところ、ちょうど池の近くからサギが飛び去って行くのを目撃したとか。金魚はくわえていなかったらしい。相棒によると4匹の親金魚はみな無事だったとか。子ども金魚は30匹以上いるので全員無事かは週末の日中にゆっくり数えてみないとちょっとわかりません。

いずれにせよ、池に糸を張り巡らせておいたおかげで、サギが金魚にアクセスするには時間がかかるはず。もたもたしているうちにうちの鶏が警告音を発し、人間が出てくれば被害は防げるはず。ただし、相棒によると、その鶏はちょうど卵を生んだ直後だったらしく、必ずしも警告音ではなくてただのオタケビを発していただけかもしれないのでちょっとあてにならないようです。

あんまり美観を崩したくはないのだけれど、もうちょっと糸を複雑に張っておいた方が良さそうかな? 私の釣り糸ぜんぶなくなっちゃうよ。

今日はスター・ディ

2001-05-11 | メルボルンのあれこれ
スター・デイとはスターライト子供基金が運営している募金の日の名前です。難病に苦しむ子供たちのための募金に星型のキーホルダーとかバッジを街頭などで売っています。日本でいったら赤いハネとか緑のハネ募金に相当するものでしょうか。でもオーストラリアの募金の日はやたら多くて全部はとても覚えられません。

水仙グッズで募金する水仙の日(なんのためか忘れた)とか、乳児の突然死を防止するためのレッド・ノーズ・ディとかエトセトラ、エトセトラ。昨日は確か白血病治療研究のためとかで、オフィス・ビルの一階で紅茶を配ってたり、我社の一社員が募金集めのために頭を剃ってたり。

こういう全国的な募金の他に、○○小学校の募金などのコミュニティーの募金がたくさんあって、よく我社の社員も箱詰で買ったチョコレートを単価で売ってたり、1名に車が当たる1枚2ドルのくじを売ったりしています。よく社内のE-mail掲示板で「○階の○○さんのデスクでチョコ売ってます。」といったようメッセージがでています。

これがまた皆さんよく参加されるんですね。日本の24時間TVみたいに大規模にお金を集めてしまうような募金は存在しないけれど、オーストラリア人はよりローカルで身近なものにこまめにお金を出しているようです。

サギが庭に来た日

2001-05-03 | 日々のつぶやき
 とうとう来るべきものが来てしまったという感じ。裏庭に池をつくってから約一年半。譲り受けた5匹の金魚の赤ちゃんが順調に育ち、二世がたくさん生まれて金魚の数も30匹くらいになったところでとうとうサギがうちの小さな池を発見してしまったのです。親金魚は現在体長20センチくらい。サギにとっては食べ頃?近所の猫に一匹やられて塀の穴をふさいで以来、安泰な生活を送っていたうちの金魚ですがここにきて大ピンチです。

 事態は私が仕事で留守にしている間に起こりました。いつもの朝のごとく私の相棒が池の近くのパティオでハトに餌をやっていたところ、一羽の大きな灰色のサギ(White faced Heron)がいきなり上から池に向かって飛び降りて来たというのです。しかし水面1メートルのところで人間の存在に気づき引き返してうちの屋根の上にしばらくとまって様子見していたとか。

 ハトもうちのニワトリも一目散にどこかに逃げたそうです。

 こんな普通の住宅地の中の小さな池をいったいどうやって見つけだしたことやら。金魚がいるとわかればこれからしつこく来ることでしょう。サギが庭に来るのは嬉しいけどせっかく育った金魚の激減はいやだし複雑な心境です。

 私の相棒はさっそく池の上に糸を張って対処しましたが果たして効果があるものか。今週末は池から目が離せなさそう。

メーデー・デモでオフィスが閉鎖

2001-05-01 | メルボルンのあれこれ
 今日はメーデー。メルボルンでは大企業のオフィスを標的にしたアンチ・グローバライゼーションを叫ぶ大規模なデモが行われました。

 私の勤めている会社はいつもデモ隊のターゲットになる証券取引所ビルの中にあります。大手銀行や木材貿易をしている日系商社なども入っているこのビルはある時は生卵、ある時は馬糞、ある時は動物の死骸などでしょっちゅう各種デモ隊の攻撃を受けてきました(オーストラリアはデモですむからいいけどテロの標的になったら怖いな~とつくづく思います)。

 デモ隊がビル内に乱入して混乱が予想されるということでオフィスビルのセキュリティ会社は前日深夜からビルを閉鎖するという措置をとりました。今の会社に3年勤めていますがデモのためにビルが閉鎖になったのは今回が初めて。当然、我社の社員もビルに入れないわけで前夜から待機のメンテナンス・スタッフと電話受付スタッフ以外は全員自宅勤務扱いとなりました。

 取締役からのE-mailでは、クライアントのところで働く、オフィス外のアポイントをとる、出張を入れる、ラップトップからシステムに接続などして対処せよということでしたが、私はラップトップもあてがわれていない、しがないサポートスタッフの身の上なので事実上の「お休み」となってしまったわけでした。デモ隊様々です。

 オーストラリアは労働者の国だということを改めて認識した一日でした。