OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

裁判官の少女売春事件はオーストラリアでもニュース

2001-05-25 | オーストラリアからみる日本
昨日、通勤途中にメルボルンのタウン誌を読んでいたら日本の裁判官による少女売春の記事が出ていました。オーストラリアに住みはじめて驚いたことは、日本のニュースが予想以上に報道されているということ。日本で目にするオーストラリア関係の記事よりはるかに多い。政権交替したとかそういうニュースならともかく、日本の新聞の3面記事に載るような国内ニュースがこちらの3面記事にも載ってしまうしテレビのニュースにもなる。。。もちろんあほな政治家のひんしゅく発言も。。。経済的な影響力が強いということはそれだけ注目度も高くなり、「恥さらし」になる範囲も拡がるというわけですね。

「日本の裁判って陪審員じゃなくて裁判官が判決するんだよね」とオージーである私の相棒が聞きます。「そうだよ」と私。「で、大切な判決を下すその裁判官が道徳的に曲がったやつだったらどうするの?」と相棒。「うーん、だから日本の裁判官はそれだけ責任重いから賄賂なんかにつられて間違った判決出さないように高い給料が保証されてるわけで。。。で、皮肉なことに遊ぶお金ができちゃうわけだ。」とまったく答えになっていないことを言ってお茶を濁す私。

以前にも「一人の人間が出す判決をどこまで信頼できるのか」ということを聞かれたときは、「ちゃんと訓練されたプロなんだから12人の素人に任すより大丈夫なんじゃないの。」とか「日本の裁判官は昔から潔癖なことじゃ定評があるんだよ、ヤミ米拒んで餓死した裁判官もいるんだから」とか言っていたような気がします。もうこんな言い訳も通じない。この事件で「日本にも陪審員を」論はますます拡まるんだろうな。私だって自分の一大事を決める裁判になったら、そんな裁判官一人に判決任せたくないもんね。

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