OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

初めてのお葬式@メルボルン

2006-01-18 | 日々のつぶやき
今日はお世話になった方のお葬式に参列して来た。

メルボルン在住8年にして初めての体験である。

昨日オージーの上司に「明日お葬式があるので休ませて下さい」と休暇届を持って行くと「いいよ、いいよ、有給休暇は自分の休暇のために使いなさい。Just go!」と言ってもらったので、一日休むのは気が引けてしまい、葬式のあと午後から出社することに・・・。
休みそびれてしまったよ。

こちらのお葬式はカラフルということは聞いていたが、念のため黒い服を着ていく。

故人は東欧ユダヤ系の方だったのだが、宗教色はほとんどなく簡素だが暖かいお葬式だった。

写真もなかったし家族の希望で花もなかった。
しかし会場には入り切らないほどの参列者が集まった。

司会者による故人の紹介とスピーチが二つ、そしてレクイエム。
故人は、10年前に引退するまでにイタリア人街カールトンで英語の出来ない移民相手に自らイタリア語を勉強して接するほど思いやりのあるお医者さんであったことを初めて知った。

そのあと、すごいな~と思ったのは、ここんちの家族は参列者達を葬式の後で家に招待したのである。

参列者は少なくとも200人はいたが、そのうち家まで行ったのはその3分の1くらいだったろうか。

家についたら待機していた4、5人のウエイトレス・ウエイターさん達が手際よく飲み物やフィンガーフードを勧めて回り、立食パーティーのようになった。

他の参列者達も「ふつうここまで出来ないよね~」と感心していたからこれはオーストラリアでもかなり珍しいことらしい。

やはりここんちはノーブリス・オブリージュの精神をもっているのだな~と改めて思う。

奥様の実家はポーランドの元貴族である。

これからもお世話になります・・・

さて、参列者の服装だが・・・黒っぽい人あり、普段着っぽい人ありと普通の集会みたいだった。

気負いせずにありのままのオージースタイルはやっぱりラクでいい。

遠く離れた家族へ

2006-01-15 | 日々のつぶやき
またまた久しぶりの更新である。
このブログをこんなにも更新しなくなってしまった理由はいろいろあるのだが、読むのを楽しみにしてくれる人がいなくなってしまったというのが大きい。

以前は日本にいる両親が読んでいてくれていたのだが、父が亡くなってから事情が変わってしまった。
父の死後しばらくして父のコンピュータが起動しなくなってしまった。
残された母はどうして良いかもわからずそのまま放置状態である(笑)

父は私と同じくマックユーザーだったから、母が田舎で助っ人を探すのは至難の業なのである。

母は「そのうちラップトップでも買ってまたインターネットにつなげるようにするからね。でもマックは周りに教えてくれる人がいないからウインドウズがいいなあ。」などと言っていた。

父の一周忌に日本に里帰りした時に、「新しいコンピュータ買わないの?」と聞いてみると

「来年60才になったらシニア向けのコンピュータ教室に通えるようになるからそれまで待とうと思って・・・」

という返事であった。

その翌年、父の三回忌&母の還暦祝いに日本に里帰りした時にまた聞いてみた。

「シニア向けのコンピュータ教室はどうなったの?」

「うん、携帯のメールで足りてるから別にいいやと思って。ごめんねぇ、ホームページ見てあげられなくて。」

という返事であった。

母をやる気にさせるには、開けてすぐ使えるコンピュータを贈るしかなさそうである。

どうせ冬は雪に閉ざされて家から出られないんだからコンピュータを学ぶ暇はいっぱいある筈である。


今年はもうちょっとブログを更新出来るようにしたいものだ。

マンゴーの季節

2006-01-05 | オーストラリアからみる日本
こちらは夏真っ盛り。
マンゴー食べ放題の季節である。
最近は夕食後のデザートは毎晩マンゴーである。
メルボルンは亜熱帯気候ではないのでマンゴー産地ではないが、それでもクイーンズランド産のマンゴーが1個1ドル~2ドルくらい(100円前後)で買える。産地のクイーンズランドではもっと安いのは言うまでもない。

さて、本日のThe Australianの朝刊でびっくりする記事を見つけた。
しかも一面記事だ。

Japanese snap up mangoes at $22.50 each

日本人がマンゴー1個を$22.50で買っている???
現地在住者にとっては相当センセーショナルな見出しである。
思わず自分の目を疑ってしまい、確かであることが解るとあきれて笑ってしまいたくなる見出しだ。

1個じゃなくて1キロの間違いでは? いや、1キロにしたって高すぎる・・・

記事によると、ケアンズ空港の出発ロビーで売っているお土産用マンゴーが日本人旅行者に飛ぶように売れているそうだ。
輸出用に消毒して検疫クリアしたマンゴー3個入りまたは6個入りの箱。
昨日の午前中だけで40箱さばけたとか。
3個入りは$67.50(約5500円)で売っているらしい。

「あんまり良く売れるんで他の会社の(安い値段で売る予定だった)予約注文を断らなきゃいけなかったよ。」
と供給会社。

笑いがとまらないことだろうな。

季節柄、日本の高級デパートで1個5000円以上で売ってるマンゴーもあるらしいから日本の旅行者にとってお得感があるのはわかるのだが、ケアンズの市場では1キロ1ドルで買えるんだってさ。

もちろん市場で買ったものは検疫用の処理をしていないので日本に持ち込めないだろうけど、この半端じゃない価格差にはちょっとあきれる。

販売者側は
「だって日本人はそれでも喜んで買ってるんだもん」
「検疫処理にコストかけてるんだから」
と弁解している。
(余談であるがこの販売会社は日系である)


双方にとってWIN-WINだからいいことなのか???

傍観者にとっては喜劇としかいいようがない・・・